2018年02月


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動態保存の「ゼブラバス」です。



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まだ中央線は201系が元気に活躍していました。



一昔前、京都市内と滋賀県各地を結ぶバスが京阪バス・帝産湖南交通・滋賀交通などによって旺盛に運行されていました。しかし、京阪京津線三条-御陵間廃止&地下鉄東西線開通以降、京都市と滋賀県を結ぶバスは一気に減ってしまい、伝統の京津国道線も京阪バス【47】号経路・<山科駅~大津京駅>が年1回のみ運行の免許維持路線となり、京都・滋賀間のバス乗り継ぎが難しくなっています。

現在、可能な乗り継ぎルートとして、まず山中越・比叡平経由の

【京都駅、三条京阪】~(京阪バス56・56A・57号)~【比叡平】~(京阪バス25・66号ほか)~【大津京駅、浜大津、石山駅】

が挙げられます。三条京阪~比叡平系統は1時間あたり1本の乗車機会が確保されているので、さほど難しくないかと思います。問題は比叡平地区での乗り継ぎ。大津京駅・石山駅行きのバスは1~2時間に1本しかなく、うまく時間を合わせる必要があります。バスの待ち合わせ時間に、木下美術館(12/1~3/31は休館)や喫茶店・中国料理店などに入るのも良いかと思います。

浜大津・石山駅から近江鉄道バスで草津方面へ乗り継ぐことが可能です。


難易度はかなり高いが、次の経路も可能です。

【出町柳駅前】~(京都バス10系統)~【途中・葛川梅の木・朽木方面】


国道367号(鯖街道)を経由するもので、運行本数は”冬季を除く”土曜・休日のみ1日2本(出町柳7:45、14:55発)ですが、出町柳での発車時間を覚えておけば便利でしょう。【途中】バス停で江若交通堅田駅行きに乗り継ぐことも可能ですが、本数は1日5本で非常に少ないので注意。それよりも、終点・朽木学校前から安曇川駅方面へ乗り継ぐほうが良いかと思います。


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これも過去のものとなりました。



国内最大のバス事業者である西鉄バスグループは、深刻な運転手不足を理由に福岡市近辺の路線バスを3月ダイヤ改正で減便することを明らかにしました。

JR博多駅と天神地区を経由して福岡市街地を循環するバスを廃止、本数を減らして往復便に切り替えると言います。ほかに、福岡市内近辺路線の最終便の運行時間を早める予定です。

全国的にバス運転手不足が深刻化しているとのことで、関西地方も他人事ではありません。


西鉄、来月から福岡市近辺で路線バス減便
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180224/ecc1802240723004-n1.htm


一昔前までは「京都ナンバー」の京阪バスは大阪府内であまり見ることはありませんでした。各営業所に貸切専用として常駐していたCタイプ車、枚方営業所に常駐していた復活ボンネットバス(C-5001)および枚方発着の高速バスぐらいだったかと思います。

しかし、京阪宇治交通と合併後、大阪府内においても京都ナンバーの京阪バスがごく当たり前の光景となりました。旧京阪宇治交通の男山・京田辺営業所の一般路線車運用範囲は、枚方市北部・東部の樟葉・藤阪・長尾などに及んでいます。特に京田辺営業所については、枚方市駅・津田駅・穂谷のほか、津田サイエンス線で交野市内の河内磐船駅まで顔を出しており、間合いで一時期交野管轄【17A】号・<津田駅→京阪交野市駅→河内磐船駅>を担当したこともあります。

京田辺営業所は一般路線のほか、第二京阪を走行する直Q京都号も主力路線であり、松井山手・大阪国際大学・交野に加え、近畿道~阪神高速東大阪線経由大阪市内のなんばOCATやUSJまで日常的に乗り入れています。

男山営業所の特定車B-3998(京都200か2353)は枚方市総合福祉センターのバスとして使用され、枚方公園や香里団地にも姿を見せており、香里団地車庫で待機したこともあるようです。

なお、枚方営業所の担当だった樟葉中書島線(廃止)の開通当初(1983年)、山科営業所所属の車両が京都ナンバーのまま運用に就き、樟葉駅まで顔を出すという謎の記録も報告されています。樟葉駅では藤阪ハイツ行きの方向幕も出しており、枚方営業所への貸出の可能性が強いと思われます。
http://katanogawara.blog.jp/archives/23776714.html



大阪・神戸間路線バス乗り継ぎルートについて考えてみたいと思います。

かつては天神橋筋六丁目や野田阪神から阪神(電鉄)バスを乗り継いで神戸三宮まで行くことが可能でした。しかし、大阪市内に乗り入れる阪神バスは今や免許維持路線で本数は非常に少なく、使いにくくなりました。

