紀州鉄道(和歌山県御坊市)のキハ600形603号。

キハ603は1960年新潟鐵工所で製造。国鉄キハ10系に準じた車両構造で「バス窓」が特徴だが、前面は悲貫通2枚窓のいわゆる「湘南顔」となっています。

キハ603は大分交通耶馬溪線で活躍していたが、耶馬溪線廃止による余剰で、1975年604号とともに紀州鉄道に譲渡。

603号はその後、2012年まで紀州鉄道で活躍を続けました。末期は老朽化により出番が少なく予備車の扱いだったようです。

キハ603は廃車後、紀伊御坊駅近くの広場で保存されています。車内では弁当屋とたこ焼き屋が営業されているそうで、車内で食事することもできるようです。

下の画像は現役時代の紀州鉄道キハ603号の外観と車内です。

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