今春のJRおおさか東線新大阪開通により、吹田市内の阪急バス路線・ダイヤに大きな変更がありました。その特徴の一つに、JR南吹田駅に乗り入れる路線が新設されたことが挙げられます。 該当路線は【85】系統・<JR吹田~江坂~阪急曽根>。
【85】系統の運行経路は、
JR吹田~田中町~吹田簡易裁判所~南清和園~JR南吹田~南小学校前~広芝町~江坂駅前~小曾根~服部~豊中四中前~曽根東~阪急曽根
で、JR吹田~吹田簡易裁判所間は京阪バス【9A】号経路(京阪守口市駅行き)と共通経路、江坂~小曾根間は内環状線(R479)、服部~曽根東間はR176を走行。吹田簡易裁判所バス停は、従来京阪バス(「簡易裁判所前」)のみの発着だったかと思うが、今回阪急バスも停車するようになったのは少し驚きです。JR南吹田駅は、吹田市に所在しますが、両隣の駅(新大阪、JR淡路)が大阪市内のため、「大阪市内の駅」に指定されています。阪急宝塚線の「服部」駅は「服部天神」駅に改称されました(バス停は「服部」)。
【85】系統は吹田営業所管轄、運行ダイヤは60~120分に1本となっています。一部の便はJR吹田~江坂駅前間の区間運行です。
コメント
コメント一覧 (7)
南吹田駅、東大阪市の4駅は川崎市(川崎区、幸区のみ)や広島県安芸郡府中町&海田町と同様に特例で市内扱いとなっています。
亀岡市にある山陰本線(嵯峨野線)の保津峡駅は1989年まで京都市西京区にあった(現在のトロッコ保津峡)名残で京都市内扱いです。
大阪市平野区の新加美駅は「大阪市内の駅」となりました。1990年に京葉線の新木場駅(江東区)と葛西臨海公園駅(江戸川区)が「東京都区内の駅」になったように。
これで○○市域にありながら市内の駅指定外の駅は
福知山線(JR宝塚線)の道場駅(神戸市北区)、
筑肥線の福岡市西区にある各駅
(新駅の九大学研都市を除き1983年まで「福岡市内の駅」でした)
のみとなりました。
1985年に廃止された福岡県の香月線は岩崎駅と香月駅が北九州市八幡西区に属したものの「北九州市の駅」ではありませんでした。
遠賀郡水巻町と中間市の旧国鉄駅がもし「北九州市の駅」特例となっていたら旧香月線は全線が北九州市内扱いとなっていたのに
(中間市と遠賀郡4町の市外局番は北九州093)。
R176と大阪r145の交差点付近なのもと思います。
服部天神駅の隣、曽根駅のバス停が阪急曽根なのは兵庫県高砂市の曽根駅(JR神戸線)と区別するためではと思います。
余談だが、JR曽根駅から兵庫r555を2km南下すれば山陽電鉄本線の山陽曽根駅へ行けます。
阪急に阪急が付く駅は存在しないが、曽根駅の駅名標は平仮名表記だと上記を理由に「はんきゅう」を入れていたような気がしますし、
定期券や現在のICカードの扱いも阪急を入れていたと思います
(梅田、塚口、御影、春日野道、神戸三宮、伊丹、今津、宝塚、桜井、吹田、西院、嵐山の各駅も。王子公園駅も1984年以前の西灘駅時代はおそらく該当したかも)。
ちなみに、小曽根〜江坂間は内環(R479)経由ではなく、服部でR176を左折しr145を通ります。r145は江坂の北、垂水町を通り阪急千里線の豊津駅へ抜けますが、バスは垂水町の新御堂前で右折、江坂駅前に入ります。
ちなみに、吹田〜江坂間は内環経由だったものを今回JRおおさか東線、南吹田駅周りに変更されました。
この変更でどちらかというと阪急千里線吹田駅方面にいかなくなり、南吹田を重視した感じで、京阪バス守口市駅へ入る寝屋川方面からの便が、地下鉄谷町線大日に集約されたように、自鉄道連絡より、他鉄道連絡(せめて集客できるように?)を重視した感じかあります。
人手不足などが、こんなところにも出てるんでしょうか?(ちなみに4月改正で多少減便されてます)
85系統は豊中に入りますが、吹田営業所の担当です。
余談 豊中駅に入る便といえば、85系統と同じ日から伊丹営業所担当の豊中〜伊丹(旧中環経由)の岡町線も大幅減便されています。
2007年4月2日から2010年4月1日にかけて団塊世代が定年となった影響が全国的にもバス路線の減便にかなり出ていますね。
団塊世代は年間250万人ずつ生まれた世代とあってざっと750万人、愛知県や埼玉県に相当します。
人手不足や厚生年金受給年齢引き上げの影響で全国のバス各社局は60~64歳の継続雇用を行うようになりましたが、
先月の神戸市バス事故(64歳運転手)のようなリスクも心配です。
r99旧中環を走る阪急バス岡町線の減便ですが、以前コメントしたようにr10以西は府県境を越境する伊丹市バス空港線と被ります。
伊丹市を走る電鉄系バスは他に
R171を走る阪急バス石橋西宮線
(わずかな距離だが尼崎市を走る。尼崎市の国道といえばR2やR43は認識していてもイナイチが尼崎市を通ると認識する人は少数)、
R176池田バイパスを走る阪急バス宝塚空港線
(伊丹市を通る距離は短くイナロクBPが伊丹市を通ると認識する人は少数)、
r13を走る阪急バス尼崎川西線、
r42尼宝線を走る阪神バス尼宝線
くらいです。
そういえば、阪急電車の駅に「阪急」の付いた駅名はありませんね。駅名標の「はんきゅう」は見かけたような気がするが、そこまで注意して見てませんでした。しかし、阪急の「吹田」駅は副名称に「市役所前」が付いてたり、「西院」は阪急と嵐電では読み方が異なるとか、興味深いネタが隠れているものですね。
今度のダイヤ改正で吹田線の豊中乗り入れが廃止されましたよね。R176の渋滞の影響ももちろんあると思います。岡町線も大幅減便されましたね。旧中環r2は、大阪空港の下を潜り抜けて伊丹へ抜けるr99と一本の道なんですよね。
JR南吹田と江坂は徒歩可能圏と言えるほど、直線距離では近いんですよね。鉄道だと新大阪乗り換えで大回りになりますが。
阪急の駅名についてといえば、
梅田駅発行切符の「梅田」、
梅田駅の定期券(IC定期券含む)表記の「阪急梅田」
は田の十を「メ」にしています。
阪急は梅田駅が利用者数断トツですが、
園田、池田、富田、吹田、山田の各駅(さらに能勢電の多田も)との区別から
十をウメダの「メ」にかけて造字したようです。
神戸市東灘区の御影駅は「阪神と阪急にそれぞれあってJRにない」のは有名なネタですが、
それは実は間違いでJRにも御影駅はあったりします
(神戸線ではなく北海道の根室本線)。
阪急今津南線に阪神国道駅(西宮市)がありますが、R2阪神国道を跨ぐから阪神国道という駅名になっています。1975年に廃止された阪神電車国道線(阪国電車)の停留所は北今津でした。
JR鶴見線に国道駅(横浜市鶴見区)がありますが、
R15第一京浜国道(開業した1929年当時は國道1号)を跨ぐから国道駅となっています。