奈良市~明日香村間の可能なバス乗り継ぎルートを考えてみました。

天理・桜井経由のいわば「山の辺の道」ルートが可能です。観光も兼ねた具体的な乗り継ぎプランは、以下のようになります。

JR奈良駅(東口)  → 天理駅     (奈良交通【50】【82】系統ほか)
天理駅        → 三輪明神参道口 (奈良交通【59】【61】【62】系統ほか)
三輪明神参道口    → 桜井駅北口   (同上)
桜井駅南口      → 安倍文殊院   (奈良交通【36】系統)
安倍文殊院      → 明日香奥山   (同上)
明日香奥山      → 岡寺駅前、飛鳥駅ほか


上の乗車プランでは、三輪明神大神神社、安倍文殊院、そして明日香村の多くの古墳群その他スポットを楽しめます。天理で屋台のラーメンを味わうのもまた魅力的でしょう。
 


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少し昔、京阪バス高槻営業所にレインボーHR10.5m車(PJPK-HR)が所属していた時期があります。2004年末~2015年までの10年間です。上の写真のように枚方市駅北口1・2番のりば(高槻・茨木方面行き)にHRどうしの並びが実現したこともあります。これも今では貴重な記録ですね。

元々、混雑率の高い高槻営業所管内では、MK10.5m車とともに使いづらい車種だったようです。大型車と同じ扱いで運用をこなしていたものの、車体幅は狭く、馬力も中型車そのもので小さく、HRは2015年までに高槻を追われることに。


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えちぜん鉄道(旧・京福電鉄福井支社)に在籍していたMC2101形。

車体は元阪神5231形。5231形は阪神最後の非冷房車で、1981~83年に引退。引退後、京福電鉄と高松琴平電鉄に譲渡されました。

MC2101形は元々南海1201形を譲渡したモハ2001形。車体老朽化のため、車体を阪神5231形のものに載せかえられました。阪神5231形は片側3ドアだったが、モハ2001形への改造時に中央扉が埋められました。片運転台車で2両編成×7本が継承されました。一部を除いて冷房化工事も施されました。吊り掛け駆動だったようです。

当形式は2014年までに全廃されました。


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失敗作ですが、165系急行【東海】のグリーン車連結面を撮ってみました(1991年、静岡にて)。

急行【東海】は東海道本線東京口(東京-静岡)を代表する昼間の優等列車。新幹線開通前は東京-名古屋・大垣間に多く設定されていたが、開通後は徐々に本数が減らされ、国鉄末期には東京-静岡間に2往復残るのみに。それでも、グリーン車(サロ)2両連結の長大編成姿を保ち、1996年の廃止まで継続。「青春18」ユーザーに人気の大垣夜行と共通運用でした(というより、むしろ大垣夜行のために残ったと言うほうが的確かもしれない)。

廃止後、373系の特急【東海】に「格上げ」され、大垣夜行は全座席指定の快速【ムーンライトながら】に変更されるも、グリーン車の連結は廃止。これも長くはなく、【東海】は2007年廃止。【ムーンライトながら】も2009年以降は「青春18」シーズンのみの臨時列車に格下げられました(→その後、373系から国鉄特急型電車183・185系に変更され、2020年年末の運転を最後に廃止)。


先日、滋賀県草津~守山間のバス乗り継ぎは困難との記事

http://katanogawara.blog.jp/archives/38216734.html

を投稿しました。

実は草津~守山間のバスでの移動は、栗東市コミュニティバス「くりちゃんバス」を利用することで可能となります。

栗東市は草津市と守山市の中間に位置。JR東海道本線(琵琶湖線)の駅も西から順に草津・栗東・守山と続きます。栗東駅の開業は1991年と比較的新しく、それ以前はJR草津線の手原駅が栗東市(旧・栗東町)唯一の鉄道駅でした。

「くりちゃんバス」は栗東市内各方面への路線が充実しているばかりか、草津駅・守山駅にも乗り入れており、近隣都市への移動も便利です。「くりちゃんバス」には以下の路線が設定されています。

(A)大宝循環線(草津駅西口~栗東駅西口~守山駅西口)
(B)草津駅手原線(草津駅~栗東駅東口~手原駅~なごやかセンター)
(C)宅原線(草津駅西口~栗東駅東口~宅原口・済生会病院~守山駅東口)
(D)葉山循環線(手原駅~済生会病院~三菱重工前~葉山東小学校前~手原駅)
(E)治田金勝線(済生会病院~手原駅~栗東運動公園~下戸山~園芸試験場前~コミュニティセンター金勝)
(F)金勝循環線(くりちゃんタクシー)


運行事業者は、

近江鉄道:A・C
帝産湖南交通:B・D・E
帝産タクシー滋賀:F


です。

各路線とも、基本的に平日のみの運行です(土・休日・年末年始は全便運休)。

運行日は、

A         平日・土曜 (休日・年末年始は運休)
B・C・D・E・F 平日 (土・休日・年末年始運休)


時刻表・路線図の詳細は以下の公式パンフレットをご覧ください。

「くりちゃんバス」路線図・時刻表
http://www.city.ritto.lg.jp/material/files/group/87/jikokuhyo2021.pdf


