今から17年前、2001年4月初旬、バイク(100ccスクーター)で兵庫県南西部、姫路・相生方面へひたすら往復する旅に出ました。

走行経路は、往路はR2~R250、復路はR250~R2~R43だったと記憶しているが、正直疲れました。さらにこの日は花冷えで、長時間バイクに乗ってて体が寒く風邪引きそうでした。道中で海が見えたのも須磨海岸~明石ぐらい、典型的な郊外国道そのものであまり楽しくなかったです。引き返そうかなとも思ったりしたが、ここまで来て今更引き返すわけにもいかず、とにかくひたすら西へ進むのみ。

それでも、姫路城の門前、および春の播磨灘海岸と室津漁港の歴史的景観は一番印象に残りました。寒い思いをしてわざわざここまでやって来た甲斐はあったと思いました。

播磨灘1
寒い日だったが春の穏やかな日差しが輝く播磨灘

室津漁港
室津漁港

室津御茶屋跡
室津の町並み

この旅行中にデジカメで撮影した写真は残念ながら上の3枚ぐらいしかありません。
当時、デジカメのメモリカードの容量が320MBぐらいで小さく、しかも高価ゆえ、なかなか簡単に買えるものではなく、現在のようにガシガシ撮りまくるというわけにはいきませんでした(今では8GBのカードが安くなり、デジカメの機能も大幅に進歩、携帯電話・スマホにも標準仕様として組み込まれ、誰もが気軽に写真生活を過ごせるようになったのはとてもありがたい)。

ちょうどUSJが大阪・此花区に開園したばかり、帰りのR43からUSJの案内標識を見て開園ブームを実感しました。


先月17日のダイヤ改正で醍醐竹田線【2】と醍醐中書島線【6】【6A】が洛南営業所管轄となりました。
これに伴う車両の転入は 、

山科→洛南 N-3900・3902・3903・3260
交野→洛南 N-3987・3988・3202
大津→洛南 N-6247

と報告されています。このほか、洛南営業所に新車2台(LV290)納車されたとの報告もあるが、社番は不明です。



 京阪バス4.1ダイヤ改正に伴い、運用担当が大きく変わっています。

◎枚方尊延寺線の京田辺営業所担当は、【75】【79】【81】【89】【89A】のみ。すなわち、津田駅・枚方市駅乗り入れは廃止。

◎招提線【84】【87】号経路は男山営業所に移管。男山営業所として初めてなみき・牧野・北片鉾への運用。

◎【直通】長尾駅~大阪工大・摂南大枚方キャンパスは枚方営業所に移管(男山または京田辺との共同管轄の可能性もある)。

◎津田サイエンス線は全系統交野営業所に移管、したがって河内磐船駅・津田駅東口への京田辺営業所運用は廃止(直Q京都号を除く)。

◎【タウンくる】寝屋川音羽町線<京阪香里園西口~寝屋川市駅>は交野営業所に移管。

これに合わせ、F-3038・3039が京田辺、E-3156・3173が寝屋川から交野に転属、交野に唯一残る幕エアロミディS-1071とともにさっそく寝屋川音羽町線の運用に入った模様です。

なお、枚方営業所所属車両も4月1日より行先表示に英語が入りました。唯一残った幕車W-3821の動きが気になります。また、枚方営業所管内の中型車(長尺含む)運用は、招提線【38】【85】号経路と樟葉長尾線(ごく一部の便)、出屋敷線【23】号経路にほぼ限定されているが、中型ロング車の代替がどうなるのか、目が離せません(これらの路線系統で大型車の運用は問題ないが)。

※W-3821は本日運用に入っているとの報告。幕はそのままのようです。

※N-1104 高槻→枚方

※E-3172 寝屋川→交野

※N-6249・6250 京田辺→寝屋川
案の定、京田辺営業所管内路線の縮小により転属車両が発生しました。寝屋川に転属し、摂南大学関係の輸送力増強に充当されています(さっそく【9A】【12】などの運用に入る。寝屋川茨木線【12】号経路は、高槻所属時代に充当されていた路線でもある)


京阪バス【早バス・1】<長尾口→枚方市駅→阪急・JR高槻>は、2018年4月1日ダイヤ改正より田ノ口始発に短縮となります。

【早バス】の登場は2014年4月。JR学研都市線沿線の長尾地区から京阪本線およびJR京都線(~山陽新幹線)の始発電車に接続するようダイヤ設定されています(ただし平日ダイヤのみ)。始発が朝4時台ということで、運賃は「深夜バス」と同じ扱いで倍額です。

