今日は京阪バス過去路線についてレポートを書く。
今回は、寝屋川営業所管内の【16】号経路・<枚方市駅~寝屋川市駅>で行く。
【16】号経路・<枚方市駅~寝屋川市駅>は、かつての京阪国道線の名残。もともと<天満橋~三条京阪>間だったのが1970年代に入り<天満橋~枚方市駅>に短縮、その後も分割・短縮を繰り返して、1975年ごろ、当該【16】号経路が誕生する。分割後の<大阪市内~寝屋川>に相当する路線系統は、【1】号経路<京阪京橋~寝屋川市駅>と思われる(京橋乗り入れは2008年廃止。現在も【1】・<京阪守口市駅~寝屋川市駅>は運行中)。
【16】号経路の運行経路は、
枚方市駅北口~枚方公園口~伊加賀~(国道170号・府道京都守口線経由)~菅原神社前~池田本町~寝屋川車庫~寝屋川市駅
で、主に工場・事業所の並ぶ国道・幹線道路を走行するゆえ、道路渋滞が多発しやすいこともあって利用客は少なかったと思われる。1970年代後半の一時期だけ枚方営業所が担当していたこともあったようだが、その後1995年6月の廃止まで寝屋川営業所が担当していた(枚方営業所の車両でこの【16】号経路の方向幕が入っているのを見たような記憶がある)。運行本数は1987年当時、平日10往復、休日5往復だった(「京阪時刻表1987」巻末のバス時刻表より)。
私は、枚方市駅で【16】寝屋川市駅行きにBタイプ(路線・観光兼用車)のK-RC301P(社番B-3461)が入っているのを何度か見た記憶がある。1980年代後半~90年代初頭のことだった。一度乗ってみたかったが、結局乗ることもなく、気がついたら廃止されてしまっていた。
B-3461(K-RC301P) 他サイトさまより拝借
【16】号経路・枚方寝屋川線廃止後、枚方市南西部においてはバス路線空白地帯となる。しかし、淀川河川敷に近い伊加賀・出口地区は住宅地やマンションの開発が進んでいて、同地区へのバス路線があっても不思議ではなかった。そこで、伊加賀・出口地区から枚方市駅・枚方市中心部へのバス利用客需要を見込んで、2001年夏、同じ【16】号経路として、枚方出口線が誕生する。運用担当は高槻営業所。ただし、国道へのアクセスが便利ゆえもともとマイカー利用の多い地域であり、近年の枚方市駅周辺の商業・集客施設の衰退などもあり(今年5月、枚方近鉄跡にT-SITEがオープンしたが)、出口線の利用状況からして、高槻の大型車では輸送力過剰なようなので、枚方営業所に移管して中型車で招提線【38】号経路と共通運用を組んだほうが効率的だと思われる。
参考までに、枚方営業所担当時代の【16】号経路関連の運用についても興味がある。当時は交野営業所開設前で、星田線【41】号<寝屋川市駅~四条畷駅>、【43】号<枚方市駅南口~四条畷駅>なども枚方営業所管轄だった。ゆえに【16】号経路は寝屋川市駅からの星田線への送り込み運用もあった可能性はありそうだ。ただし、笠松-正縁寺間の狭隘区間対応のため、星田線には専用の短尺車が使用されていたので、実際はどうだったかはわからない。
今回は、寝屋川営業所管内の【16】号経路・<枚方市駅~寝屋川市駅>で行く。
【16】号経路・<枚方市駅~寝屋川市駅>は、かつての京阪国道線の名残。もともと<天満橋~三条京阪>間だったのが1970年代に入り<天満橋~枚方市駅>に短縮、その後も分割・短縮を繰り返して、1975年ごろ、当該【16】号経路が誕生する。分割後の<大阪市内~寝屋川>に相当する路線系統は、【1】号経路<京阪京橋~寝屋川市駅>と思われる(京橋乗り入れは2008年廃止。現在も【1】・<京阪守口市駅~寝屋川市駅>は運行中)。
【16】号経路の運行経路は、
枚方市駅北口~枚方公園口~伊加賀~(国道170号・府道京都守口線経由)~菅原神社前~池田本町~寝屋川車庫~寝屋川市駅
で、主に工場・事業所の並ぶ国道・幹線道路を走行するゆえ、道路渋滞が多発しやすいこともあって利用客は少なかったと思われる。1970年代後半の一時期だけ枚方営業所が担当していたこともあったようだが、その後1995年6月の廃止まで寝屋川営業所が担当していた(枚方営業所の車両でこの【16】号経路の方向幕が入っているのを見たような記憶がある)。運行本数は1987年当時、平日10往復、休日5往復だった(「京阪時刻表1987」巻末のバス時刻表より)。
私は、枚方市駅で【16】寝屋川市駅行きにBタイプ(路線・観光兼用車)のK-RC301P(社番B-3461)が入っているのを何度か見た記憶がある。1980年代後半~90年代初頭のことだった。一度乗ってみたかったが、結局乗ることもなく、気がついたら廃止されてしまっていた。
B-3461(K-RC301P) 他サイトさまより拝借
【16】号経路・枚方寝屋川線廃止後、枚方市南西部においてはバス路線空白地帯となる。しかし、淀川河川敷に近い伊加賀・出口地区は住宅地やマンションの開発が進んでいて、同地区へのバス路線があっても不思議ではなかった。そこで、伊加賀・出口地区から枚方市駅・枚方市中心部へのバス利用客需要を見込んで、2001年夏、同じ【16】号経路として、枚方出口線が誕生する。運用担当は高槻営業所。ただし、国道へのアクセスが便利ゆえもともとマイカー利用の多い地域であり、近年の枚方市駅周辺の商業・集客施設の衰退などもあり(今年5月、枚方近鉄跡にT-SITEがオープンしたが)、出口線の利用状況からして、高槻の大型車では輸送力過剰なようなので、枚方営業所に移管して中型車で招提線【38】号経路と共通運用を組んだほうが効率的だと思われる。
参考までに、枚方営業所担当時代の【16】号経路関連の運用についても興味がある。当時は交野営業所開設前で、星田線【41】号<寝屋川市駅~四条畷駅>、【43】号<枚方市駅南口~四条畷駅>なども枚方営業所管轄だった。ゆえに【16】号経路は寝屋川市駅からの星田線への送り込み運用もあった可能性はありそうだ。ただし、笠松-正縁寺間の狭隘区間対応のため、星田線には専用の短尺車が使用されていたので、実際はどうだったかはわからない。