(2022.7.5)運行日の訂正、およびリンク切れになっていた路線図時刻表URLを訂正しました。リンクが切れている場合は、Googleで「くりちゃんバス」を検索してください。


N-3143

京阪バス枚方営業所に残るレインボー10.5m車PK-HR・N-3143。同営業所には相棒のN-3144がいます。

PK代の一つ前・KL-HRもまだ1台(N-3141)だけ、枚方営業所に残っています。それがなぜか稼働率も高いようです。

これら3台とも、主に招提線【38】号経路で運用中です。

いずれも近いうちに代替されそうですが、後任がどんな車両なのか気になるところ。エアロミディPA-MK10.5m車を交野営業所から転属させるのか、直接新車を入れるのか、・・・。


京都府北部・丹後地域のバスを運営する丹海バス。

丹海バス福知山線【32】系統について紹介したいと思います。

本路線系統は福知山市と宮津市・天橋立を国道176号線(与謝峠・加悦谷)経由で結んでおり、福知山市に乗り入れる唯一の系統という意味で希少価値があると言えます。主な停留所は以下の通り。

共栄高校前~福知山駅南口~福知山駅北口~市民病院~厚中問屋~上荒河~天津出合~長尾~雲原~与謝峠~加悦大橋~与謝~SL広場西~加悦庁舎~ちりめん街道~加悦谷高校前~野田川丹海前~与謝野駅~岩滝~与謝の海病院~天橋立ワイナリー前~天橋立ケーブル下

正式には「与謝」を境目に「福知山線」と「与謝線」に分かれているようです。与謝~天橋立間はそこそこの本数(概ね2時間に1本)が確保されているが、福知山~与謝間は平日1日3往復のみ(土休日運休)。

丹海バスの運賃は基本的に1エリア内上限200円(2エリアにまたぐ区間は上限400円)ですが、福知山市域は「エリア外」扱いなので、福知山駅前~天橋立間の全区間を乗り通すと1,320円。

加悦SL広場は、ドライブイン・道の駅のようなスポットとしてドライバーやライダーに重宝されてきましたが、昨年閉鎖されました。

この路線を使えば、京都市内~天橋立間~丹後半島方面を一般路線バスのみで移動することも可能です(京阪京都交通、JRバス園福線を乗り継ぐ)。


keihan1300-hirakatashi

汚い写真ですが、1977年ごろの京阪1300系を1枚発掘。

枚方市駅交野線ホーム(6番のりば)で、高架化工事の本格的着工前でした。背後にある三越や三和銀行も懐かしいですね。丸物が近鉄百貨店に変わって間もない頃でした。

交野線は当時、吊り掛け車1300・1700・600系の天下で、ローカルムードが濃厚でした。 


大阪府東部地域を南北に縦断するバス乗り継ぎルートを考えてみました。さっそくですが、萱島(寝屋川市)と北野田(堺市東区)の間は、近鉄バスのみで何とか乗り継いで移動することが可能です。例えば、以下のルートが最短最速と思われます。

萱島      → 近鉄八尾駅前    (近鉄バス【39】【44】番)
近鉄八尾駅前  → 藤井寺駅(北口)  (近鉄バス【70】番)
藤井寺駅前   → 桃山台2丁目    (近鉄バス【84】番)
桃山台2丁目  → 郡戸        (西へ徒歩2km)
郡戸      → 平尾        (近鉄バス【31】【74】番)
平尾      → 北野田駅前     (近鉄バス【47】【48】番)


京阪萱島駅から近鉄藤井寺駅まで2本の乗り継ぎで移動できるのは驚異的です。

ただ、藤井寺駅から先はやや難しいところ。八尾方面発着(北)系統と羽曳が丘方面(南)ではのりばが異なるばかりか、羽曳が丘線は松原・富田林・堺市方面への路線と切り離されているので、工夫が必要です。とりあえず藤井寺駅前から桃山台2丁目行きに乗車し、「郡戸」(羽曳野市)まで徒歩で乗り継ぐルートが効率的でしょう。

平尾(堺市美原区)では富田林駅や南海初芝駅前・中百舌鳥へのバスも発着しているので、経路選択の自由度は比較的大きいです。


国鉄時代末期に量産された201系通勤型電車。

201系は1981年より中央線(オレンジ)・中央総武各駅停車(黄色)・東海道山陽緩行線(スカイブルー)に投入されました。その後、山手線用の黄緑色デビューも期待されていたが、モデルチェンジの新形式205系が投入されることとなり、1984年に製造を打ち切り。

結局、国鉄時代に黄緑色の201系は登場することはありませんでした。しかし、20年以上経過してJR西日本の大和路線・おおさか東線に出現。その頃、首都圏から201系は引退、関西圏では東海道山陽線から退いて大阪環状線と大和路線・おおさか東線に転属。しかし、2年前に環状線から引退、201系は大和路線・おおさか東線に黄緑色が残るのみとなりました。それも2024年までに221系に置き換えられる予定です。

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新大阪駅 おおさか東線ホームにて
隣の283系オーシャンアローも近々引退予定


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おおさか東線 放出にて


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大和路線の秘境・河内堅上にて

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王寺のカーブ
 

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