阪急バス吹田摂津線・柱本線(柱本営業所管内)のダイヤ改定が2021年3月29日(月)実施予定です。

例によって減便中心の変更内容ですが、合わせて複数の停留所名改称も行われます。

摂津市、高槻市域(吹田摂津線、柱本線)の運行内容の変更について(阪急バス)
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/210318s.pdf


さっそく、この改定で廃止(運行区間短縮)予定の【141】系統・<阪急茨木東口~鳥飼八防>について紹介したいと思います。

運行経路・主な停留所は、

阪急茨木東口~茨木団地前~大同町~二階堂~目垣~西面大橋~三島江~三島江東口~柱本団地 / 柱本営業所前~上鳥飼~鳥飼五久→鳥飼下三丁目→鳥飼西五丁目→鐘化前→鳥飼八防→鳥飼五久~(復路)~阪急茨木東口

【141】系統は阪急茨木東口~柱本営業所前・柱本団地間の運行が基本的。しかし、土休日に1本だけ、高槻市の柱本地区から大阪府道16号線を大阪方面に向かって摂津市鳥飼地区を回るユニークな便が設定されています(阪急茨木東口15:43発)。そのルートも面白く、鳥飼五久~鳥飼下三丁目~鐘化前間は府道から外れ、同区間を通る阪急バスは当【141】系統1本のみです。

阪急茨木東口~柱本団地間は以前近鉄バスと共同運行であり、今もなお近鉄バスのバス停ポールが一部残っているようです。「二階堂」「目垣」は京阪バス寝屋川茨木線(【12】号経路)にも同じ名称のバス停があり、寝屋川茨木線のルートとの交点にあたります。柱本地区には阪急摂津市駅・JR千里丘行き(【33】【35】系統)、および高槻市営バス(阪急・JR高槻駅南行き)が発着。柱本営業所は高槻市域では数少ない阪急バスの運行拠点となっています。

【141】系統としては、今度の改定で柱本地区より先の区間が廃止されます。この先、大阪府道16号を南西(大阪方面)に下り、「上鳥飼」付近で寝屋川市と摂津・茨木を結ぶ大阪府道19号(淀川新橋)と交差(京阪バス寝屋川茨木線のルートと再び交差)。摂津市内に入り、やがて府道から外れて淀川寄りの道路に流れ、鳥飼下・鳥飼西地区を巡回(鳥飼五久~鳥飼下三丁目~鐘化前)。この区間には近鉄バス【21】番(JR茨木・阪急茨木市駅~南摂津駅)が毎時1本程度乗り入れています。【141】系統廃止後、同区間は近鉄バスの単独運行となります。

本改定で【144】系統<柱本団地→阪急茨木東口>(西面大橋(府道)経由)も廃止。

改定に合わせ、「阪急茨木東口」は「阪急茨木市駅(東口)」に改称されます。京阪バス(枚方茨木線)にも茨木市駅から少し離れたところ(昔、「Dランド」=ダイエーのあったところ)に同名称のおりば専用がありましたが、「中津町北」に改称されました。