2018年06月


JR東海発足当初、紀勢本線・参宮線・名松線でキハ30形(キハ35系の両運転台)が主にキハ58系との混結で活躍していましたが、ワンマン化を目的にキハ11の投入後、キハ30は営業運用から撤退。その後もキハ30 51号のみ車籍を残したまま美濃太田区に動態保存されるが、2008年に廃車手続きが取られました。

ここでは、JR東海に継承されたキハ30形たちについて、国鉄時代末期の動きをレポートしてみたいと思います。

JR東海に継承されたキハ30形は、

44、51、52、74、75、81

の6両だったと思います。

もともとキハ35系(キハ30・35・36形)グループの多かった関西・紀勢本線系統(天王寺鉄道管理局管内)ですが、両運転台のキハ30形は、もともと旅客需要の低い三重県の亀山と伊勢の2車両区に配置、草津線・紀勢本線・伊勢線・参宮線・名松線を中心に活躍していました。国鉄時代末期までに天王寺局管内キハ35系の大半は廃車もしくは関東鉄道などへ譲渡、キハ36形(片運転台・便所無し)は1両もJRに継承されず、キハ35形は5両だけがJR西日本亀山運転区、キハ30形は6両が上記の通りJR東海伊勢運転区の所属となりました。

JR東海に生き残ったキハ30形のうち、キハ30 44号は亀山区生え抜きののち、1979年に伊勢へ転属、そのままJR東海へ。

キハ30 51・52号の2両は加古川気動車区の所属で、1984年2月ダイヤ改正で伊勢線(→伊勢鉄道)普通列車1両運転に合わせ亀山へ転属、キハ40形ともども片町線(長尾-木津)などと共通運用をこなしていました。1986年3月片町線の単行運転解消後、伊勢へ転属。伊勢区の伊勢線運用が復活するが、JR発足直前の1987年3月に伊勢線は伊勢鉄道に転換。キハ30 51号が動態保存とはいえ2008年まで車籍があったことは特筆に値します。

キハ30 74・75・81形の3両は山陰の米子に配属、主に境線で活躍していたが、伯備線電化に合わせた1982年7月ダイヤ改正で米子を離れ、74・75号は奈良、81号は伊勢へそれぞれ転属。74・75が転入した奈良区はキハ35系の大所帯で、キハ35系たちは関西本線および周辺の各線(一時期紀勢本線和歌山市-新宮間も)で広範囲の運用をこなしていたが、両運転台のキハ30形が奈良に配属されるのは初めてのことでした。奈良周辺各線の電化も進み、非電化で残っていた奈良線・片町線(長尾-木津)を中心とする運用に入っていました。キハ30形2両の玉突きで奈良に残っていたキハ20形(470・471号)は二俣・志布志へ転属。奈良線では朝ラッシュ時、急行<紀ノ川>編成に増結する運用もありました。1984年10月奈良線電化後、奈良の気動車配置は廃止、亀山区へ転属。亀山時代は、51・52号ともども片町線・伊勢線の単行運転、あるいはキハ58系などと混結で関西本線(亀山-奈良)・紀勢本線(亀山-新宮)・参宮線の運用をこなしていたが、1986年3月に伊勢へ再転属ののちJR東海の所属に。


京阪バスは6月29日、自動運転バスの実用化に向けた研究を始めると発表しました。
大津市と協定を結んで実証実験を行い、早ければ2020年に本格的導入するとのこと。

国内のバス事業者が自動運転の事業化に向けて協力する自治体は珍しいとのこと。バス会社側は運転手不足の課題を解消、自治体側にも路線維持を図れるメリットがあるといいます。

京阪バス、自動運転を実験 大津と協定(産経新聞)



