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コロナウイルス肺炎災禍によりイベント・観光の自粛ムードが強まる中、一つ朗報のニュースが入りました。

千葉県のいすみ鉄道が、旧国鉄・キハ52形気動車の運行を継続するとのこと。

いすみ鉄道のキハ52形は、2010年までJR西日本の大糸線で活躍。高山本線富山口で2011年まで運用していたキハ28形とともに、2013年いすみ鉄道に譲渡。「昭和のローカル線」をテーマに、これら2両の国鉄型気動車は「観光列車」として、全国各地からファンが訪れる人気車両となっています。

さすがのキハ52形も1965年製の車齢55年で老朽化には勝てず、2020年2月の「車検切れ」を前に、廃車が危ぶまれていました。しかし、存続を求める声も根強く、会社側も集客力のある観光車両としての価値を判断、重要部検査を施し、当面の運行継続を決めたとのこと。検査費用の2000万円は株主の千葉県と関係市町が負担することになったようです。重要部検査は、交換部品の調達など不確定要素はあるものの、早ければ4月中に終わる見通し。無事に完了すれば、キハ28と連結し急行列車として運行再開させる予定です。


千葉のローカル線、旧国鉄「キハ52」気動車の運行継続へ検査 いすみ鉄道(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200304/k00/00m/040/112000c