ただ、大阪・神戸間の乗り継ぎは今も可能です。一番容易いルートとして、

【梅田(JR大阪駅北側)】~(阪急バス18系統)~【西川】~(阪神バス23系統)~【阪神尼崎】【阪神尼崎(南口)】~(阪神バス尼崎芦屋線)~【阪神西宮】~(阪神バス西宮神戸線)~【阪神そごう前】

が挙げられます。大阪駅前から神崎川を渡ってすぐのところ・尼崎市西川までは阪急バス阪北線18系統に乗車します。西川から先、阪急塚口まで行くバスもあるが、本数は非常に少ないので、西川で阪神バス尼崎市内線に乗り換えます。

やや難易度は高いが、次のルートも面白いと思います。

【大阪駅前】~(大阪市営バス92系統)~【佃】~(国道2号線徒歩)~【阪神杭瀬駅北】~(阪神バス野田甲子園線)~【阪神甲子園】~(阪神バス西宮尼崎線)~【阪神西宮】~(阪神バス西宮神戸線)~【阪神そごう前】


徒歩で府県境を跨ぐというものです。大阪市営バス92系統は1時間あたり1~2本、阪神バス杭瀬駅北~阪神甲子園系統は平日20分・土休日40分間隔、阪神甲子園~阪神西宮系統は20分間隔の運転です。


京阪バス寝屋川・高槻営業所に配置されている車両について、興味深い事実を一つ。

それは大阪ナンバー4200番台の車両が配置されていること。

まず、寝屋川営業所にN-6260・6261・6262(いすゞLV290)の3台が配属、登録ナンバーは

N-6260 大阪200か4206
N-6261 大阪200か4209
N-6262 大阪200か4214

京阪バスで大阪ナンバー4200番台の車両はこの3台のほか、京田辺から高槻に転属したブルーリボンIIも数台あります。

面白いことに、過去の「大阪22あ」の時代も、4200番台は三菱ふそうブルドックの

A-1557 大阪22あ4277
A-1558 大阪22あ4278

の2台だけであり、最初は寝屋川営業所に配置されたのち高槻に転属となりました。

なぜか、大阪ナンバー4200番台の車両は寝屋川と高槻に集中するという習性があるようです(笑)


かつて、京阪京津線に ”通過する駅のない” 準急がありました。

京阪京津線の準急は1997年三条-御陵間廃止まで存在、停車駅は三条と御陵~浜大津間の各駅でした。準急通過駅のうち、東山三条・蹴上・日ノ岡は三条通上に設けられた電停タイプの駅で、ステップ付きの車両しか停車することができず、各駅停車(普通)には乗降扉ステップ付き80形電車を使用していました。

さて、「各駅に停車する準急」とは四宮-浜大津間のみに運転されていた準急のこと。朝と夜の時間帯に入出庫の関係で数本設定されていました。同じ区間のみを運転する「普通」もありました。停車駅が全く同じなのに「準急」と「普通」を区別する理由は、使用車両の違いだけでした。すなわち、「準急」は260・500・600形の2ドア車、「普通」は80形を使用するというもの。ちなみに、80形は主に三条-四宮間の普通運用をこなすが、早朝・深夜には浜大津まで乗り入れていました。

通過する駅がないことから、1987年ダイヤ改正で四宮-浜大津間区間運転の準急は「普通」に改められました。


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二条駅西口の待機場にて、エアロミディがずらり並んでいます(2015年8月)。


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京都駅に停車中の8724号・普通|橿原神宮前行きです。



大阪梅田に乗り入れる阪急バスの路線系統を一つ紹介したいと思います。

梅田と豊中・箕面を結ぶ阪北線【13】【63】系統。

運行経路は、

梅田(阪急百貨店前)~阪急三番街(北行き)/ 済生会病院前(南行き)~中津六丁目~十三~淀川警察署前~日出町(阪急バス本社前)~庄内駅前~服部~豊中市役所前~豊中~柴原口~柴原駅(市立豊中病院前:【63】系統のみ)~宮山~箕面高校前~箕面市役所前~箕面

で、梅田~豊中間は国道176号線、豊中以北は府道43号<豊中亀岡線>を主に走行します。

近鉄・京阪バスの大阪市中心部への乗り入れが軒並み撤退する中、阪急バスは大阪駅前・梅田に乗り入れる路線系統が複数存在します。特にこの【13】【63】系統が阪急宝塚線と並行しているにもかかわらず、梅田と郊外都市を結ぶ長距離路線として残っていることは貴重です(日出町に阪急バス本社・豊中営業所が設置されている都合もあると思うが)。