6.18大阪北部地震ですが、その影響は京都府南部にもかなり大きく及んでいるようです。

精華町では震度5弱を観測、山林で地すべりが発生し今後さらに崩れるおそれがあるとして、27日避難勧告を出しました。

梅雨の時期であり、いつ雨が降ってさらに崩れてもおかしくありません。枚方・交野周辺でも同様のことがありそうで不安です。


震度5弱観測した京都 精華町 山林で地すべり 周辺に避難勧告

京都府「防災・防犯情報メール配信システム」より
https://anzen.jp47.net/p26/m106/907721.html


大阪北部大地震の影響が枚方市内にもじわじわ現われているようです。

地震当日、水道管破裂で枚方市役所が浸水被害を受けたり、枚方T-SITE前(枚方市駅南口)の歩道が陥没する被害なども発生しました。



枚方市市民会館の大ホール・小ホールも天井が破損し危険性が生じたため、来年まで使えなくなったようで、開催予定のイベントに大きな影響がありそうです。



久しぶりに国鉄時代のダイヤ改正について、思いつくままに書いてみることにしました。

今回は1982年(昭和57年)7月1日伯備線電化開業に合わせた山陰・北近畿地区ダイヤ改正。

伯備線と同時に山陰本線伯耆大山-西出雲(当時・知井宮)間が電化され、近代化の遅れていた山陰本線にもようやく電車がお目見えしました。

このダイヤ改正の目玉といえば、381系特急<やくも>。
<やくも>は伯備線経由の陰陽連絡特急として、1972年山陽新幹線岡山開通と同時に登場。運転区間は岡山-出雲市・益田。気動車(キハ181系)では珍しく「L特急」に指定されていました。大半は出雲市折り返しだったが、1往復だけ浜田方面益田までのロングラン運用がありました。電化後は全て出雲市折り返しとなります(一部は出雲電車区入出庫の都合上、次の知井宮まで運転)。<やくも>の補完的列車として細々と残っていた気動車急行<伯耆>は廃止。また、気動車時代の<やくも>には食堂車も連結されていたが、381系化後は食堂車はなくなりました(気動車特急の食堂車営業はその後、博多<まつかぜ>や北海道のキハ80系で残るが、これも1986年までに全廃)。

当初、<やくも>には上越新幹線開通で余剰となる183系などが転用される計画だったが、当地の現場の強い意思で381系の新製が決まるという経緯だったようです。

伯備線の普通列車には115系を投入、一部は山陰本線出雲市・知井宮までの運用もありました(山陰本線内の普通列車は大半が客車または気動車)。首都圏の東北本線や高崎線ではお馴染みだった115系湘南色も、山陰地方の米子・松江・出雲市では新鮮に映ったことでしょう。

このダイヤ改正では、山陰本線の長距離客車普通列車や優等列車にも変更点が多くありました。
<やくも>から捻出したキハ181系は、<まつかぜ><あさしお><はまかぜ>に転用。
名古屋から小浜線・宮津線回りで出雲市までのロングラン急行<大社>は天橋立打ち止め(→4ヵ月後の11.15ダイヤ改正で廃止)となり、代わりに福知山線経由大阪-鳥取間<まつかぜ>(2・3号)を米子まで延長運転。同じく福知山線経由の鳥取<だいせん>や山陰本線京都発着<白兎>の末端区間を快速・普通列車化する一方、津山・因美線経由急行<砂丘>の米子始発が登場する、といった変更がありました。

このほか、呉(仁方)と松山(堀江)を結ぶ瀬戸内海の仁堀航路も廃止されました。

このダイヤ改正で米子に配置されていたキハ30形が奈良へ転出、キハ20を置き換えたことも付け加えたいと思います。


2018年7月1日、阪急バス・神姫バス共同運行の三宮・有馬線ダイヤ改正が実施される予定です。あわせて「神戸空港」「花山東町」の2停留所が新設されます。

神戸空港発着便は神姫バス1往復のみです(神戸空港発14:55、有馬温泉発10:05)。



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京阪バス枚方営業所に所属していた三菱エアロスターW-1982が新潟交通へ移籍しました。





このほど、神戸新交通ポートアイランド線に乗る機会がありました。
接近・発車メロディーは、「おや、これどこかで聴いたことあるな」と思ったら・・・

それは、JR京都駅、またJR京都線主要駅(新大阪、高槻ほか)のメロディと全く同じ曲です!

1997年の京都駅ビル開業以来使われているもので、かつては西武秩父駅でも使われていたとのこと。

神戸新交通ポートアイランド線では、神戸空港開通を機に現在のものが使われるようになったようだが、その理由は謎です。



三重交通四日市大阪高速線のダイヤ改正が7月21日(土)に実施予定です。


主な変更点は、

1)大阪駅乗り場を「大阪駅前(東梅田駅)」から「大阪駅JR高速バスターミナル」に変更
2)ナガシマリゾート-神戸三宮線新設(西日本JRバスの運行)
3)運行本数を平日2往復、土休日3往復に増便
4)土山バスストップ、新大阪駅北口乗り入れ廃止

です。

今回、神戸三宮乗り入れ便の新設は何よりのサプライズです。西日本JRバスの運行ですが、三重交通担当便と同様に近鉄四日市にも乗り入れることになっています(JR四日市駅への乗り入れがないのは・・・)。
また、大阪駅前のりばが大阪駅JR高速バスターミナル(JR大阪駅北口)への乗り入れに変わることは、かなりインパクトがあると言えます。


昨日(2018年6月18日)の大阪北部地震で不通となっていた阪急京都線が復旧しましたが、南茨木駅がヤバイことになっているようです。

南茨木駅の損傷が酷く駅改札閉鎖、乗車・下車不可に



ご存知の方も多いと思いますが、今朝7時58分、大阪府北部を震源とする大きな地震がありました。震源地は高槻市付近のようです。体感的には1995年阪神大震災以来のものすごく強い揺れだったように思います。

震源地に近い高槻市内では水道管破裂で道路浸水被害や断水となっているところが多く、また高槻・茨木・吹田市の一部でガスの供給も停止とのこと。関西圏特に京阪間の鉄道も軒並みストップとなったが、今先ほど京阪電車が運行再開となりました(阪急・阪神・大阪モノレールなどは終日運休)。

私の自宅でも棚の上の物が落下・散乱し、PCディスプレイも1台倒れたが、幸い大きな被害はありませんでした。自宅近辺のスーパーやショッピングセンターも閉まっているところが多いです。

