国鉄時代末期(1985~86年ごろ)の岡山気動車区(岡オカ)について少し書いてみたいと思います。

国鉄時代の岡山気動車区に在籍していた気動車は、顔ぶれがとても多彩でした。

国鉄末期の近畿圏だと、福知山鉄道管理局管内(福知山、豊岡)では急行用キハ58系(キハ28・58)と普通用キハ47形で揃えられていたり、また天王寺鉄道管理局(亀山、伊勢)では一般型でキハ35系やキハ40系(キハ40・47)が多くを占め、なおかつ急勾配区間も多く抱えていることもあってキハ58系なども普通列車で使用されることが多くなる一方、キハ20系やキハ55系は既に姿を消していて、今一つ物足りなかったようにも思います。

しかし、岡山の気動車は急行用にはキハ58系のほかキハ65形も配置され、普通列車(一般)用はキハ40系(キハ40・47形)が主力だったものの 、キハ45系もかなり残り、そしてキハ20そしてキハ26形(キハ55系)、キハ35も少数ながら在籍していて、編成もバラエティに富んでいました。ただ、一般旅客の立場からすれば、新しくて乗り心地の改善されたキハ40系、または冷房の入っているキハ58系のほうを好んでいたことでしょう。

運用範囲は津山線・因美線・姫新線・吉備線・芸備線など、岡山県内を中心に姫路・三次・鳥取・倉吉までに及んでかなり広範囲でした。これは現在のJR西日本岡山気動車区も基本的に同様。