奈良交通の中距離高速バス奈良~名古屋系統について。
運行経路・停留所は、
JR奈良駅~近鉄奈良駅~天理(櫟本)~大和高原都祁(針テラス内)~大和高原山添~名鉄バスセンター
で、名阪国道~東名阪経由で運行されます。
名古屋-奈良間の高速バスは2005年愛知万博開催の頃に運行開始したようです。当初、数往復の便が設定されていたが、現在は2往復。名鉄バスと共同運行です。運賃は大人片道2,700円。奈良県内(奈良~大和高原山添間)のみの利用は不可です。
名古屋-奈良間の鉄道ルートは、近鉄特急(大和八木・大和西大寺乗り継ぎ)または新幹線+近鉄(京都乗り換え)が定番ルートですが、いずれにせよ乗り換えがあるのでやや不便と言えます。それをカバーするべく、名古屋-奈良間には2006年までJRの急行【かすが】が関西本線経由で運行されていました。昔は数本設定されていたが、国鉄末期から20年ほどの間、わずか1往復だけが細々と残りました。観光シーズンにはそれなりの利用客はあったようだけど、亀山でJR東海とJR西日本に分かれているという複雑な事情などから廃止されることに。ちょうどそのタイミングに前後して、高速バスが増便されるが、現在は2往復に減っています。
コメント
コメント一覧 (10)
個人的に最も動向を気にしている高速バスは名鉄BC~セントレアの「セントレアリムジン」です。2012年の実験運行から正式路線化、そしてインバウンドを取り込んで増発に増発を重ねていく姿を見守っていただけに、3月の1日4往復化、そして4月の全便運休はやはり衝撃でした……。そして同路線は9月になった今になっても全便運休のままなんですよね……。元々名鉄BC~セントレアのバスは2005年に愛・地球博が終わって真っ先に廃止になった路線でして、それがその後のセントレア行きバス大削減の契機となり、2008年のリーマンショックの頃には名古屋市中心部とセントレアを結ぶバス路線が0本になってしまうという事態にまでなったことを思い出さざるを得ません。だからこそセントレアリムジンの躍進は私自身我がことのように喜んでいたのですが……。このような路線は今後どこまで増えるかな、なんて思っております。
実際には急行「かすが」の通っていた関西本線ルートは最短ルートになります。
それだけに「かすが」の廃止は残念ですね…。
関西本線がローカル線になってしまったことが悔やまれます。
名阪間でも新幹線や近鉄よりも距離が短いです。
大阪~伊賀上野でも関西本線経由が距離が短いですが直通はないので近鉄利用がメインになっていますね。
地図で見るとわかりますが大和八木まで南下しているのでかなり遠回りです。
2011年に利用したことあります。
乗った車両は名鉄バスでしたから三菱ふそうでした。
名鉄バスは名古屋営業所(長久手市の愛知r60沿い。私事ですが2011年当時は長久手市の手前にある名古屋市名東区に住んでいました)、
奈良交通は奈良営業所(大和郡山市の奈良r754沿い)
の担当だったと思います。
ご指摘ありがとうございます。
現在、名古屋・奈良高速線が2往復なのはコロナ感染に伴うものとは気づきませんでした。本来5~6往復が設定されていることから、名古屋~奈良間の需要は決して小さくないことを示唆していると言えますね。
京阪バスも高速線は減便もしくは運休が多いです。京都~三重系統について、京都~津系統は9月から運休、京都~四日市系統は減便です。反面、昨年は好評だった京都高野山線が今年秋も運行される予定で、なんかチグハグな感じもします。
もともと、国鉄時代から関西本線には積極的な投資がされなかったことが悔やまれますね。さらに亀山でJR東海とJR西日本に分割されたことも痛手だと思います。残念ながら急行【かすが】の復活は望み薄でしょう(キハ75系を投入するあたり、廃止を前提にしていたと指摘される)。
鉄道では不便な大阪~伊賀上野間も、比較的近年に高速バスが開通するが、利用客が少ないためか残念ながら減便されました。
名古屋奈良線は奈良県では数少ない昼間の高速バスですね。
奈良県を通過する昼間高速バス(空港リムジンを除く)として西名阪を走る大阪伊賀線もあるが、利用客が思うほどでなかったのか減便されています。
長距離一般路線バスなら日本一長い八木新宮線がありますが・・・。
近鉄は、乗り換え2回は必須。京都周りにしても乗り換え1回は必須。いずれも遠回り。
奈良自体の地盤沈下にもつながりかねないのですが。
高速バスは、連続乗務時間もあり余計にかもしれませんが、バスの運転手不足は、深刻の言葉では片付けられないくらいの危機的状況なんでしょうね。
阪急バスや近鉄バスの路線バスも、あきらかに需要ありそうな路線を含めて淘汰されていってるのが現状です。(最近ははっきり運転手不足を理由にしていますし)
コロナで、詰め込みの運用ができない以上、さらに淘汰が進むかもしれませんね。
近畿では高野山行き高速バスが今年も走るとのことですが、東海でも名古屋~馬籠の高速バスがこの秋も走るようです。
http://www.meitetsu-bus.co.jp/express/magome_tsumago/
確かにちぐはぐな感じもしますが、長距離都市間路線より近距離観光路線の方が需要があるという判断なんですかね。
奈良の宿泊客が少ないのも、京都・大阪から電車で1時間の圏内にあるがゆえなんですよね(奈良県が国鉄・JR特急不毛地帯なのも同じ理由)。そもそも他地方から奈良への観光ルートといえば、京都観光とセット(宿泊も京都)というケースが一般的でしょう。奈良県・市としてはホテル誘致にがんばっておられるそうですが。
名古屋-奈良高速バスも今年いっぱいは2往復のままで経過するでしょう。
奈良交通の天理都祁線も今月、天理市コミュニティバスに転換されるそうです。
名古屋~奈良間を移動しようと思えばマイカーが圧倒的でしょうね。何よりも無料の名阪国道こそ最大の脅威ではないでしょうか。急行【かすが】が細々と1往復だけ残っていたのも、関西本線や奈良県・奈良市に対する面目を保つためとも言われています。
名古屋~馬籠間といえば中央本線のはずですが、最近は高速バスも参入しているみたいですね。