国鉄時代の1982年(昭和57年)といえば、まず東北・上越新幹線大宮暫定開業に合わせた11月15日全国白紙ダイヤ改正を思い出すだろう。ほかにも、7月1日の伯備線電化に合わせた山陰地区、6月23日東北新幹線先行開業に合わせて東北本線系統優等列車見直し、5月17日の関西本線亀山電化&塩尻駅舎移転に合わせた名古屋地区&南近畿など、各地でかなりの規模のダイヤ改正が実施された。
本記事では、5月17日ダイヤ改正について思いつくままのメモをアップする。
同改正では、名古屋・天王寺・長野の3鉄道管理局管内という、かなりの広範囲に及んでいるのは興味深い。
その詳細を思いつくまま列挙すると、
◎関西本線名古屋-亀山間電化に合わせ、名古屋-亀山間の普通列車(113系)増発、普通列車の亀山での系統分割
◎東海道本線中京快速(浜松・豊橋-米原)に117系投入
◎中央本線塩尻駅移転により、名古屋方面から松本・長野方面へ向かう列車の塩尻駅での方向転換解消
◎関西本線の急行「かすが」(名古屋-奈良)を2往復に大幅削減、さらに1往復は快速列車に格下げ
◎紀勢本線の急行「紀州」(名古屋-紀伊勝浦)を3往復→2往復に削減(夜行1本含む、全て亀山経由となる)
◎急行「はまゆう」(鳥羽-紀伊勝浦)1往復に削減、「きのくに」の鳥羽→天王寺直通を廃止
◎紀勢本線を通す夜行普通「はやたま」を亀山折り返し(名古屋直通廃止)
◎和歌山線に1往復だけ残る客車列車(王寺-和歌山・和歌山市)を50系化
◎特急「くろしお」の白浜発着1往復が季節列車化
東海道本線・中央本線は主に新車投入や時間調整のみの小規模なものだったのに対し、天王寺局管内の関西・紀勢本線系統は紀伊半島東部を中心に全面的なダイヤ改正だったようだ。この改正で急行列車は大幅に整理削減され、相当寂しいものとなったように思う。特に「かすが」は下り3本、上り5本あったのが一気に2往復に減らされ、1往復だけあったグリーン車連結もなくなった。反面、1往復だけ快速化されて「乗り得」列車も登場する。1往復半あった「はまゆう」のうちの1往復は、向日町区(大ムコ)所属で「志摩」(京都-鳥羽)と共通運用を組んでいたようだが、これもなくなる。和歌山線の客車列車(天リウ)は改正前は旧型客車で、紀勢本線と共通運用を組んで新宮からさらに亀山まで足を伸ばしていたとのことだが、改正後は50系化され、運用は和歌山線単独となる。
本記事では、5月17日ダイヤ改正について思いつくままのメモをアップする。
同改正では、名古屋・天王寺・長野の3鉄道管理局管内という、かなりの広範囲に及んでいるのは興味深い。
その詳細を思いつくまま列挙すると、
◎関西本線名古屋-亀山間電化に合わせ、名古屋-亀山間の普通列車(113系)増発、普通列車の亀山での系統分割
◎東海道本線中京快速(浜松・豊橋-米原)に117系投入
◎中央本線塩尻駅移転により、名古屋方面から松本・長野方面へ向かう列車の塩尻駅での方向転換解消
◎関西本線の急行「かすが」(名古屋-奈良)を2往復に大幅削減、さらに1往復は快速列車に格下げ
◎紀勢本線の急行「紀州」(名古屋-紀伊勝浦)を3往復→2往復に削減(夜行1本含む、全て亀山経由となる)
◎急行「はまゆう」(鳥羽-紀伊勝浦)1往復に削減、「きのくに」の鳥羽→天王寺直通を廃止
◎紀勢本線を通す夜行普通「はやたま」を亀山折り返し(名古屋直通廃止)
◎和歌山線に1往復だけ残る客車列車(王寺-和歌山・和歌山市)を50系化
◎特急「くろしお」の白浜発着1往復が季節列車化
東海道本線・中央本線は主に新車投入や時間調整のみの小規模なものだったのに対し、天王寺局管内の関西・紀勢本線系統は紀伊半島東部を中心に全面的なダイヤ改正だったようだ。この改正で急行列車は大幅に整理削減され、相当寂しいものとなったように思う。特に「かすが」は下り3本、上り5本あったのが一気に2往復に減らされ、1往復だけあったグリーン車連結もなくなった。反面、1往復だけ快速化されて「乗り得」列車も登場する。1往復半あった「はまゆう」のうちの1往復は、向日町区(大ムコ)所属で「志摩」(京都-鳥羽)と共通運用を組んでいたようだが、これもなくなる。和歌山線の客車列車(天リウ)は改正前は旧型客車で、紀勢本線と共通運用を組んで新宮からさらに亀山まで足を伸ばしていたとのことだが、改正後は50系化され、運用は和歌山線単独となる。