京阪バス山科営業所管内の路線系統図は、1997年京都市営地下鉄東西線開通前は比較的シンプルで分かりやすいものでした(阪急東向日駅や浜大津・西大津駅にも乗り入れ、さらに京都奈良線も管轄するなど、かなり広範囲の運用だった)。現在の山科・醍醐地区路線路線は、廃止された京都市バス醍醐営業所の路線を引き継いでいることや、京都駅八条口発着稲荷山トンネル経由路線の新設等もあり、非常に複雑で分かりづらくなっています。

山科営業所管内の路線系統を系統番号ごとに大きく分類してみました。

【1桁】   :京阪六地蔵~醍醐・日野地区系統(【3】【8】【直通9】)
【10番台】  :三条京阪~三条通経由(【17】【19】)
【20番台】  :山科駅~醍醐・六地蔵方面(【20】【21】【22】【24】
                      【26】【28】【29】ほか)
        大宅~醍醐地区(【23】【25】ほか)
【40番台】  :山科駅~大津方面(【48】)
【50番台】  :比叡平・比叡山線(【56】【57】ほか)
【70番台】  :将軍塚青龍殿系統(【70】)
【80番台】  :六地蔵・醍醐地区~五条通~四条河原町・烏丸方面
【90番台】  :醍醐BT・大宅~五条通~四条河原町・烏丸方面(烏丸御池経由)
【300番台】  :京都駅八条口~稲荷山TN~山科・醍醐方面(【301】【303】【305】)


1桁系統(1~9)のうち、【8】号経路は六地蔵~日野誕生院系統をそのまま維持。【3】号経路は<京阪六地蔵~小栗栖団地~醍醐バスターミナル>系統として東西線開通後に新設されました。【直通9】<丹波橋駅東口~京都橘大学>は丹波橋駅発着の異色系統で、途中の停留所はJR六地蔵のみです。2018年3月まで、醍醐BTと伏見区中部の竹田駅方面を結ぶ【2】【6】号経路も管轄していたが、洛南営業所に移管。合わせて【6】号経路は龍谷大学前・稲荷大社前経由京都駅八条口まで延伸されました。

10・20番台は東西線開通前の三条六地蔵線・山科六地蔵線を引き継いだものですが、三条通を走るバスは地下鉄東西線と並走することから大幅に削減されてしまい、寂しくなったものです。

40番台はかつての京津国道線(京都駅・四条大宮~浜大津・西大津駅)からの継承。従来大津営業所の管轄だったが、1993年大津車庫移転に合わせ山科営業所に移管。東西線開通後は山科駅以東に短縮される形で残るものの、年月の経過とともに利用客減が加速し、滋賀県への乗り入れはほぼ軒並み撤退。現在【48】号経路が唯一残存、西大津バイパスを走り、辛うじて大津市の藤尾・小金塚まで行きます。

比叡山線の50番台は東西線開通の影響を受けることなく、ほぼそのままの推移です。

東西線開通後に新たに登場したのは80番台。山科・醍醐・六地蔵地区と京都市中心部を五条通(国道1号線)経由で結ぶ路線系統は、市バス醍醐車庫廃止もあって、三条通系統とは対照的に増強される形となりました。系統数が多く経路も複雑で覚えにくいです(さらに五条坂付近では東行きと西行きで経路が異なる)。90番台はその派生であり、四条通2車線化に伴う渋滞回避のため、一部を烏丸御池→御池通→四条河原町経由の循環ルートに変更。

300番台は京都駅八条口を起点に2010年開通の稲荷山TNを通る醍醐急行線として新設。稲荷山TNは当初は阪神高速京都線だったが、2019年より無料化とともに運賃も値下げされています。2013~15年の一時期、観光シーズンを中心に醍醐急行線を京都駅から第二京阪経由香里団地・京阪香里園まで延長運転する便もありました。