運行ダイヤは概ね1もしくは2時間あたり1本の本数が確保されているが、土曜・休日ダイヤは豊中~箕面間運休です。平日ダイヤでは梅田~箕面直通系統のほか、入出庫を兼ねた区間便として日出町~箕面系統も運転されます。日出町~豊中間は、【160】<新大阪~大阪国際空港>および【9】【10】<日出町~千里中央>と合わせ、毎時3本の本数となります。前述のように、鉄道と並行しているにもかかわらず路線が存続すること自体奇跡的ですが、梅田~箕面間直通電車は朝夕ラッシュ時のみの運転(基本的に石橋乗り換え)で、昼間時間帯(平日のみ)はバスが唯一の交通手段ということになります。香里園と交野市を短絡する京阪バス津田香里線と似た性格を持っていると言えなくもありません。

梅田~箕面間の運賃は280円。阪急電車の運賃と比べてさほど高いわけではありません。

先日、コメントをいただきましたが、梅田~枚方間バス乗り継ぎルートとして、

【梅田】~(阪急バス13・63系統)~【箕面高校前】~(阪急バス92系統)~【JR茨木】~(京阪バス7・9系統)~【枚方市駅】

も可能です。ただし平日ダイヤのみで、土曜・休日は豊中から先、

【豊中】~(阪急バス)~千里中央~(阪急バス101・105ほか)~阪大本部前~(近鉄バス22番)~JR茨木

などを回ることになります。


高知市のバスや路面電車を運行するとさでん交通は、本年4月から高知市内を走る路線バス19系統で土休日ダイヤの49便を減便する予定です。乗務員不足が深刻化しているためといいます(全国的にも同じ傾向のようですが)。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26973260V10C18A2LA0000/

 バスや路面電車を運行する、とさでん交通(高知市)は4月から、高知市内を走る路線バスのうち19系統で、土日祝日ダイヤの49便を減便する。乗務員の不足が深刻化しているため。乗務員の労働時間の短縮につながる、始発便や最終便を中心に減便に踏み切る。

 15日に高知市で開かれた、自治体や有識者らでつくる中央地域公共交通改善協議会で報告した。

 協議会では片岡万知雄社長が自ら人手不足の現状について説明。乗務員の処遇改善に取り組むものの、路線バス運行に必要な193人の乗務員に対し35.5人が不足していると明らかにした。

 高知ではクルーズ船の寄港増などで貸し切りバスの需要が増えている。ただ、乗務員不足で他社に仕事を回さざるを得ない状況が続いており、2017年3月期に約4400万円、18年3月期は昨年10月まで約3900万円の利益を逸失したという。

 片岡社長は「高速バスや貸し切りバスから路線バス維持への応援は限界。地域の足を守るための対策をお願いしたい」と出席者に強く訴えた。




堺市に乗り入れる大阪市営バス(→大阪シティバス)路線について一つ紹介したいと思います。

【89】系統・<地下鉄住之江公園~堺駅西口>。

運行経路は、

地下鉄住之江公園~南加賀屋~浅香山西~三宝公園~戎島~堺駅西口

で、地下鉄四つ橋線と南海本線を府道29号(新なにわ筋)経由で結んでいます。

距離は意外に短く、住之江公園~堺駅間は徒歩30分程度で可能と思われます。運行ダイヤは平日1時間に1・2本、土休日は1時間1本の運行となっています。運賃は堺市内区間も含め均一210円です。

かつては堺市内に大阪市営バス複数の路線を有していたが(堺駅からさらに出島に乗り入れていたが、南海バス堺市内中回り線に転換)、現在この【89】系統が唯一の路線系統です。これは旧・阪堺電鉄(現在の阪堺電気軌道と異なる)を買収した大阪市電阪堺線を転換した名残です。

【89】系統の現在の担当管轄は住之江営業所。住之江営業所の担当範囲は地下鉄桜川~なんば~上本町六丁目およびドーム前千代崎以南の市内南部地域を隈なくカバーしており、東は平野区加美・長吉地域、西は南港ポートタウンとかなり広いです。

地下鉄御堂筋線中百舌鳥開通以前は南海バスも大阪市内の地下鉄あびこから発着しており、また最近まで南海バス堺南港線も大阪市内に乗り入れていました。


近鉄バス【70】【72】番<JR・阪急茨木~花園・東和苑>について、一つ面白いことに気づきました。

運行経路は

JR茨木~阪急茨木市駅~阪急茨木北口~総持寺口~三島小学校前~疣水神社前~東太田一丁目~太田三丁目~花園東和苑

で茨木市と高槻市との境界付近を通っています。阪急茨木市駅から先、大阪府道132号・126号などで北へ進路を取り、国道171号線をクロス、名神高速とクロスする辺りまで行きます。

