一昔前の神戸市バスの車両は、関西の公営バスの中でもかなり独自色が濃かったように思います。

神戸市バスといえば、私個人的に三菱ふそう・ブルドック車のイメージが強いです。

1970~80年代当時、神戸市バスの三菱車は純正の三菱自工ボディが多かったようです。関西の公営バスで三菱自工ボディを積極的に導入していたところは、神戸市ぐらいでしょう。1970年代末~80年代の三菱大型路線車の主力・MP117・118シリーズの車両といえばもちろん「ブルドック」が多く、もともと三菱自工(名古屋)の設計だったのが1980年より呉羽自動車(富山)も三菱自工のデザインに統一化されます。しかし、神戸市営バスについては、とことん純正の「三菱自工製ブルドック」にこだわり、1984年まで導入が続きました(1982~83年になると、大阪や京都の市営バスなどでは呉羽スケルトン車のMP118が導入されるが)。関西の公営バスで「ブルドック」が導入されたのは、京都市バスの電気バス数台のほかは神戸市バスのみです。神戸市バスのブルドックといえば、【36】系統・<阪神御影~鶴甲団地>や【2】系統・<JR六甲道~阪急六甲~三宮>などを思い出します。神戸市バスのMP117・118シリーズは「ブルドック」のみで、西工ボディほかは存在しなかったようです。

なお、神戸市バス発注流れと言われるブルドックが滋賀交通に2台導入されたことは有名です。1960~70年代初頭のバス窓MR520が大半だった滋賀交通に新風を吹き込み、貴重な冷房車でした(2004年まで現役だった)。

神戸市バスは三菱ふそうばかりか日野車などもかなり特徴的でした。神戸市では爆音車のRTは購入しなかったと思われ、1980~83年までモノコックRC381(日野車体・西工53MC)を継続導入していたのも、関西の公営バスとしてはかなり珍しいです。