兵庫県加古川市は、来年4月から神姫バスの加古川市内路線の運賃をICカード利用で最大200円に抑える方針を示しました。距離・路線に関係なく、運賃は160~200円となります。住民の負担を軽減させることで、利用を促し公共交通の維持につなげたい考えで、通常運賃との差額は市が補填するといいます。

今回、加古川市がこの方針を打ち出した事情として、「市南部の『かこバス』が100円または200円であり、市北部の路線と比べて不公平と感じる市民もいた」と説明しています。

バス運賃上限200円といえば、丹後半島の丹海交通バスの例を連想させます。ただし、加古川市の神姫バスについては、ICカード利用(「ニコパカード」)が条件。加古川市内で最も高額な運賃は、JR加古川駅~都台間の590円ですが、「ニコパカード」利用で、市内のバス停で乗降すれば、200円が上限となります。

加古川市内の路線バス、上限200円に 来年4月から(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201907/0012503708.shtml