阪急電鉄のTwitter公式アカウントに、京都線に7両編成が残る理由が投稿されていました。

https://twitter.com/hankyu_ex/status/1194519338927173633

京都本線と千里線では、京都河原町駅2号線を除いて、ホーム有効長は8両編成対応となっています。 
大阪メトロ堺筋線直通電車は8両編成に統一されています(かつては5・6両の短い編成だったが)。
また、神戸・宝塚本線の電車は、今津線直通を除いて8両編成(以上)で運用されています。

京都線・千里線も全列車を8両編成に統一できるはずだ、と思われますが、7両編成を残さざるを得ない事情があるんですよ。

それは、車庫の収容能力の問題。

神戸・宝塚線に比べて短編成も多かった京都線でも、車庫の拡張を進めてきたものの、もう空いている土地はなく、限界に達しているようです。正雀車庫でも、6両や7両までしか入れない配車線が少なからず残っています。そのために、7両編成が残るというわけですね。

最近、5300系の7両編成化が目立つ一方、堺筋線直通用に造られた古豪3300系の8両編成が増えているみたいですね。そういえば、私が京都線に乗る時、3300系によく出会うが、気のせいでしょうか?

京都河原町駅のホーム構造が、京阪淀屋橋駅と同じ島式1面3線で、切り欠き式の2号線(2番線)はホーム有効長が7両であるのは、興味深いです。京阪淀屋橋の場合、4番ホームまであるが、1番ホームと4番ホームは連続一体化構造であり、縦列停車で捌いています。

阪急京都線とは対照的に、京阪では特急以外の列車で7両編成が増加傾向にあり、一般車8連(主に6000系)は余剰気味のようです。その理由はわかりやすく、京都口の急行通過駅のホーム有効長が7両分しかなく、本線通しの準急が終日運転されるため。利用客の長期減少傾向が止まらないという事情もあるでしょう(その代わり、本線系統では、かつて4・5両の短編成もあった普通を含め、7両以上で統一)。