先日、京都市の行政区全面的に再編したほうがよいのでは、という記事をエントリーした。

http://katanogawara.blog.jp/archives/12551534.html


京都府全体についても、やはり市町村再編が望まれるのではないか(他の都道府県についても同様だが)。

まず、大きなポイントは

◎綾部市以北の中丹・丹後地域を兵庫県但馬地方と合わせて、「豊岡県」をつくる

明治初期の廃藩置県の頃、北近畿一帯が一つの「豊岡県」だった時期がある。現在の福知山市・舞鶴市以北の丹後半島および兵庫県北部の丹波・但馬地方全体で「豊岡県」を構成していた。当時、綾部市(旧・何鹿郡)以南の現在の京都府にあたる地域が、「京都府」だった。

新・「豊岡県」は基本的には明治初期の豊岡県と同じものでよいと思うが、篠山市・丹波市の加古川流域については、むしろそのまま兵庫県のほうが理にかなっている(丹波市の旧・春日町と市島町を豊岡県にすればよい)。明治初期の京都府がなぜ「綾部市以南」までだったのかは少し気になる。また、「京丹後市」はもちろん名称の変更が必要だし、やはりいくつかの町単位に分けるほうが、住民生活者の目線で理想的だろう。「京都丹後鉄道」も当然のことながら、元の「北近畿丹後鉄道」などに改称する必要がある。また、福知山市も豊岡市もとにかく広くなりすぎたので、ここもやはり住民目線での再編が必要だろう(観光地のネームバリューを高めるべく、大江・出石・城崎の町名復活も望まれる)。

ついでに兵庫県も、南東部・猪名川流域の尼崎・伊丹・川西市および猪名川町は大阪府に編入するほうが自然ではないかと思う(現に市外局番は大阪府扱い)。


新・「京都府」は、現在の船井郡京丹波町および南丹市以南とする。

まず、南丹市の再編が必要だろう。中央分水嶺をまたいで日本海側と瀬戸内海側の両側の地域を抱える南丹市だが、やはり

(旧)八木町・園部町・日吉町(+亀岡市の一部縁辺部) → 新・園部市
(旧)美山町 → 新・美山町

あたりが、地理的条件からして一番自然だろう。

京都市の縁辺部については、先の記事でコメントしたように、

伏見区醍醐一ノ切町~三ノ切町(郵便番号520の地域) → 滋賀県大津市
伏見区桂川右岸 → 向日市、長岡京市
伏見区淀 → 久御山町 または 新・淀町
伏見区向島 → 久御山町 または 宇治市
南区桂川右岸 → 向日市
西京区府道6号線付近 → 大阪府高槻市
右京区嵯峨堀畑 → 亀岡市
右京区京北町 & 左京区花背・広河原 → 新・京北町
左京区久多 → 滋賀県新・朽木町(旧・朽木村と合併)

ぐらいが、地域的つながりの観点から自然だろうと思われる。

八幡市の男山丘陵西側の地域は、典型的な大阪のベッドタウン住宅街であって大阪府枚方市樟葉(くずは)の生活圏にあたり、枚方市(ただ、これだと枚方市が広くなりすぎるので、枚方市北部と一体で「くずは市」もあり)に越境編入するほうがまとまりがよいだろう。実際、八幡市制化(1977年)直後の1980年代、枚方市との越境合併を求める住民運動が活発だったという。ただし、石清水八幡宮のある男山山上は、地形的に京都盆地の縁辺部にあたり、「平安京を裏鬼門から守る」ための神社としての歴史的文脈からして、京都府のままのほうがよいだろう。

一方、淀川・桂川対岸の大阪府島本町は、京都府(大山崎町)に越境編入しても違和感はなさそうだ(市外局番、郵便番号とも京都府扱い)。

「平成の大合併」が一段落する頃に誕生した木津川市(相楽郡木津・山城・加茂町を合併)については、やはり不自然さは拭えない。(旧)木津町と精華町を合併して一つの市を構成するのならともかく(精華町は結局合併に参加せず)、木津川対岸の山城町までを巻き込むのはいかがなものか。山城町は井手町(綴喜郡)と合併するほうが良かった。浄瑠璃寺・岩船寺などのある東側の加茂町も単独のままのほうがよかったように思う(あるいは相楽郡東部の笠置・南山城と合併するほうがまだよい)。

木津川市や相楽郡など、奈良に近い最南端の地域は、奈良県と思われやすく、いっそのこと奈良に編入したほうがよいかと思いきや、地形的には京都盆地の南縁辺部であり、微妙なところだ。