2022年5月28日に京阪バス直Q京都号・京都交野なんば線のダイヤ改正が実施される予定です。

星田駅発着便(京都駅八条口~星田駅)が新設されます。 星田駅の発車時刻は、以下の通りです。

【京都駅八条口行き(京阪交野市駅・河内磐船駅・高速京田辺経由)】
(平日)10:55 11:55 12:55 13:55 14:55 15:55
(土・休日) 12:55 13:55 14:55 15:55


これと引き換えに、なんば(OCAT)発着便は減便されます。なんばの発車時刻は、

【京都駅八条口行き(京阪交野市駅・河内磐船駅・高速京田辺経由)】
(平日)07:10 08:25 09:25 17:25 18:25 19:25 20:25 21:25
(土・休日)08:25 09:25 10:25 11:25 17:25 18:25 19:20※ 20:25
※京阪交野市駅・河内磐船駅・松井山手駅~京田辺市役所行き 

で、朝と夕方~夜のみの運行となります(土・休日は午前中いっぱい)。

https://www.keihanbus.jp/news/sysimg/01074/link_Czris.pdf



神戸市バス【92】系統について調べてみました。

本路線は灘区と中央区の三宮を山手幹線経由で結んでおり、 利用者数は神戸市バスで上位を誇るドル箱路線です。主な停留所は、

石屋川 / 石屋川車庫前~六甲口~将軍通~水道筋1~水道筋6~阪急王子公園~王子動物園前~上筒井1~上筒井6~雲中小学校前~布引(新神戸駅前)~加納町2~三宮~(元町1丁目、三宮センター街東口)

当路線はJRと阪急との間を東西に貫いており、神戸市電(主に石屋川線)の代替機能も併せ持ちます。鉄道駅との接続は阪急王子公園、布引(新幹線)、三宮のみで意外に少ないです。神戸市バスの石屋川車庫は、元・神戸市電の車庫でした。

運行ダイヤは平日・土休日とも毎時6本以上の本数があり、利用客の多さを伺えます。

類似の路線として、山麓を走る【2】【18】系統(JR六甲道~三宮)があり、こと【2】系統は市バストップクラスの利用者数・本数を誇ります(ちなみに、【18】系統は摩耶ケーブル前後で「桜のトンネル」を通り抜ける唯一の路線バスであり、観光路線としての性格が強い)。



京阪バス山科・醍醐地区のバス停名を、例えば以下のように変更したらどうかと考えています。

小栗栖      → 小栗栖森本 または 小栗栖中央
南小栗栖     → 小栗栖南後藤町
山ノ下      → 桃山町山ノ下(MOMOテラス前)
東町       → 桃山西尾(イズミヤ前) または 東桃山
石田       → 石田中央
醍醐寺前     → 醍醐寺北
醍醐寺口     → 醍醐寺西口 または 醍醐西大路町
東野       → 東野門口町
山階校前     → 地下鉄東野北口
国道大塚     → 大塚西口
国道音羽     → 音羽小学校前 または 音羽東
伊賀       → 桃山町伊賀

前から特に気になっていたのは小栗栖地区。下の路線図カットより、南から順番に「小栗栖」「南小栗栖」「北小栗栖」停留所が並んでいるのがわかるかと思います。

keihanbus-ogurisu


「小栗栖」バス停が「南小栗栖」バス停より南側に位置しているのは、通常の方向感覚からしてどうなんでしょうか?

ちなみに「東町」というバス停名も、よその人には少しわかりにくいかもしれません。おそらく「桃山町東町」のことなのでしょうが、交差点名の「桃山西尾」、あるいは「東桃山」ぐらいが適切だと感じます。副名称として「イズミヤ前」ぐらいを入れると良いでしょう。

他のところも、停留所名見直しの余地はありそうです。


南海バスPL病院線について調べてみました。

南海金剛駅前から富田林市西部の住宅地・団地を巡回して富田林病院・PL病院を結ぶ路線です。 次の2系統が設定されています。

【461】金剛駅前→寺池台小学校前→寺池台4丁目→公園前→藤沢台1丁目→中央センター前→富田林病院前→PL病院→向陽台3丁目→藤沢台5丁目→葛城中学校前→金剛高校前→高辺台小学校前→金剛駅前

【462】金剛駅前→津々山台1丁目→津々山台2丁目→小金台2丁目→富田林病院前→PL病院→向陽台3丁目→藤沢台5丁目→葛城中学校前→金剛高校前→公園前→高辺台3丁目→金剛駅前


金剛駅前付近のみ大阪狭山市であるほかは富田林市内を走ります。

運行ダイヤは平日・土曜のみの運行(日曜・祝日は運休)。金剛駅前の発車時刻(2022年4月1日改正)は、

【平日】
(461系統)07:45 09:25 11:00 12:50 14:30 16:05
(462系統)08:32 10:10 11:50 13:35 15:20 16:57

【土曜】
(461系統)07:45 09:25 11:00 12:50
(462系統)08:32 10:10 11:50 13:35


【461】【462】系統はなぜか河内長野営業所の管轄です。富田林病院前へは、金剛団地線【257】系統(金剛高校前・藤沢台5丁目経由、泉北営業所担当)も発着しており、そちらのほうが本数が多くて便利です。

