国道1号線(旧道)鈴鹿峠南側(三重県亀山市関町)の手前に、伊勢坂下というバス停があります。

亀山市営バス「西部ルート」<関駅前~伊勢坂下>の終点ですが、かつては国鉄バス亀草本線が通っていました。すなわち、亀山と草津を国道1号線経由で結んでいましたが、草津線・関西本線とほぼ並行することなどもあり、例によって路線縮小が相次ぎました。JR発足後も鈴鹿峠を越えるバス路線は一応存続、最終的には三雲駅発亀山行きの片道1便が残ったようだが、2000年ごろまでに廃止されたそうです。

亀山駅はJR東海と西日本との境界にあたり、駅構内はJR東海の管轄だが、駅前から発着するJRバスは西日本JRバスで、少し妙に思えます。水口営業所亀山派出所の管轄で、三重ナンバー。亀山駅西側の車両基地・亀山鉄道部がJR西日本管轄であるのと同じ構図ですね。亀山駅からのJRバスは末期は伊勢坂下折り返しだったが、まるで忘れられたような存在でした。

JRバス撤退後の詳しい経緯はわからないが、三重交通に移管されるも撤退し、亀山市が運行することになったようです。