奈良交通の中距離高速バス奈良~名古屋系統について。

運行経路・停留所は、

JR奈良駅~近鉄奈良駅~天理(櫟本)~大和高原都祁(針テラス内)~大和高原山添~名鉄バスセンター

で、名阪国道~東名阪経由で運行されます。

名古屋-奈良間の高速バスは2005年愛知万博開催の頃に運行開始したようです。当初、数往復の便が設定されていたが、現在は2往復。名鉄バスと共同運行です。運賃は大人片道2,700円。奈良県内(奈良~大和高原山添間)のみの利用は不可です。

名古屋-奈良間の鉄道ルートは、近鉄特急(大和八木・大和西大寺乗り継ぎ)または新幹線+近鉄(京都乗り換え)が定番ルートですが、いずれにせよ乗り換えがあるのでやや不便と言えます。それをカバーするべく、名古屋-奈良間には2006年までJRの急行【かすが】が関西本線経由で運行されていました。昔は数本設定されていたが、国鉄末期から20年ほどの間、わずか1往復だけが細々と残りました。観光シーズンにはそれなりの利用客はあったようだけど、亀山でJR東海とJR西日本に分かれているという複雑な事情などから廃止されることに。ちょうどそのタイミングに前後して、高速バスが増便されるが、現在は2往復に減っています。