神姫バスの長距離路線を一つレポートしてみました。

神戸三宮と西脇市を結ぶ急行バス

運行経路は、

三ノ宮駅~新神戸駅~【阪神高速32(新神戸TN)】~(箕谷JCT)~【R428】~【r85】~【r38】~三木本町~福有橋(三木駅前)~【r23】~【r18】~小野~イオン小野~社営業所~滝野社IC~【r17】~野村(西脇市駅前)~西脇(アピカ)~西脇営業所

で、阪神高速32号線・新神戸トンネルを抜けた後、一般道を走行、三木市・小野市・加東市(社町、滝野町)を経由します。「三ノ宮駅」では神姫バス神戸三宮バスターミナル(JR三ノ宮駅東)からの発車です。「急行バス」と称するだけに、西脇営業所所属の専用のハイデッカー車両(三菱ふそうエアロエース、エアロバス)が使用されるが、運行区間の大半が一般道であり、一般路線バスとしてはかなりな長距離(57km)の部類に入れることができます。以前は、パノラマデッカーやワンロマ車に後扉を設置した車両が充当されていました。

運行ダイヤは毎時概ね1本(平日、土休日19往復)の運転。全区間の運賃1,380円、所要時間はおよそ2時間。

鉄道との競合区間は、神戸市街地-三木市・小野市間は神戸電鉄粟生線、神戸市-西脇市間はJR神戸線+加古川線が該当します。しかし、神姫バスは神戸の繁華街である三宮に直通していること(JRも三ノ宮は通りますが)、およびJR加古川線利用だと遠回りになることから、運賃・時間でバスのほうが優位に立っていると言えそうです。全便新神戸駅にも乗り入れているため、三木・小野・加東・西脇市方面から新幹線利用にも便利と言えます。加古川線は電化されましたが、神戸市内(JR神戸線)への直通電車は設定されておらず、さほど便利になったとは言えません。また、神戸電鉄粟生線は存続が危ぶまれるほど危機的状況にあると言われています。