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日ごろ、当ブログ「交野が原道草」をご愛顧いただきありがとうございます。

さっそくですが、新ブログを紹介したいと思います。

天の川銀河まで1km
https://amanogalaxy.livedoor.blog/

管理人は、当ブログの管理人と同じです。

新ブログ「天の川銀河まで1km」では、次のテーマを主な柱にしたいと考えています。

◎地理・地図・地名の興味(地元・京阪沿線はもとより、全国各地の広い視野で)
◎道路ネタ(国道・都道府県道・「酷道」・道の駅、ほか)
◎ご当地グルメ・駅弁・郷土料理
◎風景写真


宜しければ、新ブログのほうにも遊びに来ていただければ幸甚です。今後とも、よろしくお願いいたします。

2023年6月吉日


225系の追加投入に伴い、東海道・山陽本線(琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線)から221系が撤退した模様です。

同線(本線)に221系が登場したのは1989年。221系は新生・JR西日本の近郊型電車スタイルを確立したパイオニアです。軽快かつスピード感のある白い車体デザイン、3ドア転換クロスシートの快適な車内空間というスペックで製造され、旧来の113系などとは一線を画するインパクトが強烈だったと思います。

本線では当初、快速(普通)用113系を置き換える計画だったようですが、221系はたちまち好評を博し、翌年1990年までに新快速117系を置き換えることになり、以降およそ10年間花形の新快速を中心に活躍。新快速の221系への置き換えに合わせ、最高速度120km/hに引き上げるともに、高槻・芦屋に停車するようになりました。

新快速から撤退後も、本線では25年にわたり引き続き快速(普通)で活躍するが、223系そして225系の大量増備により、少しずつ他線区(大和路線・奈良線・おおさか東線・嵯峨野線・湖西線・草津線)に転属し、2024年3月ついに本線から引退となったようです。

なお、草津-山科ー京都間では草津線・湖西線直通列車のみ221系が残ります。

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更新工事前の姿 草津にて

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高架工事完成後の姫路にて

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山崎にて

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更新後の姿 普通・米原行き 山崎のサントリーカーブにて

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同じく山崎にて 下り普通



2024年4月1日京阪バスダイヤ改正関連その2。交野・門真営業所管内を中心にまとめました。

廃止路線と新設路線は次の通りです。

【廃止路線】
(交野営業所)
【1A】京阪香里園~枚方市駅南口~関西医大附属病院

(門真営業所)
【2A】京阪大和田駅→門真車庫前→門真団地→御領→門真車庫前(年1回のみ運行)


【新設路線】
(交野営業所)
(直通)寝屋川市駅→同志社香里(平日・土曜8時帯に4本)


関西医大附属病院(枚方市)へのバス乗り入れは、2006年の開始から18年を経て全廃となります。開始当初、香里園のほか樟葉駅・松井山手駅・穂谷の各方面からも乗り入れていました。

交野営業所管内では次の路線系統で減便が実施されます。

【主な減便・経路変更路線(交野営業所)】
【21】寝屋川市駅~寝屋川団地
【41B】寝屋川市駅~秦公民館前~梅が丘
 →寝屋川市駅~秦公民館前~寝屋川公園駅に短縮(一部便)
【25】京阪香里園→三井団地
 → (京阪香里園→三井秦団地)に延長(一部便)

【主な減便・経路変更路線(門真営業所)】
【19A】寝屋川市駅→イオンモール四條畷→四条畷駅
 → イオンモール四條畷→四条畷駅に短縮(平日1便のみ、朝9時帯)
【23】京阪大和田駅~清滝団地(平日2便減便)

このほか、【10】釈尊寺団地線(枚方営業所管轄)でも、日中時間帯30分→30~40分間隔に減便されます。

交野営業所・枚方営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_katano_hirakata.pdf

門真・寝屋川・高槻営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_neyagawa_takatsuki_kadoma.pdf




運送業界2024年問題が間近に迫る中、京阪バス2024年4月1日ダイヤ改正内容が公表されました。全営業所が対象です。高槻営業所管内を除く多くの路線系統で減便が目立ちます。