2016年熊本地震のときのように、2・3日後に大きな余震が心配です。

どうか皆さん、お気をつけてください。


2018年7月7日(土)より阪急宝塚線および能勢電鉄のダイヤ改正が実施される予定です。


今度のダイヤ改正の大きな変更点は、梅田から箕面線直通列車の大幅減便。

箕面線直通列車(準急・普通)は平日ダイヤの朝と夕方に運転されているが、今度のダイヤ改正では朝ダイヤでは池田始発の「普通」などへ置き換え、夕方の梅田発箕面行き「普通」は雲雀丘花屋敷行き「急行」に変更する、などとしています。その代わり、朝の箕面線上り列車は石橋で「特急 日生エクスプレス」「通勤特急」と接続するようにし、梅田までの所要時間を短縮するとのことです。

このほか、平日の夕方時間帯には「普通」・川西能勢口行きが新たに設定されます(雲雀丘花屋敷行きからの変更)。

今度のダイヤ改正で、大阪都心から箕面市への直通列車が大幅に減るわけだが、2年後2020年度に北大阪急行の箕面萱野への延伸が予定されており、箕面市から地下鉄御堂筋線梅田・なんば・天王寺への直通列車が終日運転されることになります。そもそも箕面市の鉄道は阪急箕面線のみであり、阪急箕面線利用圏の西部(箕面・桜井地区)、北大阪急行利用圏(新御堂筋・新船場・萱野地区)の中部、阪急千里線利用圏の東部(小野原・今宮地区)、の3つに大きく分かれており、市全体のまとまりが弱いように見えます。北大阪急行の萱野延伸で箕面市をはじめ北摂地域全体の交通網が大きく変わるでしょう。

なお、昼間時間帯のダイヤは現行通りのようです。


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奈良交通の近鉄郡山駅-矢田寺間臨時バスです(2005年)。
方向幕のいすゞキュービックが少し懐かしいです。
ちょうど今頃、矢田寺の紫陽花が見ごろですね(^-^)



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京阪13000系13003Fの大阪方・13053号に幌が付いたのに続き、13002Fの京都方・13002号に幌枠が取り付けられています。上の画像では少し見づらいですが、交野線で運用中の13002Fです。

近々13003F+13002Fをつないだ8連が登場するのかと期待されているが、果たしてどうなるのでしょうか? ちなみに2012年新造搬入時に、このペアでの8連で試運転された実績もあります。


先日、

京阪バス1Dayチケットを2倍楽しむ方法(高槻・茨木地区を中心に)

を投稿しましたが、今度は近鉄電車と接続する京田辺地区について、もう少し実用的な使い方を考察してみたいと思います。

近鉄の企画きっぷでは「伊勢神宮参拝きっぷ」や「近鉄週末フリーパス」など、旅行前日までに購入する必要のあるものも多く、事前に近鉄の主要駅まで出向く必要があり、日常的に近鉄電車を利用することのない京阪沿線(北河内)住民にとってはいささか不便と言えます。近鉄の駅へ用があるとき、京阪電車で丹波橋まで往復するのが最も一般的だと思われ、JR学研都市線沿線からは京田辺駅から徒歩で新田辺、また住道・鴻池新田方面からは近鉄けいはんな線・奈良線も近く、近鉄バスもしくは自転車で出向くことも可能です。

京阪電車およびJR学研都市線の駅から離れている地域では、京阪バス1Dayチケットで新田辺まで赴くのも一つの手段です。特に樟葉・男山・八幡・松井山手・長尾・穂谷方面からは新田辺行きのバスが出ており、バスの往復だけで元が取れることも少なくないので、おススメと言えます。もちろん新田辺まで2本以上の乗り継ぎが必要な場合は、所要時間はかかるがお得でしょう。

実は「京阪奈初詣きっぷ」を購入するため、バイクで生駒まで往復したこともあります。


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近鉄生駒線の終点・王寺駅です。
JR大和路線(関西本線)・和歌山線のほか、同じ近鉄新王寺駅(東へ徒歩2分)から田原本線にも接続しています。奈良県内ではJRが賑わう数少ない駅です。

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近鉄王寺・新王寺での運賃合算制度はないので、新しく乗車券を買い直す必要があります。

ちなみに田原本線の営業区間は新王寺-西田原本間で、路線図上では他の近鉄線とは孤立しているように見えるが、西田原本駅では橿原線田原本駅と徒歩連絡があるし、橿原線と田原本線の連絡線もちゃんと存在しており、西大寺検車区から8400系ワンマン編成が送り込まれます。

かつて田原本線はここからさらに桜井まで伸びる軽便鉄道で、大阪と伊勢志摩・名古屋を結ぶ幹線の一部になる予定だったみたいで、今日の広大な近鉄路線網を築きあげる隠れた名脇役です。



