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本年4月1日ダイヤ改正で誕生した枚方尊延寺線【89】【89A】号経路・<松井山手駅~長尾駅~穂谷口~新田辺>。

運行経路は、

松井山手駅~きんめい台西~長尾駅~大阪国際大学~杉山手~杉~穂谷口~(天王)~馬廻~河内峠~茂ヶ谷~近鉄新田辺、

天王経由は【89A】号経路です。

関西外大穂谷キャンパス閉校(→御殿山キャンパスに移転)に伴うこのダイヤ改正で、

◎【82】【83】号・<松井山手駅~穂谷>(第二京阪バイパス経由)廃止
◎【75】号・<長尾駅~穂谷>と【79】【81】号・<穂谷~新田辺>を統合
◎【66】号・<枚方市駅南口~大阪国際大学~長尾駅>廃止
◎出屋敷線【26】号・<枚方市駅北口~長尾駅~松井山手駅>の松井山手乗り入れ廃止

が実施され、【89】【89A】号経路に集約されるという形です。

一つ意外に思ったのは、「穂谷乗り入れ」でないこと。しかしそれも当然のことで、境橋(関西外大キャンパス前)~穂谷間は通常空気輸送であり、穂谷キャンパス廃校に伴い、穂谷を経由する必要がなくなったためです。穂谷バス停に乗り入れる路線系統は、基本的に【72】号・<枚方市駅~津田駅~穂谷>に一本化されており、朝と夕方以降の時間帯のみ、【70】【75】【79】号経路なども発着しています。なお、【75】号経路の一部の便も長尾駅から松井山手駅まで延長されています(→事実上【89】号の区間便)。

新田辺から穂谷口以西への路線は1992年の旧【12】号・<枚方市駅~穂谷~新田辺>廃止以来となります。2005年にも新田辺~穂谷口~氷室台循環が半年間試験運行されるが、利用客が少ないため、定期運行はなりませんでした。今回、松井山手・長尾駅から穂谷口以東への路線が初めて設定されたことになり、長尾駅から枚方東部公園(馬廻下車)へのアクセスにも活用できます。

全区間の運賃は260円ですが、尊延寺以東は対キロ区間制運賃のため、整理券番号は6~7まで発行されます。

京田辺営業所の担当ですが、今回のダイヤ改正をもって津田駅・枚方市駅・津田サイエンス方面への京田辺運用が廃止され、枚方市駅・津田駅発着系統は全便枚方営業所の担当に戻りました(津田サイエンス線は交野営業所に移管)。【直通】・<長尾駅~北山中央>も昨年春から1年間だけ京田辺営業所が担当していたが、こちらも枚方営業所に復帰(枚方→男山→京田辺→枚方の順に変わる)。

私個人的に、この【89】【89A】号経路はなかなか面白いと思っています。<枚方市駅~新田辺>廃止以来の長距離路線であり、何よりも長尾駅から天王・新田辺まで乗り換え無しで行けるのがうれしいです。

今回のダイヤ改正で京田辺営業所管内の運用範囲(直Q除く)が大幅縮小されたことになるが、近い将来、樟葉長尾線・北山線の路線ダイヤ見直しも十分ありそうで、これを機会に運用担当見直しもあると思われます。例えば、

樟葉長尾線・北山線を一部統合 →男山営業所
樟葉長尾線【93】号ほか →枚方営業所
山手線【30】【67】号 →京田辺営業所
八幡田辺線【74A】【74B】号ほか →京田辺営業所
京都南部線【24】【26】号ほか →洛南営業所

あたりが最適かと思われます。