枚方・男山・京田辺営業所管内では、まず次の路線が廃止されます。

【廃止路線】
(枚方営業所)
【深夜20】枚方市駅北口~長尾駅
【23】藤阪ハイツ~長尾駅(循環系統を含め全便)

(男山営業所)
【19A】樟葉駅→松里→水柏南山→樟葉駅(年1回のみ運行)
【41】樟葉駅~石清水八幡宮駅(中の池公園、男山車庫経由)

(京田辺営業所)
【61】近鉄新田辺~美禅~草内
【61A】近鉄新田辺~美禅
【89A】松井山手駅~長尾駅~天王~近鉄新田辺


次の路線系統が運行区間短縮されます。

【運行区間短縮】
(京田辺営業所)
【75】【89】【89B】【89C】(松井山手駅~長尾駅~穂谷・近鉄新田辺)

長尾駅~松井山手間のバスは廃止されます(同区間のバスは1992年、出屋敷線の枚方市駅北口~松井山手駅系統を新設。2018年に同系統を廃止し松井山手駅~穂谷~新田辺系統に代替)。

このほか、男山営業所樟葉男山循環【5】号経路のフリー乗車取扱が廃止されます。

【フリー乗車廃止】
(男山営業所)
【5】号経路(循環) 金振東→106棟前間でのフリー乗車廃止


* * * *

枚方営業所管内の主力路線である出屋敷線(枚方市駅北口発着)では、昼間運行時間帯は

【18】(枚方市駅~藤阪ハイツ)
【39】(枚方市駅~田ノ口団地~樟葉駅)

がそれぞれ15分→17~25分間隔に減便されます。一方、枚方市駅~長尾駅方面系統(【20】【25】【27】【29】)は10~18分間隔での運行となり、むしろ増強の印象さえあります。

枚方市駅南口発着の枚方尊延寺線では、昼間時間帯の

枚方市駅~長尾駅(【63】【64】)
枚方市駅~大阪国際大学(【65】)

が各毎時1本に減便されます。同時間帯の枚方市駅発着(津田・長尾・穂谷方面行き、【61】星ヶ丘医療センター線を除く)総本数は毎時6本から4本に減便されることになり、均等15分間隔となりそうです。枚方市駅~長尾駅間の行き来は、今後北口発着の出屋敷線利用がますますデフォルトとなるでしょう。

全体的に減便縮小の色合いが濃厚ですが、枚方営業所新車庫が工事中で、2024年中に移転の予定です。枚方市駅再開発に伴うバス広場再整備完了と合わせ、どのように路線体系が変わるのか楽しみでもあります。

以下、公式ホームページ掲載の改正内容ファイルリンクです。

枚方営業所(釈尊寺団地線含む)
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_katano_hirakata.pdf

男山・京田辺営業所
https://www.keihanbus.jp//pdf/unyb/dia/20240401/local_20240401_otokoyama_kyotanabe.pdf

 


京都京阪バスのダイヤ改正内容が発表されました。 改正実施日は2024年4月1日。
https://kyotokeihanbus.jp/assets/uploads/2024/03/2024kyotonanbusen.pdf

例によって運送業2024年問題に対応した減便が主体的ですが、一部の路線系統・時間帯では増便が行われるようです。増便が行われるのは大久保中書島線で、他は基本的に減便色が目立ちます。特に数年前新設された松井山手イオン久御山線は昼間時間帯90分間隔に減便されます。詳細は上記リンク先の公式リリースをご覧ください。

今改正の大きな注目点は、運行会社の移管でしょう。次の路線系統が対象です。

(京都南部線)
【26】【24A】号経路 
京阪バス(洛南営業所) → 京都京阪バス

(御蔵山線、東御蔵山線)
【101・101・107・108・118・128】号経路 京都京阪バス → 京阪バス

(京都競馬場シャトル)
JR山崎~阪急大山崎駅~京都競馬場(京阪バス) → 廃止


これに伴い、淀エリアから京阪バス、六地蔵エリアから京都京阪バスがそれぞれ撤退し、竹田・京都駅八条口に新たに京都京阪バスが乗り入れることになります。淀・山崎・長岡京エリアでは京阪バス「1Dayチケット」は使えなくなるので注意。

