近鉄バスの一般路線は、大阪府・京都府の近鉄沿線を中心とするエリアをカバー。 大阪府下では、四條畷市~東大阪・八尾~富田林市の中河内・南河内地域に加え、近鉄沿線とは離れた北摂の茨木・摂津市にも離れ孤島的に路線網を有します。京都府内においては、かつては京都駅~奈良を結ぶ長距離路線もあったが、今は伏見区の向島ニュータウンを中心とする、ごく限られたエリアのみとなっています(ほかに京都市バス洛西営業所管内路線を委託管轄しているが)。昔は奈良県内に奈良営業所を設置(1998年廃止)、前述の京都奈良線および阪奈生駒線(梅田-奈良)していました。奈良県に乗り入れる路線としては、四条畷~高山(生駒市)、大阪阿部野橋~天理といったユニークな路線もあったが、全廃。

現在、奈良県に跨る近鉄バスの一般路線はどれだけ残っているのでしょうか? 調べてみましたが、該当する路線は、

【50】高安山~信貴山門

のみしかありません。阪奈生駒線の残滓と言うべき【16】<住道駅前~生駒登山口>が少しだけ奈良県生駒市に乗り入れているかと思いきや、大阪府下(大東市)で完結しています。かつては阪奈道路経由で梅田・京橋と近鉄奈良を結ぶ長距離路線もあったが、現在は梅田乗り入れさえも撤退(休止)するという状況です。

大阪阿部野橋~天理系統は西名阪経由で、末期は中型車HRが西名阪を疾走していたそうです。後年の高速バス大阪伊賀線運行(近鉄・三交共同運行)の布石になったとも言えるが、これも軒並み本数が減らされました(平日は運休)。