運行ダイヤは平日15分間隔、土曜・休日は20分間隔(JR茨木発着は毎時1本)。

この路線系統の面白い点は、茨木~摂津富田・高槻方面のバス乗り継ぎの利用価値が高いことだと思います。阪急バス【65】系統がR171号経由で同区間を結んでいるが、1日3往復の免許維持路線で使いづらいです。近鉄バス【70】【72】番の「疣水神社前」バス停で下車、国道171号線を東(京都方)へ徒歩15分程度で高槻市営バスに乗り継ぎが可能です。

茨木~高槻間乗り継ぎルートは、ほかに京阪バス枚方行きに乗って「竹の内町」で下車、少し歩いて「大塚」から高槻行きに乗り換える方法も可能です。


大阪・京都間を淀川右岸ルート(阪急京都線沿線)でのバス乗り継ぎルートを考えてみたいと思います。

島本町水無瀬付近で分断されているので難しいと思っていたが、バス空白地帯の上牧~水無瀬間は徒歩15分圏内なのでさほど難しくないことがわかりました。

モデルルートとして、

【大阪駅前】~(大阪市営バス37系統)~【江口橋】~(阪急バス31系統)~【上鳥飼】~(徒歩)~【柱本団地】~(高槻市営バス)~【阪急高槻駅】~(高槻市営バス7番)~【上牧北】~(徒歩)~【阪急水無瀬】~(阪急バス40系統)~【新山崎橋】~(徒歩)~【大山崎町役場前】~(阪急バス80系統)~【阪急東向日】~(阪急バス63系統)~【洛西バスターミナル】~(京都市バス33・73系統ほか)~【京都駅前】

などが挙げられます。

まず、大阪市~吹田市~高槻市間の乗り継ぎルートが意外に簡単。淀川沿岸地域(摂津市)の府道16号を経由することで茨木市をショートカット、大阪市と高槻市は意外に近いです。高槻市の柱本団地は摂津市との境界に近く、阪急バスも柱本団地まで乗り入れているが、本数はあまり多くないので【上鳥飼】から徒歩で乗り継ぐほうが早いかと思います。

一番の難関は水無瀬以北京都府内の阪急バスでしょう。2時間に1本だけの路線系統が多いので、代替ルートとして例えば

【新山崎橋】~(阪急バス19系統ほか)~【JR長岡京東口】~(京都市バス特南2系統)~【竹田駅西口】【竹田駅東口】~(京都市バス81・南5系統ほか)~【京都駅前】


のほうが毎時1本程度の本数があるため難易度は低いと思います。



日根野から網干(明石)に転属した103系HK607。
http://katanogawara.blog.jp/archives/21294838.html

和田岬線の運用に入るものと期待されていたが、どういうわけか一度も運用に入ることなく吹田へ廃車回送されました。明石に行ったのは結局何だったのでしょうか? 単なる疎開留置だったみたいですね。

ところで、奈良に転属した205系1000番台5本は新たに編成番号NE405~409が付与されており、奈良線の103系を置き換えるのはほぼ確実となりました。405から始まっていることから、来月阪和線運用終了予定の0番台4本も(6→4連化して)加わると見られます。


京阪バス京田辺営業所に新車2台が入りました。
社番N-6278・6279でエルガLV290です。
N-6278は本日(2/16)枚方尊延寺線【70】号経路の運用に入っていました。
代替はレインボーロングHRあたりが濃厚です。



京都~神戸間路線バス乗り継ぎは、大きく以下のルートが考えられます。

A)京都市内~久御山~松井山手~枚方市駅~JR茨木~石橋~西宮北口~神戸市内
B)京都市内~亀岡市内~豊能町・能勢町~川西市内~阪神尼崎~西宮~神戸市内


京都~神戸間といえば、国道171号・阪急京都線・旧西国街道沿線(淀川右岸)エリアのみで乗り継ぎ可能と思われるかもしれませんが、京都・大阪府境付近で路線が途切れているため意外に難しいです(1980年代ごろまでは御池~水無瀬間ロングランの阪急バスがあったし、その後も1997年まで水無瀬~茨木間が辛うじてつながっていたが)。

