2013年04月

久しぶりに国鉄時代の話題を一つ。

急行〔比叡〕といえば、東海型電車153・165系を連想されることでしょう。
周知の通り、〔比叡〕は東海道本線名古屋-大阪間を結ぶ電車急行でした。

〔比叡〕の歴史は東海道本線全線電化完成後の1958年に始まります。当初、準急として、5往復が設定。東海道新幹線開通(1964年)前後には最盛期を迎え、1日8往復もの本数がありました。

ところが、その後急行に格上げされるものの、新幹線への移行で次第に運行本数は減らされます。1980年10月ダイヤでは1往復だけとなり、1984年2月にはついに廃止。

さて、この〔比叡〕ですが、実は気動車の臨時列車が設定されることもありました。運用車両はもちろんのことキハ58系。全区間直流電化、しかも天下の東海道本線にもかかわらず、なぜわざわざ気動車なのか(いわゆる架線下DC)、と思われても不思議ではないはずです。

それは、大阪発の臨時〔たかやま〕の送り込みを兼ねてのものだったようです。該当する列車のダイヤは、例えば1977年5月では、
9401D〔比叡51号〕 名古屋 9:10 → 大阪 12:02
9402D〔たかやま52号〕 大阪 12:58 → 下呂 17:07
でした。面白いことに9401Dの大阪行きは、名古屋-米原間、小浜・宮津線経由で山陰に向かう伝説のロングラン急行〔大社〕と連結でした。加速性の低い 気動車のハンディのためなのか、153系の定期列車に比べて通過する駅は多かったようですね(彦根~大津間ノンストップ! ただ、新大阪には停車)。

(急行「比叡」1977年6月の時刻) http://w01.tp1.jp/~a073009361/JIKOKU/exp77/hiei.htm

〔比叡51号〕用気動車はは美濃太田所属だったと思われ、キハ57が連結されることもあったのでしょう。
もともと〔たかやま〕は美濃太田区担当だったそうですが、1978年ダイヤ改正以降、宮原区(大ミハ)担当に変わり、以降1999年の特急〔ひだ〕へ格上げまでJR西日本京都総合車両所が受け持っていました。

http://naohiko.exblog.jp/19308247/

今度、所用で枚方公園行きのバスに乗ろうと、時刻表を調べてみました。
驚いたことに、[6]号系統<枚方市駅~枚方公園駅>は、平日ダイヤの運行なし、土曜・休日の朝に数本運転されるだけ、ということを知りました。

枚方市駅発は
(休日)7:30

枚方公園駅発は
(土曜)7:14 7:34 7:54 8:14
(休日)7:26 8:03

で、枚方市駅発の便は休日ダイヤに1本だけです!

[6]号系統の運行経路は
枚方市駅南口~香里橋~藤田川~〔けやき通り〕~新香里~五本松~枚方公園駅前

以前はもっと本数が多かったが、2010年10月ダイヤ改正以降、枚方市駅~枚方公園系統(山之上線[ろ]系統を除く)は、昼間[8]号系統、夕方~夜は [4]号系統が主体となっています。これに、朝・夜の時間帯には[5]号系統、そして本記事でレポートする[6]号系統も加わります。

2010年10月以前は、昼間時間帯は[4][6]号系統で交互に15分ヘッドのダイヤを構成していましたが、現在は[8]号系統が20分ヘッドでの運行になっています。ちなみに[4][8]号系統の運行経路は、少々複雑でわかりにくいが、
[4] 枚方市駅~香里橋~開成小学校前~五本松~いちょう通~香里ヶ丘九丁目~新香里~五本松~枚方公園駅
[8] 枚方市駅~藤田川~〔けやき通り〕~新香里~香里ヶ丘九丁目~いちょう通~五本松~枚方公園駅

で、両者の大きな違いは香里団地のメインストリートである〔けやき通り〕(藤田川~新香里間)を通ることと言えます。〔けやき通り〕沿いには、銀行・郵便 局・商店・スーパー・市役所分室ほか公共施設が集まっているため、香里団地内で一番賑やかなところで、バス路線もそこに選択集中するのは自然な流れと言え るでしょう。その意味では、[6]号系統にも分がありそうですが・・・

なお、[6]号系統の区間便<藤田川~枚方公園駅前>は、朝と夕方以降の時間帯にかなりの本数が運行されます。BタイプB-1243号は平日朝の[6]号系統区間便に入ることが多いようです

http://naohiko.exblog.jp/19238173/

↑このページのトップヘ