先日、阪急バス【13】系統・<梅田~豊中>の全区間を乗車してみました。

大阪駅前・梅田に乗り入れる民営バスは阪急バスのみとなりました。その阪急バスも路線縮小・減便が続いています。今回は阪北線の梅田~豊中系統に乗車してみました。

毎時1本の発着で、平日ダイヤでは梅田~箕面間の運転ですが、当日は休日ダイヤだったため、豊中止まりでした。

「梅田」のりばは、JR高架下(R176)南行きからの発車。目的地とは正反対の方向へ進みますが、すぐ阪急百貨店前を反時計周りに180度回転し北へ方向転換。半ば歩行者天国と化している阪急百貨店東側~阪急三番街~茶屋町の繁華街を抜けていくのが面白いです(ただし北行きのみ)。阪急三番街前の阪急電車高架下には、阪急高速バスターミナルが併設されています。

芝田1丁目・阪急電鉄本社ビル前の交差点で左折のあと、済生会病院前交差点で右折、R176に入ります。右手に阪急三複線と完全並行、阪急中津駅前を過ぎ、左手には大阪シティバス中津営業所。淀川(十三大橋)を渡り、十三交差点(阪急十三駅前)を十三筋へ左折、淀川郵便局前からR176バイパスへ右折で回り、区民センター前交差点で左折してR176本線に復帰。

ここから、ひたすらR176を北上(福知山方面)、阪急宝塚線とほぼ並行することになるが、阪急電車とはやや離れているため、一定の利用があるようです。山陽新幹線・北方貨物線をアンダークロス、神崎川(新三国橋)を渡って豊中市に。日出町に阪急バス本社前があります(交差点の名称も「阪急バス本社前」)。日出町~豊中間は、新大阪~大阪国際空港系統および豊中経由千里中央方面への路線系統なども加わり、バスの本数は多くなります。庄内東町6丁目交差点のところで阪急宝塚線をアンダークロス。庄内駅前は賑やかな商店街があり、下町の雰囲気です。

名神をアンダークロスしたあと、内環状線(R479)との交点である稲津町交差点。服部までは阪急電車とほぼ寄り添う形ですが、ここから先、鉄道とは少し離れます。豊中簡易裁判所、豊中市役所、豊中郵便局など、沿線に公的施設が多いことも、阪北線の利用率を支えていると言えるでしょう。

終点・豊中バス停は阪急豊中駅前ですが、バス停の名称はシンプルに「豊中」であるのが興味深いです。豊中バス停には、千里中央・箕面・緑地公園駅前・伊丹・西宮北口ほか各方面へのバスが所狭しながら賑やかに発着しています。