ここではB)の亀岡・豊能・能勢経由ルートを具体的に検討してみたいと思います。

1)【京都駅前】~(京阪京都交通2系統)~【亀岡駅前】~(京阪京都交通57・60系統)~【京都学園大学】~(亀岡市ふるさとバスF21・F22)~【神地(こうじ)】~(徒歩)~【牧】~(阪急バス126系統)~【西本町(池田市)】~(徒歩)~【川西バスターミナル(川西能勢口)】~(阪急バス56系統)~【阪神尼崎】【阪神尼崎南口】~(阪神バス尼崎芦屋線)~【阪神西宮】~(阪神バス西宮神戸線)~【阪神そごう前】

2)【京都駅前】~(京阪京都交通2系統)~【亀岡駅前】~(京阪京都交通34・59系統)~【運動公園ターミナル】~(亀岡市ふるさとバスF31・F33)~【広野】~(徒歩)~【豊中センター前(能勢町)】~(阪急バス77系統)~【山下駅前】~(阪急バス100系統)~【平野】~(阪急バス101系統)~【多田大橋】~(徒歩)~【けやき坂口】~(阪急バス清和台線)~【川西バスターミナル】~<以下1)に同じ>


2つ挙げてみましたが、難易度は1)よりも2)が高いです。

1)は国道423号線経由で、京都・大阪府境をまたぐバスはないが、府県境付近を徒歩で乗り継ぐことは可能。京都学園大学~神地間は本数が少ないほかは、少なくとも毎時1本あたりの本数があるので、さほど難しくないと思われます。池田~川西を結ぶバスもあるが、本数は少ないので徒歩で乗り継ぐほうが早いでしょう。阪神尼崎の阪急バスと阪神バス(尼崎芦屋線)はのりばが違うので注意。

2)は1)に比べ難易度ははるかに高いでしょう。亀岡市広野から府道54号線を南へ進むとすぐ大阪府能勢町に入り、ほどなくして阪急バス「豊中センター」バス停。能勢町なのになぜ豊中センターかといえば、豊中市野外活動センターがあるため。ここから山下駅前までのバスは概ね2時間ごとに発着。問題は山下駅前から川西バスターミナルへのルート。ここが一番の山場かもしれません。本数の多い清和台線(県道12号線)へ抜けるため、山下駅前~平野~多田大橋へと2本のバスを乗り継ぐわけだが、やはり本数は多くないので30~60分程度の徒歩で県道12号線へ抜けて乗り継ぐほうが早いかもしれません。



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枚方市藤阪中町、府道736号線沿いにある中村記念クリニック・有料老人ホーム「みどりの館」。
もともと中村病院のあったところです。
先日ここを通りがかって一つ驚いたのは、「旬彩 なかむら」というレストラン。
昼の部、喫茶、夜の部があり、昼食コースは1,500~3,000円、懐石料理やアルコール類の提供もあるとのことで、医療・福祉施設に併設される飲食店であって本格的な料理屋さんのようです。
みどりの館に入居されている方はもちろん、近隣の方々にも美味しいものを「おもてなし」の心を持ってお届けしたいと、中村病院の理事長がこのお店を始められたそうです。

http://www.hira2.jp/gourmet/nakamura-20161114.html


大阪・京都間のバス乗り継ぎルートについて、かつては京阪バス【1】号<京阪京橋~寝屋川市駅>、【16】号<寝屋川市駅~枚方市駅>、そして【52】号<樟葉駅~中書島>などを利用することが可能でした。現在では直Q京都号<なんば~京都駅>一本で移動することはもちろん可能だが、「直Q・高速バスを使わない」という条件だと、例えば次の乗車経路が挙げられます。

【大阪駅前】~(大阪市営バス34系統)~【守口車庫】【土居】~(京阪バス9A号)~【大日駅】~(京阪バス1・4・5・6号)~【寝屋川市駅】~(京阪バス22号 or タウンくる)~【京阪香里園】~(京阪バス1・9A号)~【枚方市駅】~(京阪バス26号)~【松井山手駅】~(京都京阪バス17系統:2018年3月17日開通予定)~【まちの駅イオン久御山店】~(京都京阪バス25系統)~【中書島】~(京都市バス81系統)~【京都駅前】


【大阪駅前】~(大阪市営バス36系統)~【門真南駅】~(京阪バス7号)~【門真団地】~(京阪バス1・2号)~【京阪大和田駅】~(京阪バス14号)~【寝屋川市駅】~~(京阪バス22号 or タウンくる)~【京阪香里園】~(京阪バス1・9A号)~【枚方市駅】~(京阪バス26号)~【松井山手駅】~(京都京阪バス17系統:2018年3月17日開通予定)~【まちの駅イオン久御山店】~(京都京阪バス25系統)~【中書島】~(京都市バス81系統)~【京都駅前】

