9000系9004Fの7連化営業運転開始、および6000系全編成8連復活の裏側で、2200系2380形付随車5両全て除籍、および9003Fの7連化改造開始などの動きがあります。

2380形は、1985年の8連運転開始に合わせて増備されました。1959年登場のスーパーカー2000系から脈々と続く卵型通勤車(2000、2200、2400、2600系)の最終増備車が、この2380形(2381~2385)でした。2年前の1983年に次世代の京阪通勤車スタイルを確立する6000系が登場したにもかかわらず、あえて一昔前の車体構造の車両が追加製造されたのは、当初の8連運転の対象が朝夕の樟葉急行のみであり、これに最新形式6000系を充てれば、樟葉以北京都側への運用が不可能となってもったいないためだと言われています。2000系シリーズの編成単位での最終増備車は1981年製造の2600系30番台ですが、その後に追加された2380形は2600系30番台をベースにしたものです。7200・9000系の7連化と同時に、2600系30番台に2380形を挿入して8連化されるのでは、との見方も有力でしたが、今年11月末に全て除籍となりました。

このほか、八幡市駅1番ホーム(京都行き副本線)の使用が停止になったようです。淀駅高架化完成後、八幡市駅での緩急接続・通過待避のチャンスは減ってしまい、既に4番ホーム(大阪側副本線)は撤去ののち、バリアフリー化改造されました。昔は翌朝の樟葉始発電車の夜間停泊のほか、大晦日終夜運転の「待合室電車」とか、正月特別ダイヤなど、地味ながらいろいろ有効活用されていましたが・・・。