三条京阪・四条河原町から立命館大学(衣笠キャンパス)へのバスは、市バス【12】【59】が最も本数が多い。
三条京阪・四条河原町と立命館を結ぶバスは、ほかに【15】【51】系統もあるが、今回は【15】系統について解説レポートする。

さっそくだが、【15】系統の運行経路は、

~河原町三条~四条河原町~四条京阪前~三条京阪前~河原町三条~京都市役所前~(御池通)~二条駅前~千本丸太町~西ノ京円町~(西大路通)~北野白梅町~衣笠校前~わら天神前~立命館大学前


繁華街の四条通(河原町~烏丸)を経由しないゆえ本数は少なめ(30分間隔)だが、【12】系統に比べて走行距離・所要時間は短く、また御室・山越始発で主要観光地を巡るゆえ混雑しやすい【59】系統とも異なり、片側4車線の御池通を快走、座りやすくて穴場の路線系統だ。

面白いことに、三条京阪~西ノ京円町付近までは嵐山方面へ向かう京都バスの経路と重なっている。

かつて1997年の地下鉄東西線開通前は【12】系統と連続運転していたが、以降【12】系統は増強される一方、【15】の本数は減らされ、京阪電車から立命館大学へは基本的に【12】【59】系統に乗ることになる。

【15】系統はむしろ、【55】系統<四条烏丸~四条大宮~立命館大学>とセットで、二条駅からの利用客を意識した運行形態をとっているものと思われる。京阪沿線から立命館へは、地下鉄東西線経由二条駅からバスのほうが一番早いようだ。

【15】系統の担当営業所は、伝統的に【12】系統と同じ西賀茂営業所だが、九条・梅津など他の営業所が担当していた時期もある。