本年3月17日、京都京阪バス松井山手久御山線が開通予定ですが、現行では枚方市~京都市間は新田辺・宇治田原・宇治を大回りする、もしくは徒歩で木津川を渡って上奈良(八幡市)~下津屋口(久御山町)を結ぶ、といった工夫が必要です。

枚方市駅~松井山手駅間の【26】号経路は毎時1本の運転で本数は多くないが、代替経路として、

【枚方市駅】~(京阪バス39号)~【樟葉駅】~(京阪バス30・67D号)~【松井山手駅】

【枚方市駅】~(京阪バス70・72号ほか)~【杉】~(京阪バス82号)~【松井山手駅】

【枚方市駅】~(京阪バス70・72号ほか)~【穂谷】または【穂谷口】~(京阪バス79・81号)~【近鉄新田辺】~(京阪バス67D・66A・66Bほか)~【松井山手駅】

【枚方市駅】~(京阪バス27・29・38号)~【峠】~(徒歩)~【本郷】~(京阪バス30・67D号)~【松井山手駅】

なども可能です。また、香里園や寝屋川市駅から枚方市駅を経由せずに、

【京阪香里園】~(京阪バス14号)~【津田駅】~(京阪バス72号ほか)~【杉】~(京阪バス82号)~【松井山手駅】

【寝屋川市駅】~(京阪バス41B号ほか)~【星田駅】~(京阪バス15号)~【京阪交野市駅】~(京阪バス14号)~【津田駅】

なども可能ですが、本数は少ないので注意(津田駅~津田西町間は徒歩で穂谷方面行きに乗り継ぐほうが早い)。

大阪駅~守口・大日間については、上記のほか、一旦淀川を渡る

【大阪駅前】~(大阪市営バス37系統)~【上新庄駅北口】~(京阪バス9A号)~【大日駅】


も面白いでしょう。


今から20年ほど昔、路線バスで大阪~奈良~京都を回ることが可能でした。
そのルートは、

梅田~<近鉄バス阪奈生駒線>~近鉄奈良駅~<近鉄バス、奈良交通、京阪バス>~京都駅前


で、バス2本を乗り継いで三都を回ることができたのです。

梅田~奈良間の近鉄バス阪奈生駒線は国道1号~大阪府道8号~阪奈道路経由のわかりやすいルートで、梅田からの大半の便は産業大学・生駒山上まで、近鉄奈良へ直通するバスは確か1日1~2便ぐらいだったかと思います。確か1995年頃まで運行されていたようです。奈良市と大阪梅田を結ぶ交通といえば、JRの大和路快速が有名だが、関西本線電化以前は近鉄バス阪奈生駒線がおそらく唯一の手段だったのでしょう。阪奈生駒線は2016年末に廃止、大阪駅・梅田への近鉄バス乗り入れはなくなりました。

奈良~京都間は近鉄バス・京阪バス・奈良交通の3社体制で本数調整して運行(近鉄バスの比重が最も大きかった)。国道24号線(旧道の府道69号を含む)~府県道753754号経由で近鉄・JR奈良駅に乗り入れ、近鉄京都線・JR奈良線と並行しているにもかかわらず、最盛期には毎時1本程度の本数が確保されていました。しかし、長距離路線ゆえ慢性的な道路渋滞に悩まされる上に鉄道に比べて運賃が高く、利用客激減で年々本数は減少、1998年に全廃されました。奈良交通は京都~大和八木間の1往復のみ、末期の1993年ごろ大和八木直通は廃止、1996年京阪バスと同時に運行終了。最後まで残った近鉄バスも1998年に全廃と同時に奈良営業所は閉鎖。奈良での京阪バス・近鉄バスは異色の存在でした。また、京都市内区間(観月橋以北)では京都市交通局との協定で近鉄・奈良交通はクローズドドア制度を採っていたことも痛かったようです。運用車両は近鉄・奈良交通は日野車(RE、RC、RJなど)、京阪は末期は三菱ふそうエアロミディ(山科営業所担当)で、やはり京阪のふそうは異色の存在でした。


