近鉄京都線の近鉄宮津駅。

所在地は京田辺市宮津で精華町との境界付近にあたるところ。1993年9月に開業しました。駅には宮津車庫が設置されており、駅開業半年前に三山木信号所として開業したのち、駅設備の完成で信号所から旅客駅に昇格しました。

さて、「近鉄宮津」駅はネタになりやすい駅名ですね。というのも、同じ京都府であって近鉄とは正反対方向の北部、丹後地方に天橋立で有名な宮津市があり、京都丹後鉄道(旧国鉄・JR宮津線→北近畿タンゴ鉄道)に「宮津駅」があるし、さらに同じ京都駅から山陰本線(嵯峨野線)経由宮津・天橋立に直通する列車も存在するので、混同を避けるために駅名に「近鉄」を冠したという話です。

近畿・東海2府3県に跨る日本最大の私鉄・近畿日本鉄道だけあって、河内・大和・伊勢など旧国名、あるいはJRほか他社と同じ名称の近接の駅を区別するために「近鉄」と冠する駅名は多いが、同じ県内にありながら100km以上も遠く離れている同駅名を区別するために「近鉄」を冠する例は、近鉄宮津だけ。ただ、これと似たような事情からか、「大和」を冠する駅名もあります。それは大和八木駅(奈良県橿原市)で、京都駅から発着する山陰本線に八木駅(京都府南丹市)と区別するためだと考えられます。大和八木駅は橿原線と大阪線の接続する近鉄の主要駅で、京都駅発着橿原神宮前行きの列車はここ大和八木を通っているばかりか特急同士の乗り継ぎ拠点でもあり、駅前に近鉄百貨店橿原店があります。また、大和八木駅から日本最長の一般路線バスで有名な奈良交通八木新宮線も発着しています。