今度のダイヤ改正で、長尾口~田ノ口間の運行は取りやめとなります。
香里団地から高槻方面への早バスなども期待していましたが、やはり運転手不足の問題もあって難しいようですね(深夜バスが金曜日のみの運行となるところも多いので)。


福知山市と豊岡市を結ぶ国道426号線。

400番台の国道としては全体的に走行しやすい普通の3桁国道だが、距離が50km程度と短いのがもったいないような気がしています。これもせっかくなので、思い切って指定区間を次のように延長するのはどうでしょうか?

【蒲生4(大阪市城東区):R1接続】~(大阪・奈良r8)~【今福鶴見】~(R479重複)~【花博記念公園西口】~(花博通)~【花博記念公園口・門真JCT】~(R1バイパス)~【下三栖】~(油小路通)~【九条油小路】~(堀川通・R1重複)~【堀川五条:R1・8・9接続】~(堀川通・京都r38)~【御薗橋】~(京都r38・市原バイパス)~【鞍馬駅前】~(京都r38)~【百井別れ】~(R477重複)~【花背】~(京都r38)~【佐々里峠】~(京都r38)~【安掛】~(R162重複)~【静原】~(京都r12)~(R27重複)~【味方(綾部市)】~(京都r8)~【西堀】~(R9重複)~【野花】~<現・R426>~豊岡市(R178接続)

すなわち、花博通~第二京阪側道~堀川通~鞍馬街道などを指定区間に追加することにより(R1バイパスはR426に格下げ)、京都・大阪市内へ延長するというもの。北近畿(京都・兵庫北部)の3桁国道であって大阪府北河内地域などを通る異色の国道となります(笑) 現行のR426はごく普通の地方国道ですが、新・R426は佐々里峠区間(左京区広河原~南丹市美山町佐々里)が冬季通行止となるほか、鞍馬~花背峠の急勾配・狭隘区間なども含まれ(かの酷道477との重複区間でもある)、「酷道」の要素が加わります。ただし、それ以外はやはりごく普通の国道で、全区間のトレース(冬季を除いて可能)はさほど難しくないと思われます(R477よりは走りやすいだろう)。沿線の史跡名所・有名施設として鶴見緑地、西本願寺、二条城、上賀茂神社、鞍馬寺、美山かやぶきの里、城下町・出石などが挙げられます。

接続・並行・交差する鉄道は

大阪地下鉄長堀鶴見緑地線
JR片町線
京阪交野線
京阪本線
近鉄京都線
JR東海道本線・山陰本線・東海道新幹線
阪急京都線
京都市営地下鉄東西線
叡山電鉄鞍馬線
JR山陰本線
JR舞鶴線
JR福知山線
京都丹後鉄道宮福線

京阪間では沿線にバスの車庫・営業所も多く、京阪バス交野営業所が新R426に面するほか、同門真・洛南営業所や京都京阪バス八幡営業所、京都市バス九条・西賀茂車庫などが国道の近くに立地しています。


かつて京阪宇治交通が信楽まで乗り入れていた件について、コメントでご質問をいただいたので、もう少し詳しくレポートを。

京阪宇治交通が信楽まで乗り入れたのは、1963~68年のわずか5年のみでした。

もともと宇治田原町東部の茶屋村まで路線が延びていたが、隣接する信楽町(現・甲賀市)の府県境付近・朝宮地域は宇治田原や和束と並んでお茶の生産が盛んで、宇治田原から信楽への公共交通が望まれていたとのこと。京阪宇治交通として信楽までの乗り入れをめざし、まず1963年には茶屋村から府県境を越えて石倉橋まで延伸。信楽へは石倉橋で国鉄バス近城線乗り換えという形が取られました。そして1965年には待望の信楽まで開通。

しかし、実際に信楽まで通す利用客は少なかったみたいで、わずか3年後の1968年には信楽町から撤退、茶屋村以東が廃止されました。

その後、1990年代末ごろ、宇治田原町東部から京阪宇治交通が撤退、奥山田・茶屋村方面へは町営バスに代替されます。

P4150018
茶屋村バス停 京阪宇治交通時代のバス停標識は残っていた(2012年)


