布施をはじめ東大阪市西部地域での(近鉄)バス撤退が相次いでいます。布施線【93】番は、数少なくなった布施地区におけるバス路線の一つです。

【93】番は近鉄布施駅前とJR学研都市線の放出を南北に結ぶ路線で、運行経路は

布施駅前~長堂~長堂2丁目~高井田3丁目~南森河内~早瀬橋~JR放出駅前

で、大阪市(東成区・城東区)との境界に近いところを走行します。終点のJR放出駅前は大阪市鶴見区です。JRおおさか東線と並行しているが、少し離れています。沿線は中小企業が多くある地域で通勤客も多かったようだが、利用客・運行本数ともに減少傾向です。以前は布施駅前~早瀬橋までだったが、2011年8月放出駅まで延伸。同時に運賃も200円均一となりました。布施営業所管轄、運用車両は小型車(日野・リエッセ)が使用されています。

運行ダイヤは概ね毎時1本が確保されていますが、初発は7~8時台、最終便は19時台となっています。

布施営業所は近鉄バスの営業所の中でも特に古く、鳥飼営業所設置前は整備工場も併設されていました。かつては布施駅前とエキスポランドを直通するバス(高速道経由)も運行していました。同営業所管轄路線は現在高速バスが主力であり、一般路線は縮小傾向です。