近鉄バス春宮線【15】番・<小阪駅前~鴻池新田駅>が来月20日より本数削減されるようです。

新ダイヤの時刻表は↓

【15】番の運行経路は、

小阪駅前~八戸ノ里駅前~商業大学前~御厨橋~荒本駅前~東大阪市役所前(府立図書館前)~機械団地~鴻池新田駅

であり、東大阪市西部を南北に結ぶ基幹路線ですが、こちらにも減便ダイヤの波が及ぶことになります。

近鉄奈良線およびJR学研都市線沿線から東大阪市役所および府立中央図書館への足としての機能を有しており、私も何度かこの路線系統に乗車した記憶があります。

今度の減便は、廃止もしくは免許維持化への布石ではないかとの見方もあり、阪奈生駒線などと同じ轍を踏みそうな予感がします。



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鞆鉄バスと芸陽バスのエアロミディたちです。

昨年春、「青春18きっぷ」で尾道を訪れたついでに三原へ寄り道しました。
その目的は、三原始発の電車に座ること(すなわち、座席確保のための折り返し乗車)。
山陽本線尾道-三原間は車窓から瀬戸内海の景色を楽しめる数少ない区間です。
三原駅から広島方面へは海岸沿いに呉線も分岐しており、山陽本線は山あいの景色に変わります。

福山・尾道など広島県東部のバスといえば、少し以前まで古参車モノコックのたまり場であり、富士重を購入するバス事業者も多かったところです。


以前、京阪バス高槻・茨木地区では1Dayチケットをあまり楽しめない、との不満を書いたことがあります。特に阪急・JR高槻からの京阪バスはそのまま枚方市駅へ折り返すか、もしくはJRで茨木・吹田・長岡京まで移動してそこから再び京阪バスに乗ることぐらいしか思いつきませんでした。しかし、高槻・茨木・摂津市内は阪急・近鉄・高槻市営バスなど他社のバスが賑やかで、他社路線に乗るのも一つの楽しみだと思いました。

京阪バス1DayチケットはICカード化(ICOCA、PiTaPa)されているので、同じカード1枚で他社のバス、そしてもちろん鉄道に乗ることも可能で便利です(もちろん別運賃は必要です)。

茨木には阪急バスと近鉄バスが盛んに乗り入れており、阪急・JR茨木から万博公園・阪大病院や千里丘・千里中央・彩都方面他を回りながらJR吹田まで何本かのバスに乗り継ぎ、そこから【9A】号経路で守口方面へ抜けるのも良いし、高槻~茨木間を高槻市営バスおよび阪急・近鉄バスに乗り継ぐのも面白いです。

先日、高槻~茨木間を柱本団地経由で高槻市営バス+阪急バス乗り継ぎで移動してみたが、なかなか楽しかったです。高槻市南西部柱本・三島江地区ののどかな田園風景や淀川対岸の枚方・寝屋川・生駒山方面の遠景が印象的でした。高槻・茨木間の別のバス乗り継ぎルートとして、

富田駅前~上土室~(徒歩)~花園・東和苑~(近鉄バス)~阪急茨木

も可能なので、今度やってみたいと思います。

京阪バス1Dayチケットは大阪地区だけでなく京都・滋賀地区も共通で利用可能となったので、JRで長岡京・山科・大津・石山、もしくは阪急で河原町まで移動し、京都・大津地区の京阪バスを楽しむのももちろんありです。JR長岡京駅からは京阪淀行き【90】号(京阪・阪急バス共同)も良いし、京都市バス【南2】系統で竹田駅へ抜け、そこから京阪バス中書島・醍醐方面も面白そうです。



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倶楽部2600さまの記事


で、2600系30番台について興味深い書き込みがありました。

2600系30番台は2600系としての完全な新製車(0番台は旧2000系の車体と台車を活用し京阪寝屋川工場にて代替新造)、周知の通り2631F~34Fの7連×4本があります。基本編成は

Mc(2630)+T(2940)-M(2740)+T(2950)-M(2750)+M(2730)-Tc(2830)

ですが、中間の2940-2740および2950-2750を抜き、

2630+2730-2830

なる3両ユニットの組成が可能とのことで、これは大きなサプライズでした。これも2940-2740または2950-2750の2両ユニットは、0番台の2両ユニット(2625F~2628F)に挟んで4連にすることも考慮したものでは、と指摘されており、2600系登場から40年経過した今になって初めて知って衝撃的でした。ちなみに2600系0番台の2両ユニットは当初の計画では1本だけだったようですが、編成自由度を高めることを目的に4本製造することになったようです(叡山電鉄との乗り入れの可能性を考慮したとの見方も有力)。

そういえば、2600系30番台の先頭車にも当初幌が付いていましたが、なぜ7両固定編成なのに幌付きなのかと疑問でしたが、2600系30番台も実は3両ユニットが組成可能だということことと大いに関係がありそうな話ですね。2600系30番台の中間を抜いて編成替えする設計は、現在の13000系20番台に通じるものと言えます(実際に4連や8連が実現している)。

結局、2600系30番台のみの短編成を目撃したことはないが、実際に0番台と組んで5または6連、時には7~8連で運行されていました。2003年9月ダイヤ改正以降、30番台は本来の固定7連に戻され、廃車の進む0番台も残りで7連を組み、現在は0番台も含め全て7両固定編成化されています。


