京都京阪バスのレア路線系統を一つ紹介したいと思います。

【22C】号経路・<久御山団地→近鉄大久保>(日産車体前経由)です。

久御山団地と近鉄大久保を結ぶ路線系統としては、【25】【26】【26B】号経路(栄町・緑ヶ原経由)がメインルートであり、平日20分間隔、土休日40分間隔の運行ダイヤとなっています。

平日ダイヤでは、これとは異なる経路便が片道1本だけ設定されています。それが日産車体前経由の【22C】号経路です。久御山団地の発車時刻は17:22。【22C】の運行経路・停留所は、

久御山団地→久御山団地南→林→日産車体前→緑ヶ原口→近鉄大久保

です。なぜ夕方に1便だけこれが運行されているのかといえば、免許維持の意味合いが濃厚のようですね。

実は、【22C】号経路の前身は、京阪バス(→京阪シティバス)【4】号経路。もともと京阪バス洛南営業所の管轄で、大久保から国道24号線(当時)を北上して京都駅まで乗り入れるという長距離路線(大久保~京都駅間は京都奈良線【2】号経路と同じルート)。1985年12月枚方営業所移管時に京都駅直通は廃止。1996年に洛南営業所へ再移管されたのち、子会社の京阪シティバスの運用に。京阪シティバスは2014年3月31日解散と同時に、京都京阪バス(旧・京阪宇治バス)へ移管。合わせて系統番号も【22C】に変更され、現在に至ります。