京阪京津線用800系の旧カラーが来月で見納めになると報道されました。
800系は京都市営地下鉄東西線開通に合わせて登場。東西線開通の代わりに京津線三条-御陵間は廃止。代替措置として浜大津から東西線の三条京阪方面京都市役所前まで乗り入れる運行形態に変わりました(現在は太秦天神川まで延長)。
800系は同時期に投入された京阪線用7200・9000系を一回り小さくしたもので、塗装は琵琶湖をイメージする水色のパステルカラーが配され、新鮮な印象でした。この爽やかなカラーも、京阪線の13000系など一般通勤車の新カラーと同じものに変更中です。
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その前は2週に渡り京阪京津線を訪問、80形や600形を乗ったり、廃止直前だった九条山駅付近を含む京津三条~京阪山科を散策したのを思い出します。
京阪800形は1997年10月12日に京都市役所前~浜大津(現・びわ湖浜大津)で初乗りしています。
800形は16.5m車体、
4両編成なので
1編成あたり66m、
国道161号(現在は滋賀r558一般県道高島大津線へ降格)の併用軌道を走る姿は圧迫感があります。
似たような例として、江の電が江ノ島付近で国道467号旧道(藤沢市道へ移管)を走る区間があります。
以前は名鉄犬山線の犬山橋が愛知/岐阜r27主要県道春日井各務原線(愛岐連絡主要県道では珍しく10番台ではない。犬山橋の前後は旧国道41号)との併用軌道でしたが、
2008年に県道の橋が分離されています。
800系はその独特の塗色が印象的ですね。
恐らく京阪としてはこの車両に大きな期待をしていたと思います。
それが本線と同じ塗装になってしまうのは寂しいと思いますね。
800系は旧塗装の方が良かったと思います。
このように大きな期待を背負って登場した800系ですが
一方で京津線は地下鉄東西線開業に伴い京津三条~御陵間が地下鉄に置き換えられて廃止され地下鉄の運賃が加わって実質的な値上げとなり京阪線との通し運賃もなくなってしまいました。
加えて三条での乗り換えも遠くなりあとJRの利便性向上や京都駅ビルの開業もあって客がJRに流れて京津線の利用客は減ってしまいましたね…。
せっかく気合の入った新車を入れたのに皮肉な話です。
大津市街地の併用軌道を走る800系は圧迫感がありますね。大津祭の行列との併走シーンは大津の秋の風物詩でもありましたが、去年から祭巡行の時間は運休するようになったのは残念です(今年は新型コロナの影響で中止)。
京津線800系は路面電車・登山鉄道・地下鉄の3つの側面を持つ希有のオールマイティな鉄道車両ですね。先頭車は(固定式)クロスシートにして観光客の利用を見込み、さらには地下鉄東西線乗り入れ区間も太秦天神川まで延伸し、嵯峨野・嵐山と大津・びわこの両側の観光需要も見込んだ運行体制を取っているにもかかわらず、割高な運賃も災いしてJRに客は流れ、京津線の利用客離れは進むばかりですね。
いっそのこと、北神急行と同様に、京津線を京都市営化したらどうかと思いました。
6tトラックで併用区間を走るのは気を遣って怖かったが、配送店舗が無くなったので今は走る事は無くなりました。
京津線用ホームがあった時代は、三条-石山寺直通の急行・準急もありましたね。
浜大津もかつては琵琶湖の玄関として賑わっていたと思うが、今では京津線が減便される始末で(去年から大津祭巡行時には運休するぐらい)、昔に比べて活気が失われているように感じます。