【参考資料】
『京阪宇治交通~地域愛をのせて~』 三浦 理司(1993年)


大阪・奈良の2大都市を結ぶ国道308号線。

この国道は、阪奈国境・暗峠付近の急勾配~奈良市三条大路5にかけて、「酷道」で知られます。

R308の指定区間はわずか30km余りでちょっともったいないような気がするので、これを京都・滋賀へ延長できないものか、と考えています。

例えば、

【心斎橋:R25接続】~(現・R308)~【三条大路2】~(R24重複)~【法華寺東】~(奈良・京都r44)~【海住山寺口(木津川市加茂町)】~(R163重複)~(京都・滋賀r5)~(R307・422重複)~【立石橋】~(R307重複)~【隼人川(甲賀市信楽町)】~(滋賀r53)~【三雲駅口】~(滋賀r13)~【下田(湖南市)】~(R477重複)~【山之上南】~(滋賀r13)~【赤阪(東近江市)】~(滋賀r13)~【清水3丁目(東近江八日市)】~(R421重複)~【野々宮町(八日市郵便局前)】~(滋賀r13・すごやか通り)~【甲良町役場前】~【千鳥橋北詰(彦根市):R8接続】

とする。すなわち、大阪・奈良と宇治茶の里・和束町、陶芸の里・信楽や八日市市街地などを一本の国道で結んでしまおうというもの。奈良交通加茂線や和束線(旧・JRバス近城線)もR308を走行することになります。信楽からさらに加茂まで結ぶ計画だった国鉄信楽線(→信楽高原鉄道)の未成線と並行することにもなります。さらに、信楽町内では番号一つ違いのR307(彦根市~枚方市)と重複するこ(信楽~彦根間はR307とは異なるルートで設定、またR307重複区間の半分は酷道422とも重複)、そして湖南市ではかの有名な酷道477(四日市市~池田市)と重複することも面白いでしょう。

接続・並行する鉄道は、

大阪地下鉄長堀鶴見緑地線・御堂筋線・堺筋線・谷町線・今里筋線・中央線
JR大阪環状線・おおさか東線
近鉄けいはんな線・奈良線・生駒線・橿原線
JR関西本線
信楽高原鉄道
JR草津線
近江鉄道本線・八日市線
東海道新幹線
JR東海道本線(琵琶湖線)

であり、2つの「近鉄」と接続していることは興味深いと言えます。

大阪と滋賀を結ぶ3桁国道はR307・308・477の3本となり、滋賀県内ではお互い交差しあうが、大阪府・京都府区間では次の土木管理事務所がそれぞれ管理、全く離れたところを通ることになります:

(大阪府)
R307:枚方土木事務所
R308:大阪市建設局、八尾土木事務所
R477:池田土木事務所

(京都府)
R307:山城北土木事務所
R308:山城南土木事務所
R477:南丹土木事務所、京都市建設局(京北・左京山間部土木事務所)


PC160032


PC160028

近鉄田原本線100周年を記念して、8414F(B14)が記念塗装となって出場したようです。
かつて田原本線で活躍していた820系の復刻塗装(マルーン一色に銀色の帯)です。
写真は一つ編成番号がずれた8415Fです。

 


久しぶりに過去の「青春18きっぷ」の旅についてのレポートを書きます。

今回は、2001年8月、所用で名古屋を訪れたときのこと。

乗車経路は、

【高槻】~(東海道本線)~【米原】~(東海道本線)~【名古屋】~(関西本線)~【亀山】~(関西本線)~【加茂】~(関西本線)~【王寺】~(和歌山線)~【和歌山】~(阪和線)~【天王寺】~(大阪環状線)~【京橋】

で、往路は高槻から東海道本線で名古屋、帰りは関西本線・和歌山線を寄り道するというものでした。 

まず、高槻からの快速・米原行き(221系)は朝ラッシュ時間帯にさしかかり、ほとんど立ちっぱなしでした。大阪・京都方面から滋賀県への通勤・通学客も多く、これを甘く見てはいけないということ。

名古屋からの関西本線は313系のワンマン列車となっていてびっくりしました。この313系は確かボックスシートであり、中央西線中津川以北ローカルと共通運用でした。本来、大和路快速で天王寺をめざす予定だったのが、ふと寄り道しようという気になり、王寺から和歌山線に乗ることに。和歌山線の電車はもちろん105系でした。和歌山までかなり時間がかかり、名古屋からの所要時間は5時間を超えたかと思います。そういえば、昔、東京からの急行<大和>がこのルートで和歌山市まで乗り入れていましたね(和歌山線直通は王寺で客車1両だけ切り離し、和歌山線内普通列車として運転)。あと、名古屋と和歌山を結ぶ列車といえば、特急<あすか>(関西本線~阪和貨物~阪和線経由)もありました。

