京都バス朽木線【10】系統。

京都バス屈指の山岳部長距離路線であり、京都市左京区の出町柳駅前から主に国道367号線(鯖街道)を走り、大原から滋賀県大津市に入り途中を経て花折峠を越え、比良山系と丹波高地の谷間に達し、安曇川の流路に沿って高島市の朽木学校前を結んでいます。京都・滋賀府県境を越境する貴重な路線バスです。

主な停留所は、

出町柳駅前~高野車庫~修学院駅前~宝ヶ池~花園橋~八瀬駅前~(八瀬バイパス)~八瀬大橋~野村別れ~大原~途中~花折峠口~葛川梅の木~細川~朽木栃生~朽木大野~朽木学校前

ですが、一部区間でバイパス・新道を通るため、他の大原方面系統に比べて停留所は少なめです。

運行ダイヤは

3月16日~12月15日の土曜・休日 および 8月14・15・16日のみ

1往復の運行です(出町柳駅前07:45発、朽木学校前09:30発)。

途中~細川間は堅田駅からの江若交通【50】【51】系統との共用区間です。当区間で堅田駅行きの江若バスに乗り換えることも可能ですが、本数は少ないので注意。この【50】【51】系統は2021年春に廃止されるようです。

終点・朽木学校前から江若交通安曇川駅行き【220】系統への乗り継ぎも可能です(1~2時間ごとに1本)。朽木学校前にはくつき温泉や朽木朝市・道の駅「くつき新本陣」などがあります。

ここから国道367号線を北へ数キロ、徒歩で今津町の「近江追分」バス停まで赴き、西日本JRバス若江線(近江今津駅~小浜)に乗り継ぐことで、京都~小浜間の鯖街道を通すこともやろうと思えばできます。かつては江若交通と共同運行で江若便は安曇川駅から出ていたそうですが・・・。