京阪六地蔵を起点とする御蔵山線・東御蔵山線は、(京阪バス)山科営業所に移管するものと考えられます。もともと京阪宇治交通宇治営業所(廃止)管内の路線であり、その歴史的経緯から現在京都京阪バスが受け継いでいます。しかし、同社路線としては離れ孤島の場所にあって八幡営業所からの回送距離が長く、最寄の京阪バス山科営業所に移管するほうが合理的と言えるでしょう。最近、大阪地区から山科営業所に中型車(エルガミオ)が続々転入しているのも、その準備と考えられます。

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神姫バス【12】系統・岩岡西神線。

JR山陽本線・大久保駅(明石市)から神戸市西区の岩岡地区や西神工業団地などを経て、西区の中心部・地下鉄西神中央駅前を結ぶ路線。神戸市バスから系統番号を含めそのまま引き継いだものです。運行経路は同一系統番号ながら複数存在して少々複雑です。

1)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~岩岡小学校前~上新地~岩岡中学校前~上岩岡~田井西口~(西神墓園)~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前【兵庫県道148号経由】

2)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~岩岡小学校前~上新地~岩岡中学校前~上岩岡~田井中央公園前~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前
兵庫県道148号経由】

3)大久保駅~山手小学校前~高丘西口~天郷~秋田~福吉~上村~田井西口~高和橋~西神工業団地口~西神工業会館~西神中央駅前【兵庫県道384号経由】

4)田井北口~神出中学校前~五百蔵


大久保駅~西神中央駅前間の所要時間はおよそ50分程度。明石市大久保地区の高台住宅地・団地から西区の工業団地(福吉地区)、ため池の多い農村田園地帯(神出・岩岡・田井地区など)を経て、西神工業団地・ニュータウンに至り、景色の変化に富んで十分乗りごたえがありそうです。

運行ダイヤは、大久保駅~上岩岡間では西神中央駅前まで通しの「大運転」便を含め、毎時4本が基本的(経由地・経路の違いは無視)。内毎時1本が西神中央駅前直通便です。JR大久保駅を基点に明石市大久保地区および西区福吉・岩岡地区への旅客流動に沿ったダイヤが組まれていると言えます。「大運転」便が運行されない日中時間帯もあるので注意。このほか、大久保駅~ナブテスコ西神工場直行便(系統番号なし)も設定されています。

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近鉄生駒駅前に停車中の奈良交通ブルーリボンシティ・田原台行き。

上の連絡デッキの柵に「生駒ゑびす祭り」(往馬大社・生駒神社)の垂れ幕が掲げられていますね。正月の祝賀気分の余韻が残る、ちょうど鏡開きの頃だったと思います。

当日、ここから田原台行きのバスに乗車し、京阪バス【18】号経路(田原線)に乗り継いで、私市まで移動しました。 京阪交野線(旧・信貴生駒電鉄)はもともと枚方と生駒を磐船街道に沿って結び、さらに現在の近鉄生駒線とつなげる計画だったが、私市から先の山峡地形に阻まれて実現しませんでした。京阪バス田原線も2023年9月に廃止されてしまいました。したがって、磐船街道をバスで移動することももはや不可能に。



東武鉄道日光線・新古河(しんこが)駅。 

新古河駅は埼玉県加須市(かぞし)にあります。「古河」という地名は、渡良瀬川を挟んだ対岸の茨城県にあり、市の名前になっています。隣県の市名を名乗る駅名が地味に気になりました。古河市にはJR東北本線(宇都宮線)・東北新幹線が通っており、東北本線・古河駅は同市内唯一の鉄道駅。また、古河駅は東北本線の駅で唯一茨城県にあります。

新古河駅とJR古河駅の直線距離はおよそ2km。かつて、両駅間を結ぶ東武鉄道バスがあったが、今はなくなったようです。また、古河市役所はなぜか市街地から離れた場所にあり、JR古河駅から南東約5km。

