JR西日本の大阪近郊区間における駅弁事情について考えてみました。
まず、駅改札内・ホーム上で駅弁の購入できる駅は、
新大阪、 京都、米原、姫路
ぐらいでしょうか。駅弁を売っている駅は、上に加えて、
三ノ宮、神戸、西明石、草津、吉野口、和歌山、園部
もあるが、改札を一度出ないと購入できないはずなので、近郊区間大回り乗車の時には不自由すると思います。特に吉野口駅では、駅構内での販売はなくなり、近くの店舗まで買いに走らなければなりません。また、園部駅(淡路屋)では、「栗めし」「鮎すし」が有名ですが、前日までの予約が必要。
駅弁そのものは駅構内・売店のほかに、阪神百貨店梅田本店、そごう神戸店などのデパ地下で購入することも可能です。もちろん百貨店やスーパーの催事で購入するのもありでしょう。このほか、私鉄の駅でも、近鉄大阪難波駅や京都駅の売店、京阪三条・出町柳駅のアンスリーで買うことも可能です(三条・出町柳のアンスリーでは、かつての京都駅弁「萩乃家」の幕の内弁当が買える!)。
駅弁を楽しめる列車・車両についても考察する必要があります。
まず、混雑しやすい新快速電車(223・225系)では駅弁を広げられる雰囲気ではありません。かつての153系や117系の時代は長距離列車の雰囲気もあって、ゆったり弁当を広げることもできたんだが。大和路快速、関空・紀州路快速、みやこ路快速、嵯峨野線の電車なども同様ですね。
ただ、新快速も京阪神の都市部から離れた末端区間などでは空いているので、その辺りで弁当を広げるのはありだと思います。
東海道・山陽本線快速(221・223・225系)、
湖西線・草津線(113・117系ほか)、
嵯峨野線・山陰本線(亀岡以北、221・223系)
丹波路快速・福知山線(新三田以北、223・225系)
大和路線高田快速(221系)、
阪和線普通(223・225系)、
関西本線(亀山-加茂、キハ120クロスシート)、
加古川線(125系)
などで、何とか駅弁を食べれそうです。
駅弁を食べるのなら、特急列車の中のほうが相応しいですね。近郊区間大回りで特急を利用することは可能なので、特急に乗ることも一つの選択肢でしょう。
コメント
コメント一覧 (5)
コンビニの普及で。
かつては関西には大阪の水了軒や京都の萩乃家など地場の駅弁業者がありましたが
国鉄の民営化でJR系列の会社が駅弁を売るようになるようになって駅から締め出されました。
ある意味国鉄民営化の被害者ですね…。
特に平日昼間の京都線京都~高槻では利用者の8割を新快速が占めるくらいです。
新快速は終日全て207・321系14両編成にして欲しいという意見も聞きますが、
それなら快速(T電)を終日全て207・321系7両編成へ変更した方がと思います。
快速は京都線京都~茨木での利用率の低さから最近、平日朝を除くほとんどが6両編成に減車されてしまい、
神戸線での混雑率が上がりました。
快速はも新大阪~垂水では新快速程ではないが平日昼間でも混雑しやすくなりました。
京都線方面は山崎付近(大阪から28km)で新快速に抜かれるため快速の利用率は茨木以北で減るが
(茨木駅は新快速通過駅で利用者数最多)、
神戸線方面は新快速に抜かれるのがかなり先の塩屋付近(大阪から44km)でありその先の垂水と舞子の利用者がかなり多いこと、
明石駅と西明石駅が線路別配線(首都圏型配線)な関係で大久保~東加古川間各駅の利用者も快速を通し利用してしまうからです。
最もよいのは、昼間の快速は223、225系運用なら京都~明石を新快速停車駅に茨木、垂水、舞子を加えた駅へ減らして欲しいです。
代わりに207、321系の区間快速を京都~西明石に設定(快速停車駅に新長田と塩屋と朝霧を追加)すればと思います。
快速は6両編成に減らすのなら207、321系7両編成で運用する方がマシなくらいです
そうですよね。地場の駅弁業者さんはJRの駅から追い出されたところ多いんですよね。
その分、神戸の淡路屋(ちなみに園部の淡路屋は神戸からのれん分けしたそうです)さんが京阪神の主要駅(そして豊岡・城崎温泉にも)に販路を広げたり、近鉄の売店、百貨店の地下に出店したりとがんばっているのが、せめてもの救いですね。
琵琶湖線・JR京都・神戸線の快速(T電)ですが、以前は昼間時間帯を中心に確か6両編成も少なくなかったと記憶しているが、近年では8両以上が多いですね。新快速では見ることのない10両編成なんてのもあります。ただし、昼間時間帯を中心に6両編成もやはりあるようなので、注意が必要ですね。