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高槻市南西部の柱本団地。
高槻市営バスと阪急バスが乗り入れています。
意外にも高槻市営バスよりも阪急バスのほうが発着本数は多く、阪急バスはJR千里丘および阪急茨木東口へ出ています。高槻市営バスはJR高槻駅南行きが毎時2本の発車です。
この付近に阪急バス柱本営業所があります。また、昨年までこの付近に近鉄バス(阪急茨木東口~西面口~柱本~鳥飼八防方面)も乗り入れていました。


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交野営業所N-3319がヤクルトラッピングとなっています。



京阪バス男山営業所【41】号経路・<樟葉駅~京阪八幡>についてかんたんレポート。

樟葉駅と八幡を結ぶバスは【32】号経路が終日運転されているが、もう一つの系統として【41】号経路があります。その運行経路が少し面白い寄り道ルートであり、

樟葉駅~あさひ~船橋~中の池公園~東山二丁目~しで原~京都八幡高校~さくら小学校~男山車庫~走上り~八幡郵便局~八幡市役所~京阪八幡

運行本数は2時間に1本のみで少ないが、主に男山団地南地区から山城八幡郵便局や市役所・文化センターへの足を意識したものとなっているようです。2007年11月に新設されるが、それ以前は似たような経路として【70】号経路(大芝・久保田経由)がありました。

私個人的に、これとは別に、

樟葉駅~あさひ~船橋~中の池公園~東山二丁目~しで原~くすの木小学校~泉~西山和気~男山車庫~八幡郵便局~八幡市役所~京阪八幡

といった路線系統も欲しいところだと思います。

【41】号経路の区間便として、【40】号経路・<樟葉駅~中の池公園~男山車庫>が夜の時間帯に運行されています。


国鉄キハ66系気動車は、思えば現在の近郊型車両の礎だったと言えます。

キハ66系は1975年に登場。「一般型気動車」に分類されるが、両開き2ドア、転換クロスシート(ドア付近はロングシート)、電動式行先表示器、そして当時の気動車では珍しく通勤・近郊型電車で採用されているAU75形集中型クーラーを搭載するなど、気動車としてはピカイチした。当時、国鉄で転換クロスシートを使用している例は新幹線0系ぐらいで、急行型車両を凌駕するものでした。

山陽新幹線博多開通に合わせ、筑豊地区の快速列車に投入。
2両編成(キハ66+キハ67)×15本の30両で、その後の地方都市への投入も期待されるが、製造コストが高価ということもあって量産に至りませんでした(→その後の一般型気動車は非冷房のキハ40系となる)。キハ66系は全車JR九州に継承、九州を離れることなく終生を迎えることになりそうです。

キハ66系の登場時のカラーは急行型気動車キハ58系と同じものとし、当初は急行列車にも使用されるが、1980年10月ダイヤ改正で急行運用は消失。転換クロスシートかつ高出力エンジンということもあって、乗り心地や居住性そして機能性はキハ58系に比べて大幅に改善されるが、一部ロングシートでデッキ無しという点で優等列車にふさわしいかという疑問が残り(車内の壁の色も一般型車両と同じ緑系)、いわば「遜色急行」として語られることも多いです。

結局、わずか30両のみの少数派にとどまったキハ66系ですが、これが後世の鉄道車両に伝えた功績は大きいでしょう。

キハ66系のレイアウトは、4~5年後に登場する関西の新快速用117系電車に継承されます。大手私鉄との競争の激しい関西にあって、料金不要・高速の新快速といえども老朽化の目立つ153系急行型電車では苦戦するばかり。阪急・京阪特急を凌駕する車両デザインが求められます。大阪鉄道管理局は新快速用後継車両の設計に取りかかり、それが117系となって両開き2ドア・転換クロスシートを取り入れたものとなりました。内装は阪急を意識してか落ち着いた木目調板張りとし、足回りは特急型車両並み、ハード・ソフト両面で旧来の急行型車両を上回るものとなり、優等列車並みの接客設備で料金不要の近郊型電車としては破格の出来で好評を博します。

117系はその後名古屋都市圏にも投入され、JR発足後の大都市圏(首都圏を除く)近郊型電車に大きな影響をもたらしました。

JR発足間もない頃、JR各社から3ドア転換クロスシートの新型近郊型電車が花盛り(JR西221系、東海311系、九州811系、北海道721系)。3ドア転換クロスシートといえば、実は近鉄5200系が初めてで、子会社の近畿車輛がJR西日本に5200系のデザインを売り込んで221系を製作したという噂もあります。221系の登場は私鉄王国関西の勢力図を大きく変える突破口となりました(阪急はJRに苦戦するばかりの一方、京阪特急は8000系登場→2階建て車連結→プレミアムカー連結という豪華路線が進化している)。

3ドア転換クロスシート車も一般的となり、それは気動車にも大きな影響を与えます。JR東海・快速<みえ>用のキハ75系は気動車で初めて3ドア転換クロスシートとなり、311系と似たデザインです。キハ75系はキハ66系以来のハイクオリティな快速用気動車と言えるでしょう。JR西日本でも223系のデザインに基づいて作られたキハ122・127系が姫新線姫路口に登場しました(ただし2ドア)。キハ120よりもキハ127系のほうが断然ハイクオリティです。

