トロッコ嵯峨駅前(JR嵯峨嵐山駅)に展示されているD51 51号機蒸気機関車が、老朽化により来年1月から解体される予定です。展示は年内のトロッコ運行日のみで、12月29日が見納めとなります。

D51 51号機は1937年製造。東海道・山陽本線などで活躍し、1971年引退。その後、枚方市の「くずはモール」で展示されるが、リニュアル工事により、2004年に現在の嵯峨嵐山に移されました。

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1972~2004年のくずはモールとD51

屋外展示のため風雨の影響を受けやすく、傷みが目立つようになっていたそうです。 

枚方市民にとっても思い出のある車両だけに、このまま解体されてしまうのは残念ですが、引退した鉄道車両の保存・維持には相当な手間と費用(税金)がかかるものです。丹後地方の加悦SL広場が閉園するとのニュースが飛び込んできたばかりであり、車両保存活動の厳しさを理解していただければ幸いです。

嵯峨嵐山のD51、解体へ 屋外展示で老朽化(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/105487