和歌山駅で途中下車、晩飯を食べるお店を探したが安くて良さそうなところがなく断念。紀州路快速で天王寺へ。


時に一般国道の新設&指定区間変更を考えたりします。 

今回はR173とR309をセットで検討してみたいと思います。

R173と309は全然違う地域を通っていて縁がないじゃないか、と言われそうですが、指定区間を見直すことで自然な形で接続させることも可能だと思っています。

具体的には、まずR173(池田市~綾部市)を大阪市~福井県おおい町に延長、

【大和田西(大阪市西淀川区):R43と接続】~(淀川通)~【歌島橋:R2と接続】~(淀川通)~【柏里3】~(大阪・兵庫r10)~【加島】~(大阪・兵庫r10)~【豊中JCT】~(大阪・兵庫r10)~【大阪空港】~(大阪・兵庫r10)~【中国池田】~(R171重複、大阪r113)~【城南3丁目(池田市)】~(R176重複)~【西本町】~<現・R173>~【新綾部大橋】~(R27重複)~【山家(綾部市)】~(京都・福井r1)~【本郷(おおい町):R27と接続】

とする。

一方、紀伊半島の酷道で知られるR309(熊野市~奈良県天川村~大阪市平野区)は、尾鷲市~熊野市間を延長しつつ、次の経路変更によって西淀川区加島交差点で上記R173と接続させる

【新矢ノ川橋西(尾鷲市)】~(R311重複)~【新鹿町(熊野市)】~(三重r737)~【飛鳥中学校北】~(R42重複)~【小阪】~<現・R309>~【地下鉄平野駅】~(R479重複)~【平野警察署西:R25接続】~(松虫通)~【岸里駅前:R26接続】~(なにわ筋)~【中開:R43接続】~(なにわ筋)~【浄正橋:R2接続】~(なにわ筋)~【大淀中1】~【中津浜】~(R176重複)~【十三】~(十三筋)~【加島:新R173と接続】

すなわち、R173は阪神高速池田線側道、R309は大阪市内の主要通である松虫通・なにわ筋・十三筋をそれぞれ指定区間に追加したらどうか、というものです。

接続・交差・並行する鉄道は、

<新R173>
阪神なんば線、阪神本線、JR東西線、JR東海道本線(JR神戸線)、山陽新幹線、阪急神戸線、大阪モノレール、阪急宝塚線、能勢電鉄妙見線・日生線、JR山陰本線、JR小浜線

<新R309>
JR紀勢本線、近鉄吉野線、JR和歌山線、近鉄長野線・南大阪線、地下鉄谷町線、JR関西本線(大和路線)、地下鉄御堂筋線、JR阪和線、阪堺電車上町線・阪堺線、南海高野線・本線、地下鉄四つ橋線、JR大阪環状線、阪神なんば線、地下鉄千日前線・長堀鶴見緑地線・中央線、京阪中之島線、阪神本線、JR東西線、JR東海道本線(JR神戸線)、阪急神戸・宝塚・京都線、山陽新幹線

実は昨年、久しぶりにバイクでR169を大台ケ原から熊野市をめざしていたところ、伯母谷ループ橋~伯母谷トンネルのかなり高いところを通っててR173の能勢・天王峠のことをふと思い出しました。摂津・丹波国境の天王峠付近のヘアピンカーブもなかなかだが、大台ケ原・新伯母付近は標高1000mを超えた地点であり、紀伊・吉野山地の険しさを実感(一昔前は天王峠も伯母峠も狭隘な難所だった)。R169は上北山村~熊野市五郷間にてR309と重複です。R309も大半の区間は改良されて走行しやすくなっているが、上北山村~天川村間の行者還越え林道区間に「酷道」が残っています。仮にR309が上記の新ルートになれば、熊野灘沿岸(九鬼・賀田・新鹿)~行者還酷道~天川村~千早赤阪村~なにわ筋~阪急十三駅前が一本の国道で結ばれる(さらに阪急バス阪北線もR309を走行)ことになります。


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