近鉄生駒線の終点・王寺駅です。
JR大和路線(関西本線)・和歌山線のほか、同じ近鉄新王寺駅(東へ徒歩2分)から田原本線にも接続しています。奈良県内ではJRが賑わう数少ない駅です。
近鉄王寺・新王寺での運賃合算制度はないので、新しく乗車券を買い直す必要があります。
ちなみに田原本線の営業区間は新王寺-西田原本間で、路線図上では他の近鉄線とは孤立しているように見えるが、西田原本駅では橿原線田原本駅と徒歩連絡があるし、橿原線と田原本線の連絡線もちゃんと存在しており、西大寺検車区から8400系ワンマン編成が送り込まれます。
かつて田原本線はここからさらに桜井まで伸びる軽便鉄道で、大阪と伊勢志摩・名古屋を結ぶ幹線の一部になる予定だったみたいで、今日の広大な近鉄路線網を築きあげる隠れた名脇役です。
コメント
コメント一覧 (3)
それでも王寺駅前に乗り入れるバスは全て奈良交通とあってやっぱり近鉄王国と感じます。
奈良県の駅利用者数ランキングは学園前、近鉄奈良に次いで3位ですが、奈良県のJR駅では利用者数が断トツ、郡部にある駅では利用者数日本一です。
北葛飾郡王寺町は王寺市かと思っていました。郵便番号が7桁化前は3桁の〒636でしたし、奈良県の市外局番の大半は1998年まで5~6桁でしたが王寺町は奈良市(2005年以前の市域)・大和高田市とともに昭和時代から4桁でした。
王寺町を中心とする生駒郡・北葛飾郡の各町は町にしては人口密度が高い方ですが。
王寺町民は奈良市よりも天王寺(阿倍野)を向いています。
近鉄奈良線でいう生駒~学園前、近鉄大阪線でいう五位堂とともに奈良府民の街です。
今住んでいる松戸市を含む千葉県東葛・葛南地域(千葉都民の街)と事情が似ています
王寺駅前は郡部にしては賑やかであり、しかも奈良県では珍しくJRの存在感が大きいですね。JRの乗降客数も奈良県内トップのはずです。
近鉄生駒線の生駒側はもちろん、末端部の王寺側もJR大和路線への利用客が多く、支線でありながら起点・終点とも大阪市内への通勤の流れがあるのは面白いですね。一昔前は2両編成で小型車820系が主に使われローカルムード満点だったが、現在は大型車4両に統一されており(ただしワンマン運転)、京阪交野線に似たような感じもします(生駒線と交野線はもともと同じ信貴生駒電鉄だったこともあるが)。