キハ66系の現況ですが、筑豊本線・篠栗線電化以降、生まれ故郷の筑豊地区を離れ、長崎地区で余生を過ごしています。登場から40年以上経過しており、いよいよ引退へカウントダウンといったところでしょう。



本年2月に新設された京阪バス津田香里線【15】号経路・<京阪香里園~星田駅>。

運行経路は、

京阪香里園~東香里~東香里病院前~高田~逢合橋~京阪交野市駅~星田北5丁目~星田4丁目~星田駅

で、運行ダイヤは昼間時間帯のみ40分間隔で運転(【14】号・<京阪香里園~津田駅>と交互に)されています。

今回、京阪香里園と星田駅を結ぶバスが初めて設定されたことになるが、私個人的にこの【15】号経路は星田北5丁目を通る星田・南星台循環【17C】【17D】号の代替として無理矢理でっちあげられた感じがして、今一つわかりにくいです。

まず、運賃区間について、全区間乗り通して2区260円。星田駅から乗車して逢合橋までは1区230円ですが、これより先、高田・東香里・香里園方面は2区260円となり、距離にして割高感があります。星田駅発着の【43】【43A】号経路・枚方市駅行きについても同様。ただ、星田駅の東側、「星田四丁目」から乗車すれば1区230円です。ちなみに、津田駅からの【14】号経路は、東香里病院前まで1区230円です。香里園・東香里・高田からの(直線)距離は津田駅よりも星田駅のほうが近いのですが。

京阪交野市駅~星田北5丁目間の走行経路も、実は【43】号経路とは異なっており、【43】号経路は逢合橋からR168バイパス~第二京阪バイパス~r20というルートなのに対して、【15】号経路(廃止された【17C】【17D】も)は逢合橋は通らず、直Q京都号と同じ第二京阪バイパス~r20となっています。

加えて、京阪交野市駅~星田駅間が40分間隔というのも、利用状況からして本数過剰と見えます。京阪香里園基準で20分間隔に揃えているがゆえですが、次のダイヤ改正で見直しの余地があるでしょう。

【19】号・<京阪交野市駅~住吉神社前~河内磐船駅>を交野市駅から星田北5丁目経由星田駅に延長、現【15】号経路は河内磐船駅行き(さくら丘住宅経由)に変更する。香里園~星田系統については、三井団地・ビバモール寝屋川・寝屋川団地経由が最適だと思います。


北大阪急行の箕面市への延伸区間に新設する2つの駅名が発表されました。

終着駅は「箕面萱野」、中間駅は「箕面船場阪大前」。

阪大箕面キャンパスが船場に移転する予定ですね。

延伸区間開通後、千里中央から箕面市方面への阪急バスにもちろん大きな影響があるでしょう。茨木市・豊能町山間部方面へのバスは箕面萱野発着になりそうです。

「箕面萱野」など名称決定 北大阪急行線、延伸区間の新駅



新快速運転区間に有料座席車を設定するとのニュースで話題になっているところ、221系使用の臨時急行のことをふと思い出しました。

1991~92年の海水浴シーズンに運転された<マリンしらはま221>(京都-白浜)と<マリン城崎221>(大阪-城崎)です。

当時、221系近郊型電車は増備中の過程にあり、221系車両の広域的セールスも兼ねてのことか、近畿圏を中心に西日本各地(JR四国・東海エリアにも足を伸ばす)への行楽臨時列車に起用されることも多かったです。

本来、新快速・快速を中心に使用される車両ですが、特別料金を要する急行列車に使用されたこともあり、いわゆる「遜色急行」の部類に含まれます。しかも全座席指定だったかと思います。当時の最新型車両で転換クロスシートである分、旧来の急行型車両(165系、475系、キハ58系)に比べてはるかに快適で内装・外観デザインや走行性能も優秀と言えるが、3ドア・デッキ無しで車内広告があるがため優等列車にふさわしくない(中央扉は締め切り扱いしていたが)、また通常は料金不要で乗車できる車両なのに全座席指定とは何事か、といった厳しい意見も多かったようです。

結局、2年ほどしか続かず、以降は旧来の165系が使用されるようになりました。

その後も、221系臨時快速列車は花盛りですが、223系増備などの影響もあり、徐々に減ってゆきます。

ちなみに、3ドア転換クロスシート車使用の定期急行列車として、キハ75系の<かすが>が有名です。キハ75系は主に快速<みえ>で使用中、指定席も設定されています。



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久しぶりに京阪バス山科営業所管内について記事を書いてみたいと思いました。

今回は、【3】号経路・<醍醐バスターミナル~京阪六地蔵>。

運行経路は、

醍醐バスターミナル~醍醐駅~醍醐折戸町~北小栗栖~小栗栖団地~東町~京阪六地蔵

なる短距離系統で、四条醍醐六地蔵線【87A】【87B】【88B】号経路の区間便となっています。運行ダイヤは朝と夕方~夜の時間帯のみの運転ゆえ、かなりレアな路線系統です。

