今から20年ほど昔、路線バスで大阪~奈良~京都を回ることが可能でした。
そのルートは、

梅田~<近鉄バス阪奈生駒線>~近鉄奈良駅~<近鉄バス、奈良交通、京阪バス>~京都駅前


で、バス2本を乗り継いで三都を回ることができたのです。

梅田~奈良間の近鉄バス阪奈生駒線は国道1号~大阪府道8号~阪奈道路経由のわかりやすいルートで、梅田からの大半の便は産業大学・生駒山上まで、近鉄奈良へ直通するバスは確か1日1~2便ぐらいだったかと思います。確か1995年頃まで運行されていたようです。奈良市と大阪梅田を結ぶ交通といえば、JRの大和路快速が有名だが、関西本線電化以前は近鉄バス阪奈生駒線がおそらく唯一の手段だったのでしょう。阪奈生駒線は2016年末に廃止、大阪駅・梅田への近鉄バス乗り入れはなくなりました。

奈良~京都間は近鉄バス・京阪バス・奈良交通の3社体制で本数調整して運行(近鉄バスの比重が最も大きかった)。国道24号線(旧道の府道69号を含む)~府県道753754号経由で近鉄・JR奈良駅に乗り入れ、近鉄京都線・JR奈良線と並行しているにもかかわらず、最盛期には毎時1本程度の本数が確保されていました。しかし、長距離路線ゆえ慢性的な道路渋滞に悩まされる上に鉄道に比べて運賃が高く、利用客激減で年々本数は減少、1998年に全廃されました。奈良交通は京都~大和八木間の1往復のみ、末期の1993年ごろ大和八木直通は廃止、1996年京阪バスと同時に運行終了。最後まで残った近鉄バスも1998年に全廃と同時に奈良営業所は閉鎖。奈良での京阪バス・近鉄バスは異色の存在でした。また、京都市内区間(観月橋以北)では京都市交通局との協定で近鉄・奈良交通はクローズドドア制度を採っていたことも痛かったようです。運用車両は近鉄・奈良交通は日野車(RE、RC、RJなど)、京阪は末期は三菱ふそうエアロミディ(山科営業所担当)で、やはり京阪のふそうは異色の存在でした。