京阪バス寝屋川営業所の過去路線について一つレポートさせていただきます。

今回はロングラン路線【1】号経路・<寝屋川市駅~京阪京橋>

運行経路は、

寝屋川市駅~寝屋川車庫前~仁和寺~黒原~大久保~大庭住宅前~佐太二番~大日~八番~八雲~地下鉄守口~京阪守口市駅~土居~太子橋~千林~高殿~蒲生四丁目~京阪京橋

で、かつての京阪国道線を系統分割したもの。寝屋川市駅~守口市駅間~土居間は現在の【1】号経路と同じ経路、守口市~京橋間は国道1号線(京阪国道)を走行するというものでした。大阪市内区間(太子橋~京阪京橋)はもちろんのこと大阪市営バス(現【35】系統<守口車庫前~今里筋~杭全>ほか)との共同区間で、京阪バスは事実上の快速運転でした。守口市から南下する国道1号線は蒲生四丁目で右折して西へ進路を取り、梅田新道で同2号線に繋いで神戸方面へ。蒲生四丁目をそのまま南へ直進すると今里筋、東住吉区の杭全(くまた)や住道矢田(すんじやた)などへ至ります。蒲生四丁目~京橋間は大阪駅・梅田と鶴見区・大東市方面を結ぶ大阪市営バス(【36】系統など)や近鉄バス阪奈生駒線と競合していました。

運行本数は1982年当時は1日6往復程度の運転だったが、末期は平日ダイヤのみの3往復に減便、2008年10月廃止。1980年~90年代前半当時、大阪・京都間を路線バスのみで移動する際、

京阪京橋~【1】~寝屋川市駅~【16】~枚方市駅~【28】~樟葉駅~【52】~中書島~【81】(京都市バス)~京都駅

といった乗継が可能でした。【16】号経路は同じく京阪国道線の残滓でBタイプ車で運用されることが多く、樟葉中書島線【52】号経路(枚方営業所担当)も時折Bタイプ車が入ることがあり、かなり豪華な乗り継ぎ旅が可能だったことになります。


「日本最古の国道」である竹内街道・横大路が日本遺産に認定されました。
これを記念して、2月18日・3月18日に竹内街道・横大路でつながるぐるりんバス(乗り降り自由、近鉄バス・奈良交通・南海バスとの共同運行)を運行する予定です。運行ルートは以下の通りです。

◎2月18日(日)
Aコース 羽曳野⇔太子⇔葛城⇔大和高田⇔橿原
Bコース 橿原⇔明日香⇔桜井

◎3月18日(日)
Cコース 堺⇔松原⇔羽曳野
Dコース 羽曳野⇔太子⇔葛城

料金は当日500円、前売り400円。運行間隔は15~60分おき。

http://www.kintetsu-bus.co.jp/news/detail.php?no=20180205175521


昨年の2・3月も竹内街道周遊無料バス運行が開催されたが、今回は堺市から桜井市・明日香村までの広範囲にわたって運行され、近鉄バス・奈良交通のほか南海バスも加わることで注目です。


昨年秋、滋賀県甲賀市のコミュニティバスに南草津土山線が登場しました。

http://www.city.koka.lg.jp/secure/9883/012%20(1).pdf

JR南草津駅西口と甲賀市土山を新名神高速経由で結ぶというもの。基本的に単一市町村内で完結するコミュニティバスが高速道経由で他の市へ越境するという点で、注目すべきと言えます。かつての草津駅と水口・土山方面を結ぶバス(滋賀交通、国鉄バス)の再来とも言えるが、本数は1日3往復のみと少なく、時間帯的に市外からの観光・レジャー等での利用は難しいと思われます(もちろん市内住民利用が優先なのは言うまでもないが)。


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御蔵山線の運用に入っている新エルガミオです(2017年8月 京阪六地蔵にて)。


2月10日ダイヤ改正で消える路線系統、【9】<京阪香里園~津田駅>

津田香里線(香里園から東香里・茄子作地域、交野市および津田を結ぶ路線)の主力として長い歴史を持つ路線系統であり、1970年代前半ごろまでは津田駅から先、藤阪や長尾方面まで運行されていたようです。運行経路は、

京阪香里園~末広町~東香里~高田~広野~京阪交野市駅~住吉神社前~倉治~桜道~(JR)津田駅

で、主に大阪府道148号<木屋交野線>および736号<交野久御山線>旧道を走行。京阪交野市駅への乗り入れは意外に遅く、2010年10月ダイヤ改正の時でした。香里園から交野市へは京阪電車(枚方市乗り換え)だと三角形の2辺をたどることになり、バスのほうが距離が短くて運賃も安く、旅客需要も高いように思われます。ただ、実際には京阪交野市駅以東の利用客は少なく、さらに府道736号旧道の住吉神社付近の狭隘な直角カーブ区間も控えるなど難しい問題も多く、今度のダイヤ改正より新【19】<京阪交野市駅~住吉神社前~交野警察署前~河内磐船駅>として系統分割の上、中型車で運用されることになりました。

香里園~交野~津田駅系統は、改正後は【14】号経路に一本化(幾野四丁目・西倉治経由)。新【14】号経路は2012年以前の【9C】号経路そのもの(2012年改正で【9C】は交野警察署経由河内磐船行きに変更されるが、今度のダイヤ改正で廃止)。また、旧【9C】号経路の事実上の区間便である現【8】【17A】号経路も廃止されます。