向陽台・藤沢台エリアには、近鉄富田林駅前からの近鉄バスも乗り入れています。

富田林といえば、あのPL塔でしょう。毎年8月1日にはPL花火芸術が開催され、南大阪の夏の風物詩として有名ですが、新型コロナウイルスの影響で今年の開催は中止すると発表されました(3年連続)。

PLbyoin
富田林市 金剛団地・向陽台・藤沢台・PL病院周辺地図


国鉄時代の松本運転所(長モト)キハ58系の最後について、レポートしたいと思います。

もともと松本運転所には、中央東線の急行【アルプス】【こがまね】、中央西線の【きそ】などに使用されるキハ58系が大量配備されていました。中央本線の急行列車は1975年ごろまでにほぼ電車化(165・169系)され、気動車急行は【赤倉】(名古屋-新潟)1往復のみに。

その後も、大糸線を全線走破して松本と金沢を結ぶ【白馬】用に9両のみが松本に残留しました。【白馬】は北陸本線内ではロングランの【しらゆき】(金沢-青森)(秋アキ所属)と併結されるユニークな列車でした。

【白馬】は1982年11月15日ダイヤ改正で廃止されました(併結相手の【しらゆき】は電車特急【白鳥2・3号】に置き換え)。廃止直前の1982年4月1日現在、松本運転所に所属していたキハ58系の陣容は以下の通りです。

(キハ28)2506 2507 2508
(キハ58)407 408 409 410 411 710


キハ28は寒冷地向けモデルチェンジ車の1500番台3両のみでした(冷房改造後2500番台に改番)。キハ58は407~411までの5両が連番でお揃いでした。全車冷房改造済みでした。

【白馬】廃止後、松本の気動車配置はなくなり、キハ58系は各地に転属。その転出先は、

キハ28 2506~2508 → 新潟 →JR東日本
キハ58 407・408・409 → 七尾 → ※
キハ58 410・411・710 → 長野 →JR東日本


長野転属グループは1994~96年ごろまで飯山線で余生を過ごしました。

新潟グループ(キハ28 2506~2508)は、急行【べにばな】【あがの】(→のちに快速化)の冷房化に貢献し、JR発足初期までは3両とも新潟で活躍を続けました。キハ28 2506は1993年快速【あがの】へのキハ110系投入後、小牛田へ転属となり、主に快速【南三陸】で使用され、2007年まで活躍を続けました。他2両は1998年の廃車まで新潟で過ごし、快速【べにばな】や米坂線普通列車を中心とする運用をこなし続けました。

七尾転属グループのうち、キハ58 407・408は七尾線や【能登路】などでしばらく活躍を続け、JR西日本に継承。しかし、1991年七尾線和倉電化に伴い余剰となり、播但線の客車列車置き換え用に遠く姫路(神ヒメ)へ転属。同時にロングシート化改造が施され、5500番台に改番されました。変更後の車両番号は、

キハ58 407 → キハ58 5506
キハ58 408 → キハ58 5507

播但線寺前電化開業(1998年)後、これら2両は余剰となって廃車。

キハ58 409は1985年大雨による脱線事故で被災し、JRに継承されることなく同年廃車されました。

(参考資料)
神のホームページ

http://kami-kitami.sakura.ne.jp/


伊賀市内の三重交通路線バスを一つ紹介したいと思います。

【42】系統、西山・島ヶ原線。 上野市駅と伊賀市北西部の岩倉・西山・島ヶ原地区を結んでいます。主な停留所は、

上野市駅~公園口~小田町~(国道163号)~長田~木根団地~岩倉~新居市民センター前~西高倉~西山~やぶっちゃランド※~島ヶ原駅前~正月堂東~中矢

「やぶっちゃランド」は「やぶっちゃの湯(島ヶ原温泉)」。休館日(火曜日)は経由しません。接続する鉄道は、上野市駅で伊賀鉄道、島ヶ原駅前でJR関西本線。

島ヶ原地域(旧・阿山郡島ヶ原村)は奈良・京都・滋賀の3府県に隣接しています。三重県と京都府が隣接していることは気づきにくいポイントで、国道163号線を走行あるいはJR関西本線に乗車したときに初めて知って驚いたという人も多いようです(管理人もその一人です)。

正月堂は観菩提寺の別名で、特に正月堂修正会(しゅしょうえ)は伊賀路の春を呼ぶ行事として古くから親しまれ、奈良・東大寺二月堂のお水取りに先駆けて執り行われる厄除け大餅会(だいひょうえ)式です。

西山・島ヶ原線の運行ダイヤは、上野市駅~西山便4往復、上野市駅~西山~島ヶ原駅前~中矢便4往復。全便日祝日は運休なので注意。

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山陰本線・木次線 宍道駅(2005年)
下関、広島、京都、大阪、東京の行先がある

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桜井線・天理駅のパタパタ(2005年)
天鉄局書体の行先表示が特徴的だった

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木津駅地下通路にて(2005年)
JR時代に設置されたサインだが、
名古屋・亀山から北新地・尼崎までご丁寧に記されている

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457系非常用ドアコックサイン 「汽車」にご注目!

