京都市山科区の鏡山循環バスへの住民の取り組みが先日、京都新聞に掲載されました。

もともと、鏡山学区の渋谷街道沿いに京阪バスが走っていたが、1997年地下鉄東西線開通時に廃止。撤退直前当時の該当する路線は【20B】号経路で、大宅(山科営業所前)を起点に、

→蚊ヶ瀬→東野→山階校前→(渋谷街道)→北花山→御陵→国道山科南詰→竹鼻→山階校前→東野→蚊ヶ瀬→大宅

を巡る循環路線でした。当時の山科駅付近(国道山科交差点)の道路事情の都合上、山科駅に立ち寄らないルートとして設定されていたが、これが住民のニーズに合っていなかったようで利用客は減少、廃止に追い込まれました。

しかし、鏡山学区へのバス路線復活への要望は強く、自治連合会が中心となって署名集めに取り組み、復活を要望。その結果、2013年に山科駅を起点とする「鏡山循環バス」が小型車にて運行開始となります。

循環バス運行当初は1日2便で、乗客数は1便当たり平均10名程度だったといいます。しかし、地域の足の確保や高齢者の外出の後押し、CO2排出削減などを謳って、自治連をはじめ地域が一丸となって、住民にバス利用をPR。この地域ぐるみの取り組みが実り、2017年には1日3便に増発、乗客数も2019年9月に1便平均で約27人を記録したとのこと。

地元の小学校でも、昨年夏、総合学習でバスの役割や意義を学び、体験乗車したといいます。その後も、「バスに乗ってもらおう作戦!」を展開し、年末の餅つき大会で手作りのチラシやグッズを配布したり、学習成果を発表されたそうです。こういう継続的かつユニークな取り組みが、利用客増加の効果を上げているものと思われます。

以上の鏡山循環バスの取り組みは、このほど国土交通省の「交通関係環境保全優良事業者等表彰」に受賞しました。

現行の「鏡山循環バス」の運行経路は、

山科駅→外環三条→地蔵寺→今屋敷→岸ノ下町→中道町→北花山→御陵駅→京都薬科大学→五条別→外環三条→山科駅

にて設定されています。


廃止の路線バス復活、住民ぐるみで利用声掛け 平均乗客10人→27人、
小学生にも自治会がPR(京都新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00248683-kyt-l26