JR和歌山線と桜井線に新型車両227系が来春、導入されることになりました。
和歌山線・桜井線では105系が活躍しています。
105系という形式は1981年、中国地方の福塩線向けに新造されたときに登場。3年後1984年の奈良線・和歌山線電化に合わせて常磐線~地下鉄千代田線用103系を改造、こちらも105系とされ、現在も主に和歌山線・桜井線で活躍を続けています。奈良・和歌山地区用105系は種車103系が4ドアであり、福塩線用3ドア車と大きく異なります(3ドア105系の一部は紀勢本線新宮ローカルに転用)。和歌山・桜井線用103系は新造から50年近く、105系として生まれ変わってからも35年近く経過して老朽化が目立ち、新型車両が望まれるところでした。
今回、和歌山線・桜井線への227系導入のニュースはサプライズでした。古い車両のたまり場と化している奈良大和路のJRのイメージチェンジに期待です。
ただ、車内設備はロングシートとされるようで少々がっかりです。せっかく観光資源に恵まれた地域なのでクロスシートにするほうが集客が望めるかと思いますが・・・。
それでも、最新の空調設備および半自動ドア設置による車内保温サービスは大幅に改善され、トイレも設置予定で快適性アップは望めると思います(現行の105系は大半が簡易冷房車ゆえ冷房の効きが悪い。あとになってトイレ設置工事は行われたが)。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/03/page_12012.html
コメント
コメント一覧 (7)
105系は1981年に福塩線で登場とありますが、宇部線・小野田線にも投入されています。
福塩線は黄色地に青のライン、
宇部線・小野田線は国鉄時代は朱色だったようです。
1983年、105系の内装を115系に準じた119系が登場しましたが、
119系は飯田線にしか投入されませんでした(現在は福井県のえちぜん鉄道へ譲渡)。119系は登場時は青地に白のラインでした
当初は105系3ドアか119系を投入する計画でしたが、シールドトンネルが続く営団(現・東京メトロ)千代田線で不評だった103系1000番台の改造で105系4ドア車を投入に。
1991年に奈良県五條市の踏切事故があり、京都線・神戸線緩行のサハ103をクハ105へ編入改造したのがありました。
大和路線・おおさか東線201系は2024年に新形式へ置き換えられるようです。
政府・大阪府・大阪市・JR西日本は2031年開業予定のなにわ筋線を2024年度に前倒したい方針ですから
(おそらく大阪市此花区で開催予定の2025年大阪万博へ合わせて)。
クロスシートだと態度の悪い学生がたむろしてしまうのと、死角が多いからだそうです。以前165系の置換えに105系を使用したのも同様の理由です。
また2両編成が基本なので混雑防止というのもあります。県側からの要望がなければ広島地区のような車内になっていたのではないでしょうか。
ありがとうございます。
確かに和歌山線では学生の不正乗車が絶えないと言われているようですね。今度、和歌山駅構内の和歌山線ホームに中間改札が設置されることは受け入れざるを得ませんね(大回り乗車がやりづらくなるが、それは仕方ないでしょう)。227系に車載型IC改札機を導入するのももちろん同じ理由でしょう。
通常の一般列車とは別に、観光向けの列車をもっと積極的に走らせてほしいと思います。
201系の置き換え計画を2024年としているのは、大阪万博以外に耐用年数を考慮してのものでもあるように思います。
関西地区向け201系の新製年度が1981〜84年頃で、体質改善工事により製造後40年程度まで使用する前提であることを考えると、丁度その時期がピタリと当てはまります。
問題は奈良線の線路容量だと思います。長池以北の複線化工事が急がれるところですね。
しかし、<みやこ路快速>とは別に座席指定の快速は欲しいところです。