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浜坂駅改札口(2010年)
「みどりの窓口」やパタパタが健在だった

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小海線・野辺山駅
JR線最高駅(標高1345m)

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津山駅にて(2006年)
キハ48の急行【つやま】岡山行きが停車中



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盛岡-秋田間を田沢湖線経由で結んでいた特急【たざわ】。

田沢湖線は現在、秋田新幹線の一部に含まれています。もともと、田沢湖線は東北本線・新幹線と秋田を短絡する重要なリレー路線として位置づけられ、多くの優等列車を走らせてきました。東北新幹線盛岡開業(1982年)時に合わせて田沢湖線が電化され、485系使用のL特急【たざわ】を新設。東京(上野)-秋田間の所要時間は、上越・羽越経由(日本海縦貫)あるいは奥羽本線(福島・山形経由)よりも東北新幹線+【たざわ】のほうが大幅に短くなり、秋田新幹線開業への布石を打つことにもなりました。

特急【たざわ】はその後、盛岡から田沢湖線・奥羽本線経由青森までのロングランも設定されます。最盛期には14往復もの列車本数を数えました。

特急【たざわ】は1997年秋田新幹線開業時にその役目を終え、廃止。秋田新幹線開業の1年前より、田沢湖線改軌工事のため全列車運休。その間、盛岡発着の【たざわ】は北上線経由の特急【秋田リレー】が代行することになり、キハ110系特別仕様車を使用。JR東日本では珍しい気動車特急でした。485系【たざわ】は、本来の田沢湖線を外れ、秋田-青森間のみの運行となりました。


阪急バス京都エリア(長岡京市・向日市・大山崎町・京都市)の運賃改定が2022年6月1日に実施されます。

今回の運賃改定の目玉は、

「長岡京エリアで乗車または降車」 230円均一

です。例えば、以下の乗車区間

新山崎橋~JR長岡京
JR山崎~JR長岡京
阪急東向日~JR長岡京
JR長岡京~免許試験場前
京阪淀駅~JR長岡京

にも適用されます(ちなみに、JR山崎~阪急東向日間の運賃も400円→230円に)。

なお、大山崎町・向日市・京都市西京区のみの乗車・降車は、10~40円の値上げとなります。

詳細は、阪急バスの公式リリーフをご覧ください。
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20220601_kyoto_unchinkaitei.pdf

* * * *

せっかくなので、阪急バス京都エリアのお得な情報を一つお届けしたいと思います。

期間限定のフリーチケット

「もうひとつの京都 周遊パス 竹の里・乙訓エリア」一日乗車券

が販売中です。乗車券の主な内容は下記の通り。

(発売期間) 2022年4月28日~2023年3月20日 (売り切れ次第販売終了)
(発売額)  500円
(発売箇所) 阪急バス向日出張所 都タクシー向日町営業所、
       向日市観光交流センターまちてらすMUKO
       長岡京市観光案内所(阪急長岡天神駅前)
       長岡京市観光情報センター(JR長岡京駅前)
       長岡京@NAVI(阪急西山天王山駅前)
       大山崎町役場
(利用区間) 阪急バス:京都府内の一般路線バス(若山台線を除く)
       ぐるっとむこうバス:全線
       長岡京はっぴぃバス:全線
(注意)   購入時に利用日の押印を受ける必要があります

詳細はパンフレットをご覧ください。
http://www.hankyubus.co.jp/news/images/20220428kyoto.pdf

JR長岡京駅または阪急長岡天神を出発点にすると便利でしょう(特に購入当日利用の場合)。



先日、阪急京都線の上牧駅を訪問しました。

上牧駅は高槻市東部に位置し、島本町との境界もすぐの場所です。JR高槻駅南から阪急上牧駅まで高槻市営バスに乗車しました。上牧地区に市営バスが乗り入れるようになったのは、2013年のこと(1975年の尺代柳谷線廃止以来)。

阪急上牧駅の隣は高槻市と水無瀬。大阪梅田方の高槻市-上牧間は4.3kmで、阪急では最も長い駅間距離です。一方、京都河原町方の上牧-水無瀬間は0.8kmで、直線ということもあり、上牧駅ホーム上から水無瀬駅が肉眼で視認できます(京阪の野江-土居間各駅を想起させる光景)。

阪急の隣には東海道新幹線が並走しています。新幹線開業前、「阪急電車が新幹線の線路を走った」という有名な伝説があります。もともと阪急(旧・新京阪)は地上を走っていましたが、新幹線の高架の重みで阪急の線路が地盤沈下する恐れが指摘され、阪急も新幹線並走区間(上牧-大山崎間)を高架化。阪急の高架化工事中のとき、先行的に完成した新幹線の線路を暫定的に活用して阪急の電車を走らせたという話です。

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阪急上牧駅改札口前

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上牧駅ホームの隣は新幹線が爆走

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高槻市営バスも乗り入れている 運用車両は中型車


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