特急<南紀4号>(キハ85系)の紀伊勝浦から名古屋までの全区間にわたる前面展望の上動画を拝聴させていただきました。所要時間は3時間47分。昨年お盆のころに収録されたそうです。

一つ気になったのは、同じ紀勢本線でありながら、JR西日本とJR東海区間では保線状況が違うと感じました。新宮までのJR西日本区間はせっかく電化されているにもかかわらず、線路際は草ボウボウの箇所も所々あり、まるで廃線寸前のような雰囲気。何とかならんものだろうかと思いました。スピードもさほど出ていません。新宮を境目にJR東海の非電化区間に入ると、逆に保線が行き届いているようで、キハ85系はガンガン飛ばすようになります。

熊野市-尾鷲間は長いトンネルが何個も続くが、リアス式海岸の険しい地形ゆえ、紀勢本線で最後に開通した難工事の跡が伺えます。そういえば、今年は紀勢本線全通60周年ですね。

伊勢鉄道および関西本線に入ると複線区間も存在し、キハ85系はエンジンフル回転でぶっ飛ばします。

特急<南紀>の乗務員は、以前は紀伊勝浦までの全区間でJR東海が担当していたが、現在は新宮で交代することになっています。