1980年代前半の大阪市営バスの車両はとても面白かったと思います。

まず大阪市交には三菱ふそう(MP117・118シリーズ)のブルドック車がいなかったこと。ブルドックといえば、もともと三菱自工製の車体デザインだったが、1980年より呉羽も三菱自工と共通のブルドックに統一化。大阪市営バスの三菱ふそう車は当時、呉羽・西工の車体を架装していたこともあるが、呉羽車体については1982年の時点でいち早くスケルトンボディ(中型車MKを大型化したようなスタイル)となったこともあると言えます。「呉羽製のブルドック」は京阪バス・京阪宇治交通・阪急バス・南海バス・帝産湖南交通などで採用していたが、関西の公営バスでは皆無でした(もともと三菱ふそうは西工ボディが多く、なおかつ大阪市・京都市ではスケルトンの呉羽ボディをいち早く取りいれていた。一方、神戸市は関西では珍しく三菱自工の比重が高く、1984年まで三菱自工ブルドックを継続)。

呉羽製ボディが一足お先にスケルトンとなる一方、同期の車両として「爆音バス」で有名な日野RTが西工モノコック53MCで登場したレアものもあったようです。日野RTといえば記念すべきスケルトン化の象徴で、同じ大阪市交でも純正の日野車体はスケルトンなのに、モノコックの53MCを羽織るとは。。。関西の多くのバス事業者で購入していたK-RC301シリーズが大阪市交通局で採用されなかったのもなかなかカオスですね。

大阪市営バスの特徴といえば、富士重ボディ(日野、日産ディーゼル)も忘れてはなりません。関西の公営バスで富士重を積極的に採用していたのは大阪市ぐらいでしょう(明石市も富士重+日野を購入していたらしいが)。