大阪メトロ御堂筋線の10系(非10A系)が全廃となりました。

御堂筋線用10系は1979~89年の10年間にわたって26編成を製造。旧来の30系のレイアウトを踏襲するものですが、顔は国鉄201系電車同様の当時流行のブラックフェイス、また第三軌条線初の冷房車として地下鉄での先進的なサービス水準を誇るものでした。制御方式は当時流行の電機子チョッパー制御で、昭和~平成初期の御堂筋線を象徴する車両でした。

その後、御堂筋線の10両編成増強(1996年)に対応して、第1~3編成はばらされて中間車が第4編成以降に組み込まれ、一部余剰車両の廃車が発生。また、新20系などの各線への投入が続き、御堂筋線に乗り入れる北大阪急行も8000系「ポールスター」に更新する中、1号線・御堂筋線の顔である10系の老朽化が目立つようになり、1998年よりリニュアル工事が順次行われます。但し第4編成はリニュアルの対象外で、工事期間中の車両不足を補う「つなぎ役」とされました。また。更新工事を前に、新20系21形の第18編成が追加製造されました(これが新20系最後の編成である)。後期車の第17~26編成にはリニュアルとともにVVVF化工事も施され、制御方式が異なることから10A系という別形式が与えられました(車両番号の変更は無し)。

10系の更新工事完了時(2011年)に、第4編成は廃車。その後、10A系化の対象外となった第16編成以前は、30000系に置き換えられる形で廃車が進み、最後まで残った第13編成も今月、廃車されました。これにより、大阪メトロを走る非VVVF車は堺筋線に直通する阪急3300・5300系のみとなりました。

そして、既に10A系の引退も始まっています。