小中高12年間のうち、中学3年の頃が私自身にとってある意味、楽しく充実した時と言えるかもしれません。

中学・高校時代を通して、正直「友達」と言える人にはあまり恵まれなかった(というか、もともと「ぼっち」のほうが居心地が良かった)が、中3時代はなぜか人並み程度の「友達づきあい」ができて、充実感はありました。自分の中3時代のクラスは、いろいろあったけど押し並べて楽しかったですね。

1年間の学校行事も、春は修学旅行(信州白馬岳)、秋の体育祭・文化祭、冬のマラソン大会、いずれもなかなか面白かったです。

修学旅行の交通手段はバスだったが、往路の日本海を眺めながらの昼食休憩、親不知~姫川渓谷の絶景が印象的でした。旅館の食事も美味しかったですね。復路は塩尻から中央道経由でした。

秋の体育祭では準備のときをきっかけに、友達づきあいが始まりました。もともと運動会・体育祭は苦手であまり面白くなかったけど(小学校の時は組立体操の練習が嫌で、風邪引いて早退・欠席することさえあった)、中3の体育祭は結構楽しかったですよ。クラスの団結力も強く、当日の天気も運動会日和の秋晴れで、確か応援の部あたりで入賞したものと思います。続いて文化祭もなかなか良い調子でした。コーラスの部でエラーをやらかしたために、惜しくも入賞できなかったことは一つの反省点。

冬のマラソン大会も、中1・2のときは最悪だったけど、中3のときは何とか真ん中ほどのポジションにまで漕ぎ着けることができました。それから、中3では「皆勤賞」が達成できたことも良かっですね(→その皺寄せなのかわからないが、高1の春休み・GWに風邪で寝込んでしまい、自転車で遠出できなかったという「悲しい連休」を迎えることにもなる)。

実を言うと、中3時代の友達関係も、もともと「ぼっち」のほうが好きな私自身には「重荷」でもあり、時々絶交宣言をかましてみたり、中学卒業以降続かず禍根を残したことは、重大な反省点です。そして高校時代、「友達がいない」などと嘆くことも多かったけど、実のところ自分には「ぼっち」のほうが心地良いのでしょう。友達が欲しいと思うんだったら、じっと待っているんじゃなく、基本的に「自分から働きかける」ことでしょう。

「ぼっち」「孤独」が好きな素質なのは良いとして、相手の考えや立場を認め合い尊重することも意識し、付き合い方に工夫の余地はあったはず。特に「断り方」が下手くそで、今から思えば誠に恥ずかしい限りです。掃除の時間、誘惑に乗せられてサボったりすることなどもあったが、「ダメなものはダメ」と断りたいですね。「アカン!(あきまへん!) 内申書の点数に響くこともあるので、サボったら損やで」とでも言えば良かったでしょう。実際、担任の先生に与える心象がそのまま内申書に反映される可能性もありますからね。