六地蔵周辺のバス路線は、JR・地下鉄の六地蔵駅もあるため、京都京阪バス御蔵山線も含め、かなり複雑になっています。京阪六地蔵発着四条河原町・三条京阪方面への【87A】【87B】【88B】および【3】号経路はJR六地蔵には行かないので注意。

また、醍醐バスターミナルから六地蔵方面へは、醍醐中書島線【6】【6A】号経路(洛南営業所管轄)もあるが、経由地が異なります(外環状線石田駅・石田団地・東町経由)。


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JR西日本が在来線「新快速」運転区間を念頭に、有料座席車導入の検討を始めたと言います。

JR西 「新快速」区間に有料席 22年度までに導入へ(日刊工業)

JR西日本は在来線「新快速」運転区間を念頭に、有料座席車導入の検討を始めた。運行形態や車両などを詰め、2022年度までの実現を目指す。鉄道各社は料金収入増も狙えることから、大都市近郊路線で快適に移動できる有料座席車の導入を加速させている。JR西の新快速は関西エリアの都市間移動に使われ、長距離の乗客も多い。着席移動のニーズに応えて、サービスの向上につなげる。

上の引用記事によると、新快速電車に有料座席車(指定席まはたグリーン車)を連結するのか、あるいは新快速とは別の有料座席列車を走らせるのか、気になるところ。

2022年度までに導入とのことなので、223系もかなり老朽化が進み、新型車両導入に合わせて、グリーン車もしくは京阪プレミアムカーのような座席車を入れるということも考えられます。

以前(1990年代前半ごろ)、新快速電車にグリーン車導入の構想もあったが立ち消えになった経緯があります。関空快速(223系)に指定席を設定したこともあるが、自由席と同じ座席ということもあって利用率が悪く、廃止になりました。


<寝屋川市駅~仁和寺~大久保~守口方面>
【1】寝屋川市駅~仁和寺~大久保~大庭住宅前~大日駅~八番~八雲~京阪守口市駅・土居
【1A】寝屋川市駅~仁和寺~大久保~大庭住宅前~大日町2丁目~大日駅
【2】寝屋川市駅~仁和寺~大久保~大庭住宅前~大日駅
【3】寝屋川市駅~仁和寺
【6】寝屋川車庫~仁和寺~大久保~大庭住宅前~八番~八雲~京阪守口市駅

<寝屋川市駅~(摂南大学)~仁和寺~金田~守口方面>
【10】寝屋川市駅~摂南大学~点野団地~仁和寺団地口~仁和寺~寝屋川市駅
【16】寝屋川市駅~寝屋川車庫~池田府営住宅前~葛原~仁和寺~大日駅~地下鉄大日南口~パナソニック前~京阪守口市駅
【16A】仁和寺~大日駅~パナソニック前~京阪守口市駅
【17】寝屋川市駅~摂南大学~点野団地~仁和寺団地口~仁和寺~金田~大日駅
【17A】寝屋川市駅~摂南大学~点野団地~仁和寺団地口
【18】寝屋川市駅~摂南大学~点野団地~仁和寺団地口~八番~八雲~京阪守口市駅

<寝屋川市駅~摂南大学~茨木>
【11】寝屋川市駅~摂南大学~太間公園
【12】寝屋川市駅~寝屋川車庫~摂南大学~阪急茨木南口~JR茨木東口
【12A】寝屋川市駅~寝屋川車庫~摂南大学~上鳥飼北
【13】上鳥飼北~阪急茨木南口~JR茨木東口
【直通】寝屋川市駅~摂南大学
【直通】摂南大学~阪急茨木南口~JR茨木東口

<枚方市駅~出口~摂南大学~大日>
【90】枚方市駅~伊加賀小学校~摂南大学~葛原~仁和寺~金田~大日駅
【91】枚方市駅~伊加賀小学校
【91A】伊加賀小学校→枚方市駅南口→イズミヤ前→枚方市駅北口
【20】摂南大学~葛原~仁和寺~金田~大日駅
【21】伊加賀小学校~摂南大学~葛原~仁和寺~金田~大日駅
【直通】摂南大学~大日駅

<大日~守口市駅~吹田>
【40】摂南大学~葛原~仁和寺~金田~大日駅~パナソニック前~地下鉄大日南口~京阪守口市駅~土居~上新庄駅北口~JR吹田
【41】京阪守口市駅~土居~上新庄駅北口~JR吹田

<守口・門真北部循環>
【15C】京阪守口市駅→八雲→八番→大庭住宅前→大日駅→佐太東町→門真みらい小学校→門真市役所→京阪守口市駅
【15D】京阪守口市駅→門真市役所→門真みらい小学校→佐太東町→大日駅→大庭住宅前→八番→八雲→京阪守口市駅

<守口市駅~大日~古川橋>
<門真市役所~古川橋~門真団地>
【7】門真市役所~古川橋駅~古川町~市民プラザ前~門真団地~三島団地前~地下鉄門真南
【7A】門真市役所~古川橋駅~保健福祉センター~古川町~市民プラザ前~門真団地~三島団地前~地下鉄門真南
【8】京阪守口市駅~太子橋三丁目~八雲北住宅~八雲小学校前~地下鉄大日南口~大日駅~大庭住宅前~大久保~藤田~鳥飼道~古川橋駅
【8A】京阪守口市駅~太子橋三丁目~八雲北住宅
【9】古川橋駅→鳥飼道→藤田→大久保団地→東公民館→大久保町二丁目→もりぐち歴史館→藤田→鳥飼道→古川橋駅

