昔のある旅行記について書きたくなりました。
今回は21年前の9月中旬、「青春18」シーズンが過ぎた頃のもの。
それは、片町線の河内磐船駅から八王子まで、片道きっぷの旅。
目的は八王子近辺の大学の学会を聴きに行くことでしたが、「青春18」も過ぎてしまい、かといって単純に新幹線の往復だけでは面白くない。
そこで、少し変わった経路で学割使って片道きっぷの旅をすることにしました。
経路は、
河内磐船→(片町線)→木津→奈良→加茂→亀山→名古屋→(新幹線)→静岡→熱海→茅ヶ崎→(相模線)→橋本→八王子
河内磐船駅の窓口に「八王子まで」と伝えたら、「新幹線ですね?」。
「木津まで出て関西本線で名古屋、そして東海道本線で茅ヶ崎から相模線で・・・」
駅員さんもさすがにびっくりしたらしく、しかしこの物好きな私に快くきっぷを発行していただいて感謝。当時の河内磐船の駅員さんは面白い人だったように記憶しています。
快速・木津行きに乗り込み、少し時間があったので奈良に寄ってみました。
木津-奈良間は2回通るので、正式には別の乗車券が必要となるところだが、確か折り返し乗車の特例があったように思います(急行<かすが>が木津を通過するため)。
奈良駅の売店で駅弁を1個購入。いわば普通の幕の内だったと思いますが、当時はJR奈良駅に駅弁販売があって有りがたかったですね。加茂発亀山行き普通列車の車内で食べました(キハ120のクロスシート)。
名古屋からは東海道本線普通・快速乗り継ぎを予定していたが、これだとさすがに疲れそうなので、静岡まで新幹線でワープ。普通乗車券使用なので、特急券だけを買えば良いのは助かります。浜名湖あたりの景色が一番印象に残ったかな・・・。
静岡から先の東海道本線についてはあまりよく覚えていません。
茅ヶ崎で電化開業から5年余りの相模線に乗り換えました。少し昔までは神奈川県最後の非電化路線としてキハ35系が活躍していたし、寒川支線なんかもあったようですね。日が暮れる時間に乗ったので、沿線風景はよくわかりません。
八王子駅で夕飯用に駅弁を購入。どんなものだったかは定かではないが、おかずの鶏肉が美味しかったように記憶しています。
コメント
コメント一覧 (3)
ガミ線は実は相鉄の創業路線でした。
相鉄の本社は横浜駅西口(武蔵国)ですが相模国の茅ヶ崎で創業、茅ヶ崎から寒川神社への参拝輸送が最初だったようです。
山梨県山中湖・河口湖を源流とし神奈川県茅ヶ崎市で相模湾へ流れる相模川の砂利輸送にも手を出し、橋本まで延長したが、1944年に国有化された経緯があります。
現在の相鉄本線はガミ線国有化前に相鉄が合併した旧神中鉄道の路線でした。
ガミ線は相模川の左岸を走り神奈川r46茅ヶ崎相模原線やC4圏央道とほぼ並走します。
C4圏央道は国道468号に指定された高速道路であり2017年現在は神奈川県藤沢市~千葉県成田市、千葉県山武市~千葉県木更津市が開通しています。
高速自動車国道規格でありながら高速自動車国道に指定されなかったのは国道16号バイパスとして計画されたからです。
1991年3月のガミ線電化で神奈川県は気動車定期旅客列車が最初に消滅した都道府県となりました
(1945年6月23日に廃止された旧沖縄県営鉄道に気動車列車が走っていたなら沖縄が最初になりますが)。
国鉄→JRに限れば1987年に静岡県が初めて気動車定期旅客列車が消滅しています
(二俣線が3セク化され天浜線となったため)。
相模原市緑区橋本は横浜線・ガミ線・京王相模原線のターミナル駅に加えて、
国道16号(東京環状)、
国道129号(平塚市~相模原市緑区)、
国道413号(相模原市緑区~山梨県富士吉田市)
が交わる要衝です。
相模原市は神奈川県第3の人口を有し、
2010年には全国19番目の政令指定都市となり
(この時、相模原市の郵便番号は〒252‐0###へ統一が行われた。
2520は偶然にも1~10の最小公倍数)、
今や徳島県に匹敵する72万人になりました
(鳥取県・島根県・高知県の人口を上回る)。
橋本駅は2027年に品川~名古屋を開業予定のリニア中央新幹線の新駅が予定されています。
リニアの名古屋~亀山~奈良市(平城山?)~新大阪は2037年開業予定ですがどうなるか気になります
確かに神奈川県は気動車旅客列車が最初に消滅した都道府県ですよね。
八高線(八王子-高麗川間)が電化されたのはその5年後のことで、東京都内にも気動車列車が残っていました。
大阪府内電化率100%を達成したのは神奈川県の2年前、片町線全線電化のときでしたが、大阪駅発着の一部の特急・急行列車が気動車でしたからね。今も<はまかぜ><スーパーはくと>がそれに該当します。