香里園~交野~津田駅系統の通過市町村もやや複雑で、京阪香里園付近は寝屋川市と枚方市の境界が入り組んんでおり、末広町を過ぎたあたりまでは寝屋川市、この先広野までは枚方市ののち交野市に入り、終点・津田駅前付近で再び枚方市に。ただ、津田・長尾などを含む枚方市東部地域は旧・津田町で郵便番号573-01区域、交野警察署の管轄であり、西半分(国道1号~大阪府道18号以西)とはかなり雰囲気が異なります。


全但バスと神姫バスで共同運行の特急バス姫路-城崎温泉線<キャッスルロード>が2月25日をもって運行終了となる予定です。

2015年4月に運行開始、土曜・休日限定で運行してきたが、やはり利用客は少なかったのでしょうか?

http://www.zentanbus.co.jp/information/17682/


<関連記事>
【全但バス】城崎-東京夜行バス運行開始
http://katanogawara.blog.jp/archives/19513446.html



岡山県の両備グループバスが本年9月~来年3月にかけて傘下2社78路線のうち赤字31路線の一斉廃止を打ち出しました。廃止路線は延べ113km、営業距離の22%に及びます。1日の平均乗客数は合計約5,600人で、地域住民の足への影響が懸念されます。

理由は、割安運賃を売り物にする八晃運輸(タクシー会社)が両備の数少ない黒字路線への参入を計画、国も認める見通しとなったことに抗議する、「実力行使」のためと言います。八晃運輸は昨年、両備の基幹路線である「西大寺線」への参入を国に申請。運賃は両備より30~55%安い設定だといいます。

赤字31路線を一斉廃止へ バス会社、規制緩和に抗議
https://www.asahi.com/articles/ASL285SDXL28PTIL02B.html?ref=livedoor

(2/9 追記)
両備HDが廃止届けを出した数時間後、中国運輸局から八晃のめぐりん西大寺線の認可がおりました!


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2015年に山科営業所に納車されたエアロスター・ワンステップ車(MP35)です。
W-1254~1259の6台が配置されています。


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JR西日本とJR東海との境界駅を表す点景写真です。
JR西日本スタイルの駅名標とJR東海313系のコラボが見れるのは米原駅ならでは。


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南海の新型車両8300系に乗車しました。
普通|和歌山市行きですが、自動放送でびっくりしました。


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阪和線鳳にて。
205系も羽衣線103系も本年3月ダイヤ改正で消える予定です。
225系の普通電車も当たり前となりました。






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南海堺駅に隣接しています。
南海線車窓より撮影(2018年2月)。


昨日(2月1日)より京阪バス男山・京田辺・山科・大津営業所管内のLED行先表示に英語表示サービスを開始。香里団地・交野管内は昨年末、幕ブルーリボンシティ引退のタイミングで既に英語表示を開始しており、幕車の残る高槻営業所では幕にも英語表記を加えたり、寝屋川・門真営業所も英語表示サービスが始まっています。残りは枚方営業所だけとなりました。

今回の表示変更で、

「京阪くずは」→「樟葉駅」
「JR長尾」→「長尾駅」
「JR津田」→「津田駅」

などに表記が改められた模様です。

ここでふと気になったのは、男山に2台だけ在籍している幕エアロスターW-1987・1988。
今回のLED行先表示変更で引退した可能性があります。


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JR西日本岡山気動車区所属のキハ120は運用範囲がかなり広い。

運用路線は

津山線(岡山-津山)
姫新線(佐用-津山-新見)
因美線(東津山-智頭)
芸備線(備中神代-備後落合)
伯備線(新見-伯耆大山-米子)

であり、岡山県北部山間部のローカル線を中心に東は兵庫県佐用町、北は鳥取県智頭町・米子市、西は広島県庄原市に及んでいます。木次線と接続する備後落合駅では、岡山色に加え芸備線三次方面(三次色)および木次線用と三色のキハ120を見ることができます。伯備線は電化区間で381系<やくも>と普通列車に115系電車が活躍しているが、2014年より閑散区間の新見以北ローカルにキハ120も運用されるようになっています。したがって米子駅では浜田鉄道部色のキハ120と顔を合わすことになります。なお、新見-備中神代間には以前から芸備線列車としてキハ120が乗り入れており、途中の布原駅は伯備線列車は普通列車も含め全て通過、わずかな本数の芸備線直通列車だけが停車するという秘境駅で知られます。

伯備線運用の前後運用がどうなっているのか前から気になっています。

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