<寝屋川市駅~大和田方面>
<大和田~門真団地方面>
【1】京阪大和田駅~南野口~門真団地
【2】京阪大和田駅~巣本~下馬伏~門真車庫前~門真団地~御領~巣本~京阪大和田駅
【3】京阪大和田駅~巣本~下馬伏~門真車庫前~門真団地~御領~江端南~住道駅
【35】寝屋川市駅~高柳~萱島駅~京阪大和田駅
【36】寝屋川市駅~高柳~萱島駅~京阪大和田駅~巣本~下馬伏~門真車庫前~門真団地~御領~江端南~住道駅

<試験場線>
【10】古川橋駅~免許試験場前
【11】古川橋駅~免許試験場前~門真団地
【12】大日駅~免許試験場前
【13】大日駅~免許試験場前~地下鉄門真南~門真団地

<守口南部線>
【31】【31A】京阪守口市駅~大枝公園前~西郷通~東郷通~錦通住宅~焼野~鶴見緑地
【32】京阪守口市駅~大枝公園前~西郷通~東郷通~錦通住宅~南寺方東通五丁目~世木公園
【33】京阪守口市駅~大枝公園前~西郷通~東郷通~錦通住宅~南寺方東通五丁目~寺方元町~大枝公園前~京阪守口市駅


まず、現【9A】<摂南大学~JR吹田>は大日駅~地下鉄守口間を国道経由に変更、所要時間短縮が望まれるところ。八雲・八番方面へは京阪守口市駅発着の守口・門真市北部循環線を新設する。

枚方出口線の摂南大学方面大日駅への延伸も欲しいところ。枚方市南西部の出口地区は京阪光善寺・香里園が最寄駅だが、大日駅へも意外に近く、やはり地下鉄谷町線・大阪モノレールと接続する大日駅への直通便があれば良いかと思います(現行【9】号経路を出口方面へ延伸する形で)。

それと、大日駅から門真免許試験場へのバスも望まれるでしょう。大阪モノレールと接続する京阪門真市駅発着の現【3】号経路を有効活用できないものかと考えていたが、それよりも地下鉄谷町線にも接続する大日駅発着のほうが、より多くの利用客が見込めると思いました。京阪沿線からは現行と同様、古川橋駅乗り換えで十分でしょう。


JR参宮線の臨時駅、「池の浦シーサイド」駅(三重県伊勢市)ですが、今年は営業しないとのことです。

池の浦シーサイド駅は、1989年7月に松下-鳥羽間に臨時駅として設置されました。
駅ホームがすぐ海の前で景色が良く、海水浴場へは徒歩15分。
潮干狩りの利用も見込み、3月から営業した時期もあったが、利用客は1992年(1599人)をピークに減少が続き、駅の営業日も年々縮小(近年は年に4日のみの営業)。昨年2017年は30人程度にまで落ち込んだと言います。

最盛期には海水浴場で客を待つタクシーの列ができ、関西からのカップルや家族連れも多かったそうですが、阪神大震災のあった1995年ごろを境に、客足はみるみる減ったとのこと。

駅の存廃については未定です。




JR札沼線の末端区間、北海道医療大学-新十津川間の廃止が提案されていましたが、このほど空知管内月形町長が廃止を容認する意向を固めたとのことです。

沿線4町のうち、月形町では月形高校通学など日常的な利用者が多く、維持存続を強く求めていましたが、月形町が今回廃止容認に転じたことで、沿線自治体は札沼線の廃止容認に大きく傾き、一部バス転換となる見通しになりました。

北海道のローカル線でありながら、札沼線は札幌近郊を通るため、札幌口では通勤通学客が増加、「学園都市線」の愛称も付けられ、2012年に桑園-北海道医療大学間が電化され、都市鉄道へ脱皮。これとは対照的に北部末端区間は利用客が非常に少なく、浦臼-新十津川間は1日1往復のみの運転となっています(しかも日帰り往復が不可能)。

札沼線の末端区間は石狩川を挟んで函館本線が並行しており、かつては新十津川から先、石狩沼田まで延びていて留萌本線と接続していました(札幌と石狩沼田を結んでいたことから「札沼線」と名づけられている。新十津川-石狩沼田間は1972年廃止)。

札沼線廃止、バス転換へ 道医療大ー新十津川 月形町が容認(北海道新聞)



交野市星田北2丁目、府道736号線沿いに平和堂・カインズなどを中心とする複合店舗施設ができるとのこと。完成は来年春の予定です。

平和堂は食料品中心の「フレンドマート」の形になると予想されます。交野市内における初めての平和堂店舗となりそうですね。

このあたりはバス空白地帯だが、京阪バス交野営業所からの回送車が行き来しており、バス路線新設を期待したいところです。


JR沿い星田北に平和堂とカインズができるみたい。来年の春に完成予定(枚方つーしんさま)


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