四国各線が全国とレールがつながったのは、1988年瀬戸大橋開通の時。今年は開通から30周年を迎えます。
四国内の優等列車(特急)は四国島内で完結するものもあるが、新幹線連絡なども兼ねて本州へ渡り岡山発着が多くなっています。また、海を挟んだ岡山・高松都市間連絡の快速<マリンライナー>も多くの本数があり、人々の行き来は活発です。 瀬戸大橋を渡る特急列車は全てJR四国所有、<マリンライナー>もかつてはJR西日本213系を使用していたが、海を渡る瀬戸大橋という特殊条件ゆえ老朽化が早く、JR四国5000系に持ち替わりとなりました(5000系の普通車はJR西日本223系と全く同じスタイル、グリーン車のみハイデッッカーとなった)。岡山から瀬戸大橋を渡って観音寺・琴平へ直通する普通列車も運転されており、JR西日本115系もしくはJR四国6000系が充当されます。
瀬戸大橋開通ブームで賑わう頃は、特急<やくも>が高松に乗り入れたり、また瀬戸大橋を渡って高松
への臨時列車も多く運転されていました(117系、165・167系、221系などを使用)。
四国と東京を結ぶ寝台列車<サンライズ瀬戸>【東京-高松】(285系)もあります。全国的に寝台特急が廃止される中、直流電化区間のみで完結する<出雲><瀬戸>を電車化して生き残りを図り、<サンライズ瀬戸><サンライズ出雲>に生まれ変わります(<出雲>は京都から山陰本線経由だったが、伯備線経由に変更、<サンライズ出雲>となる)。専用の285系電車はJR西日本の設計ですが、車両はJR西日本とJR東海が所有しています。近年、金比羅山が心霊スポットとして人気を集め、<サンライズ瀬戸>は琴平まで延長運転されるようになっています。
このほか、「青春18きっぷ」シーズンには京都-高知間の夜行快速(14系客車)も運転されていました。
コメント
コメント一覧 (9)
213系は1989年に関西本線名古屋口にも投入されましたがそちらは現在は飯田線(と中央東線辰野~上諏訪)を走っています。
これは列車の重量が重くて、通過の際に下方に沈むからです。
開通直前の瀬戸大橋で列車の走行試験での際、EF66牽引の客車が走行してる映像がTVで放映されてましたが、相当沈み込んでました。
当然想定内の設計だそうで、新幹線も走行出来るように作られてるとか。
実際に開通が新幹線だったらどうなってたでしょうね?
JR東海の213系ですが、距離の短い関西本線専用を前提としていたのか、トイレ無しゆえ転用に困り宙に浮いた格好でした。JR東海としては異例の近畿車輛でトイレ設置改造を行い、ようやく飯田線へ転用可能となりました。
コンテナ列車を想定でEF65とEF66を連結した電気機関車9重連の試験だったそうです。
普通に電車に乗っているだけでは橋の膨らみは実感できませんが、実際は相当膨らみが大きいようですね。
東日本大震災の翌日、九州新幹線鹿児島ルート全通でJR西日本車が鹿児島中央へ、JR九州車が新大阪へ相互直通してから7年以上が過ぎました。
今日は2016年熊本地震の本震から2年です。
JR西日本車の九州乗り入れといえば山陰本線米子からキハ181系特急「いそかぜ」が博多まで乗り入れたことがありましたね。
京都から山陽本線全線を走り博多まで走っていたムーンライト九州を利用したこともあります。
JR九州車の本州乗り入れは今や415系(1971~89年製)が下関まで、800系が新下関までとなっています。
フル規格新幹線で6両編成は今や800系しかありません
関西本線213系の飯田線転用に伴うトイレ設置改造で学研都市線を走ったのは異例でした
(大垣電車区から東海道本線、琵琶湖線・京都線、城東貨物線経由)。
ありがとうございます。
もちろんJR九州のことも投稿する予定です。しばらくお待ちください。
九州の415系は下関から先、宇部新川あたりまで直通していたみたいです。
こんぴらさんって心霊スポットだったんですか・・・。初めて聞きました。何が出るんですか?
「心霊スポット」と書いてしまいましたが、誤解を与えてしまったかもしれません。
ともあれ、最近金比羅参りが出雲大社や伊勢神宮に負けず人気を集めていることには違いなく、<サンライズ>の琴平延長運転が実施されているのも、もちろん首都圏からこんぴら参り観光客を意識したもの。
マリンライナーですが、内装・外観とも京阪神の新快速と同じではいまいちですね。せっかく海を渡るんだから、海に合うカラーデザインにしてほしいと思います。