JR発足初期まで設定されていた大阪発岡山行き普通電車(大阪~西明石間快速)。

夕方の17~18時台に大阪駅を発車するというもので、国鉄末期は下り片道1本のみの運行でした。使用車両は113系で、1980年10月ダイヤ改正までグリーン車(サロ)連結でした。

東海道・山陽本線普通(快速)列車のダイヤは、少なくとも山陽新幹線開通後、基本的に姫路付近で系統分割されており、一昔前まで姫路以東(米原・京都・大阪方面)は113系、以西(岡山・広島方面)は115系がそれぞれ受け持ってきました。姫路以西では1978年ごろまで旧型国電80系が残っていましたね。

ただ、京阪神地区で運用されるサロ込み113系は、宇野線(岡山-宇野間)の快速電車と共通運用のため、岡山へ送り込む必要があったのです。大阪~岡山間直通の普通電車はその回送を兼ねたもので、1往復設定されていました。

瀬戸大橋未開通当時、宇野線および宇高航路は本州と四国を連絡する重要幹線であり、山陽新幹線のリレー列車としてグリーン車連結の快速電車を頻発していました。今でいえば岡山-高松間の快速【マリンライナー】に相当する列車ですね。

宇野線快速は1978年10月ダイヤ改正以降、サロ連結を廃止、岡山電車区所属の115系で運用されるようになります。

京阪神地区の113系は、新快速用117系登場などもあって、1980年10月改正でサロは外され、首都圏へ転属。サロ無し後の基本編成は7両(付属編成4両連結で11両)という半端な奇数の両数でした。その後も、なぜか大阪発岡山行きの下りだけが残りましたが、JR発足1周年の1988年ダイヤ改正で廃止されたようです。同地区の113系は、東は岐阜県の大垣まで乗り入れ、「大垣夜行」こと【ムーンライトながら】に接続していましたね(→後輩の221・223・225系に継承されるが、2016年廃止)。

岡山方面からの普通電車(115系)も、明石電車区で1泊するため、姫路を跨いで西明石発着の便が1往復設定されていました。