新神戸と神戸市北区の谷上を結ぶ北神急行電鉄の市営化の動きがあるようです。
北神急行(新神戸-谷上間)は六甲山裏側の北神地区と神戸市街地への短絡を目的に、阪急グループ(現・阪急阪神HD)傘下で1988年開通。北神急行線のほぼ全てが六甲山を貫くトンネル区間となっています。新神戸駅を跨いで神戸市営地下鉄西神・山手線と直通運転を行っており、地下鉄の一部のような感じになっています。谷上駅では神戸電鉄と接続。
北神急行は北摂(三田方面)および北神地区から神戸市街地への利便性が高い反面、初乗り運賃が360円と高く、利用低迷の要因となっています。さらに、バブル期に旺盛に進められた北神・三田地区ニュータウンの開発は減速、大阪方面へは利便性の向上したJR宝塚線に流れたこともあって、北神急行の乗客は低迷。
この現状を打破すべく、市営化で運賃引き下げへの動きが生まれているようです。神戸市交通局の料金体系に当てはめると、新神戸-谷上間は270円になるとのこと。運賃の大幅値下げや宅地開発などで周辺人口が増えれば、阪急側にとっても神戸三宮駅利用客の増大につながるなどのメリットがあるといいます。折りしも阪急神戸線と地下鉄西神・山手線との直通運転計画が本格的に進んでおり、北神急行の神戸市への譲渡はそのための駆け引きと見ることもできそうです。
北神急行、神戸市営化で値下げ 阪急と譲渡協議へ
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201812/0011937272.shtml
コメント
コメント一覧 (7)
そのため神鉄・北神急行よりもJR福知山線で大阪方面に向かう流れがメインだと思います。
北神急行の低迷は運賃の高さもありますがこれも一因だと思いますね。
北神急行の神戸市営化は楽しみですが、できれば北神急行・神戸市交通局・神戸新交通は経営統合したうえで神戸高速鉄道へ運営譲渡してもいいのではと思います。
神戸市北区は21万人、うち8万人は65歳以上(高齢化率は神戸市3位の37%)となっています。
北区は北東部の藤原台~上津台は三宮から遠い割に比較的若い世代が多く住むが、区全体では高齢化が著しいです。
神戸市は北区、須磨区、垂水区の人口流出・高齢化が著しいです。
西区はJR沿線(最寄り駅はいずれも隣接の明石市域だが)や地下鉄沿線では比較的若い世代が多いうえ、
神戸淡路鳴門道や阪神高速北神戸線が全通してから企業団地への企業進出も増えたのに西区でも北部の押部谷町(東端の見津が丘を除く)~神出町は人口流出・高齢化が進んでいます。
三ノ宮からJR神戸線~学研都市線だと出身高校の最寄り駅(鴻池新田)への方が安いです。
三宮~谷上が540円から半額の270円へ値下げ、
三宮~花山が710円から63%の440円へ値下げは
楽しみです。
神戸市はここ最近、人口流出や高齢化が進む北区、須磨区、垂水区、西区の活性化対策に取り組むようになったと感じます。
こちら松戸市では新幹線並みの運賃という北総鉄道があり、千葉県内だと東葉高速鉄道も新幹線並みの運賃です。
北総鉄道は1979年から順次開業し、2010年に全通した京成成田スカイアクセスの一部とはいえ、
短距離も長距離も新幹線並みの運賃に加えて新宿・渋谷etc副都心へのアクセスも不便です。
新宿~千葉ニュータウン中央の片道運賃は同じ新宿からJR中央線だと山梨県の某駅まで行けるくらいです
神戸市北区北東部(後述の西宮市山口町を含む)や三田市は大阪のベッドタウンとして開発されたのは、
横浜市でいう港北区・都筑区・青葉区(この3区は横浜市の北部に位置し東急沿線とあって東京のベッドタウン)のような感じです。
神戸市北区から新幹線を利用する場合、山陽・九州方面であれば新神戸駅を利用しますが、
岡場以北から名古屋・東京方面へは福知山線特急「こうのとり」で新大阪駅を利用する傾向です。
新名神高速道路が開通したことから神戸市北区北部・三田市から東京方面へは京都駅八条口までマイカーで行く人も。
北区の大部分は垂水区・西区とともにCATVに加入していなければでテレ東系列のテレビ大阪(7チャン)が映らない地域ですが
(西区だと同じ系列で岡山県・香川県のTSCテレビせとうち7チャンをワンセグで受信可能な地域が多い)、
上津台のイオンモール神戸北の屋上でワンセグを付けたらテレビ大阪を受信できました。
神戸市北区、三田市、西宮市山口町でアナログテレビ時代の2チャンといえば垂水区以西と同じくNHK神戸総合でした。
西宮市山口町についてですが、中国道の西宮北ICや阪神流通センターがある地域であり
六甲山の北側にあり位置的・地理的には神戸市北区っぽいです
(南北は有馬温泉と道場に挟まれる)。
西宮市山口町は
市外局番が神戸市・明石市と同じ078
(西宮市他地域の市外局番は0797・0798)、
郵便番号も神戸市北区と同じ〒651
(西宮市他地域の郵便番号は〒662・663・669)。
となっています。
三田市・北区北東部・西宮市山口町はご指摘のように大阪志向が強いと見えます。明石・姫路方面へ行く場合も、遠回りではあるがJR宝塚線~尼崎~神戸線新快速のほうがむしろ早いぐらいですね。
新幹線利用のためにここから新名神経由で京都駅へ車という流れもあるとのことには驚きました。近い将来、京都駅~三田間の高速バスが設定される可能性もありそうですね。
計33編成198両が製造され、
2023年春までに1000形・2000形・3000形・北神急行7000形のを全て置き換えます。
開業前の1975年に製造された1001Fからではなく、
1994年製の3028Fから順に廃車にしていきます。
2000・3000形は少数形式ゆえに廃車が早いようです
(2000形は1988年登場)。
阪急5200系(1971~1990)、
近鉄10000系(1958~1971)、
近鉄3000系(1979~2012)
のように試作的要素の形式も廃車が早い傾向にありますし、
阪神3800系(1974~1989。一部は8800系に改番され2009年3月19日まで走っていた)のように故障が相次いだ形式も同様の傾向です。
京阪5557F(1980~2016)、
阪急京都線6330F(1984~2009)、
営団→東京メトロ千代田線6035F(1990~2008)
のように同形式でも他編成よりかなり後に製造された編成も廃車が早かったです
(千代田線では1994年に1編成製造された06系が2012年に廃車となっている)。
常磐線各停から中央線快速へ転属した209系1000番台(1999~)、
東急田園都市線から東急大井町線へ転属した東急2000系(1992~)
も少数形式ゆえに3社直通できず運用が制限されたため転属を余儀なくされました。
1975(中間2両は1984)年製の1001Fと
1976(中間2両は1984)年製の1002Fも廃車となったようです。
1000・2000・3000・北神7000形で2023年3月まで残りそうなのは学園都市~西神中央間延長に合わせて1986年に製造された1000形末期編成になりそうです。