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JR北海道の721系近郊型電車。

721系はJR北海道発足の翌年・1988年に登場。

JRとしては最初の3ドア・転換クロスシートでした。JRの3ドア・転換クロスシート車は、翌年以降、JR西日本221系、JR東海311系、JR九州811系が相次いで登場。特にJR西日本の221系は旧来の国鉄型スタイルを打ち破り、私鉄王国関西を席巻するほどのインパクトが強くて斬新な車両デザインが高く評価され、1990年にローレル賞を受賞しました。

JR北海道の721系は、「3ドア・転換クロス」では221系などと共通ですが、客用扉は片開きで、両端の扉は車端部近くに寄っており、酷寒冷地らしく国鉄時代以来の伝統で、扉付近に仕切りが設置されるなどの点で、他社の3ドア近郊型電車と異なります。

JR北海道には国鉄時代に711系近郊型電車が投入されましたが、711系は2扉デッキ付きで急行型車両に準じた構造であり、利用客の増加する札幌近郊区間においては乗降が不便で、都市鉄道にふさわしい車両が求められていました。そこでJR発足から1年後に作られたのが721系。北海道では初めての3ドア車でもありました。

その後も札幌近郊区間では利用客の増加が続き、731系からは3ドア・ロングシートを基本として投入されるようになりました。721系は登場から30年前後経過しており、影が薄くなったように見えます。新千歳空港アクセスの快速「エアポート」でも、現在ではロングシート(自由席)の733系が多く使用されます(指定席車は回転リクライニングのUシート)。

721系にももちろんUシート車が連結されています。