国道1号線(旧道)鈴鹿峠南側(三重県亀山市関町)の手前に、伊勢坂下というバス停があります。
亀山市営バス「西部ルート」<関駅前~伊勢坂下>の終点ですが、かつては国鉄バス亀草本線が通っていました。すなわち、亀山と草津を国道1号線経由で結んでいましたが、草津線・関西本線とほぼ並行することなどもあり、例によって路線縮小が相次ぎました。JR発足後も鈴鹿峠を越えるバス路線は一応存続、最終的には三雲駅発亀山行きの片道1便が残ったようだが、2000年ごろまでに廃止されたそうです。
亀山駅はJR東海と西日本との境界にあたり、駅構内はJR東海の管轄だが、駅前から発着するJRバスは西日本JRバスで、少し妙に思えます。水口営業所亀山派出所の管轄で、三重ナンバー。亀山駅西側の車両基地・亀山鉄道部がJR西日本管轄であるのと同じ構図ですね。亀山駅からのJRバスは末期は伊勢坂下折り返しだったが、まるで忘れられたような存在でした。
JRバス撤退後の詳しい経緯はわからないが、三重交通に移管されるも撤退し、亀山市が運行することになったようです。
コメント
コメント一覧 (3)
「西の箱根峠」と呼ばれるR1鈴鹿峠は1924年に鈴鹿トンネルが開通したが、
1967年にトラック火災が発生したのを機に4車線化が決定、
1978年12月に京都方面車線が開通し従来のルートは名古屋方面車線となりました。
伊勢坂下バス停は中央西線の坂下駅(岐阜県中津川市)と区別するため伊勢を冠しました。現在は亀山市ですが、平成の大合併までは関町でしたから関に坂下と岐阜県を連想しそうな地名です。
坂下駅も坂下バス停も名古屋駅から約70km、中京圏の端という共通点が。
愛知県も名古屋市の隣の春日井市にも坂下という地名があり、坂下は中京圏に多い地名と感じます。
だが、坂下姓で最も有名な人は京都府宇治市木幡出身ですが。
亀山駅から三雲行のバスがありましたが、三重県に三雲町という自治体がありました(2005年、松阪市へ合併された)から亀山市民でもどっちの三雲か混乱したでしょう。
神奈川県綾瀬市の近くを通る小田急線を走る綾瀬行(綾瀬駅は東京都足立区にある東京メトロ千代田線の駅)のような感じで。
旧亀草線では近江土山(山陽本線(神戸線)の土山と区別)とかあったようですから。
>滋賀県三雲駅と三重県三雲町の関係
東京駅や新宿駅で小金井行(宇都宮線)と武蔵小金井行(中央線快速)も。
小金井といえば東京都小金井市を連想しますが武蔵小金井の方であり
(武蔵小金井駅が開業したのは大正最後の1926年)、
小金井駅は栃木県下野市にあります。小金井駅付近は平成の大合併前は国分寺町でしたから、小金井市の隣の市と被りました。
国鉄時代は鹿児島本線に荒尾発小郡(現・新山口)行の普通列車がありましたが、
福岡県小郡市に隣接する佐賀県三養基郡基山町を走っていたからこれは小田急の綾瀬行みたいな現象になっていました。
綾瀬についてですが、
東京都足立区の綾瀬駅は葛飾区境に近く葛飾区民の利用者も多く、
神奈川県綾瀬市は鉄道駅も国道もない市(1984年までR246が走っていたが、神奈川r40横浜厚木線へ降格し国道通過自治体が隣の座間市とトレードされた)
となっています。
E1東名高速の綾瀬バス停は綾瀬市です。
綾瀬といえば連想する某女優はどちらでもなく広島市安佐南区出身でありしかも綾瀬は芸名だったりします。
>関に坂下と岐阜県を連想しそうな地名です。
本当にそう思います。「坂下」という地名は東海地方に多いみたいですね。
>三重県に三雲町という自治体がありました(2005年、松阪市へ合併された)から亀山市民でもどっちの三雲か混乱したでしょう。
亀山市民にとって「三雲」といえば、どちらかといえば松阪市のほうを連想されることでしょうね。「三雲駅」はもちろん、滋賀県の草津線のことですよ(笑)。ただ、平成大合併の佳境だった2005年には、亀山駅から滋賀県へ行くバスは既になくなっていたはずなので、特に問題はなかったのでしょう。