新古河駅は、実は埼玉・茨城・栃木3県境に最も近い駅。ちなみに日光方の隣駅・柳生駅は、埼玉・栃木・群馬3県境の最寄り駅であります。埼玉県加須市は茨城・栃木・群馬3県に隣接しています。なお、東武鉄道は茨城県は通っていないが、柳生駅の隣(日光方)の板倉東洋大前駅は群馬県板倉町、その次からは栃木県です。

東武日光線にはJR新宿方面から東北本線経由で特急【日光】【(スペーシア)きぬがわ】が乗り入れており、栗橋駅(埼玉県久喜市)構内に東北本線と東武日光線との渡り線が設けられています。日光・鬼怒川温泉への観光アクセスは、長年東武と国鉄・JRは競合関係だったが、2006年に直通運転を開始し、協調路線に変わってきているようです。


阪急バス妙見口能勢線廃止に伴い、能勢電・妙見口駅から阪急バスが消えることになりました。以下の写真の光景は、もう見られなくなります。

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国鉄201系通勤型電車の全廃へ、いよいよカウントダウンの時を迎えました。

JR東日本から201系が引退して13年経過し、JR西日本でも廃車が相当進み、残りが大和路線(関西本線)で最後の活躍をしています。ここでは、JR西日本所属の201系のみについて書くことにします。

JR西日本管内では、国鉄時代末期の1983~84年にかけて東海道・山陽線(JR京都線・神戸線、草津-京都-西明石-加古川間)普通用に投入。車体塗装色はスカイブルー(青22号)、7両編成(4M3T)×32編成で合計224両が納車されました。所属は国鉄最後の1986年末までに明石電車区に集約。これら224両は全てJR西日本に継承され、1987年から2006年ごろまでまでにかけて、引き続き東海道・山陽線普通で活躍。JR東西線開通(1997年)以降、JR京都・神戸線普通の列車運行体系が大きく変わり、JR京都線~福知山線(JR宝塚線)直通が誕生したため、一時期福知山線新三田・篠山口まで足を伸ばすようになりました。また、朝ラッシュ時のみ湖西線堅田まで乗り入れる運用も存在しました。

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JR京都線・神戸線時代

321系通勤型電車登場(2005~08年)により、JR西日本の201系に転機を迎えました。まず大阪環状線(森ノ宮区)に転属することとなり、関西で初めてオレンジ色の201系が登場。環状線は8両編成で、転属の過渡期に4両編成×2本という変則編成も出現するが、最終的に8両貫通編成(4M4T)に落ち着きました。

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大阪環状線に転属直後の頃

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大阪環状線転属から10年後

ほどなくして、関西本線(大和路線)(奈良区)にも転属することになり、国鉄時代を含めこれまで幻の存在でしかなかったウグイス色(黄緑6号)の201系が初めてデビューしました。大和路線用は6両編成(4M2T)。大和路線に加え、2008年第一期開業のおおさか東線(久宝寺-放出)にも投入。そして朝ラッシュ時間帯に限り桜井線・和歌山線(奈良-高田-王寺)の運用も設定。

201系は環状線・大和路線転属までに、全車N40改造を施工済みです。

その後数年間、行先表示器LED化以外に大きな動きもなく経過するが、大阪環状線に新型車両323系の投入が決まり、2016年以降順次103・201系を置き換え、2019年までに環状線から消滅。

一方、奈良区のほうでは、おおさか東線新大阪延伸開業(2019年)に伴い、201系の運用本数が増加し、環状線から一部転属。最終的に201系は奈良に結集するが、東海道・山陽本線への225系大量追加計画が明らかになって、余命宣告を受けることに。2022年春、おおさか東線では221系に置き換えられる形で撤退。新大阪直通の201系はわずか3年で終了しました。残る201系も東海道・山陽本線への225系投入→221系転属という形で、2024年までに引退が決まっています。

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おおさか東線・新大阪で283系オーシャンアローと並ぶ

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関西本線 王寺-三郷にて



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