活発化する梅雨前線の停滞で局地的豪雨が続き、九州地方では広範囲で「数十年に一度」の甚大な被害を受けました。また、京都府や岐阜県・長野県などでも河川の増水氾濫やがけ崩れなどが発生、山間部は交通寸断で孤立状態になるなど、全国的に影響が広がっています。コロナ感染との複合災害が心配です。今後少なくとも一週間、日本付近に梅雨前線が停滞する予報なので、気をつけましょう。

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さて、久しぶりに「青春18きっぷ」の旅の回顧録を書いてみようと思います。

2003年夏、九州へ旅行したときのこと。往復とも新幹線と「青春18きっぷ」を併用しました。

往路は、新大阪~広島間は新幹線、広島から先は「青春18きっぷ」で山陽本線の普通列車を乗り継いで関門海峡を渡りました。

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広島までは新幹線 「新幹線の原型」0系は健在だった

広島まで新幹線に乗車した理由の一つは、姫路・相生-岡山間のラッシュを避けるためだったと思います。仮に大阪駅から「青春18きっぷ」だったら、 もっと疲れていたことでしょう。東海道新幹線に比べ山陽新幹線はトンネルが多いです。新大阪~西明石間は六甲山を長いトンネルでぶち抜き、西明石からは海岸寄りのルートなのは面白いですね(もっとも海が見えるのはごくわずかだが)。

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広島駅に停車中の可部線105系
国鉄型車両ばかりだった広島も今は227系ばかり

広島駅あたりで駅弁を買ったかは覚えていません。さっそく広島から115系電車を何本か乗り継ぎます。広島市街地を抜け、宮内串戸あたりからしばらくの間、瀬戸内海と宮島の景色を楽しむことができます。宮島口までは広島電鉄と並行。宮島口といえば名物駅弁「穴子めし」も忘れてはなりません。大竹を過ぎると山口県に入り、岩国で乗り継ぎ。この先、山口県区間が非常に長~いです。

岩国と徳山を山中を短絡するローカル線、岩徳線が分かれます。単線非電化ではあるが山陽本線の旧線であることから、駅やホームなどに本線時代の栄華を伝える遺構が残っているようで、岩徳線を訪ねる価値はありそうです。海岸沿いに現在の山陽本線が敷設されたのは、トンネルや坂道が苦手なSL時代の名残もさることながら、海岸沿いのほうが沿線人口が多いことも理由のようですね。岩国といえば、日本三名橋の一つ、名勝・錦帯橋(きんたいきょう)はぜひ訪れるべきでしょう。

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山陽本線を走る旧・広島色115系

山陽本線は周防半島の海岸沿いを回ります。それゆえ、引き続き車窓から瀬戸内海を楽しめるが、柳井港から柳井・田布施を経て光まで少し内陸側を通ります。そして、この先、海岸に寄ったり離れたりで、特に防府以西は海から離れた内陸部が続くせいか、山口県が長く感じられる「難所」かもしれません。

新山口(旧・小郡)で下関行きに乗り換えました。新山口は山陽新幹線と山口線、そして宇部線が接続する鉄道の要衝です。山口県の県庁所在地(山口市)へは、山口線の気動車に乗り換えます。新山口駅のある旧・小郡町も平成の大合併で山口市に編入されましたが・・・。

山口線といえば、「SLやまぐち号」が1979年から40年以上にわたって復活運転が続いており、ファンや観光客に人気です。最近では戦前型旧型客車を特別に復刻製造したもの(35系4000番台)が投入され、「やまぐち号」はSL時代当時に近い姿に生まれ変わりました。

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山口線のキハ40系 旧・広島色