JR西日本のレア列車を一つ紹介したいと思います。

平日1日1往復だけ運転される区間快速【西明石-奈良】(4754C~5854C)&(5733C~4533C)。 

運転経路は

JR神戸線(山陽・東海道本線)~JR東西線~学研都市線(片町線)~大和路線(関西本線)

で、

西明石21:01発→奈良23:41着
奈良05:39発→西明石08:15着


この列車の面白い見どころは、

○学研都市線松井山手・木津経由
○JR神戸線内は普通電車として運転
○神戸三宮(三ノ宮)と奈良を結ぶJR唯一の定期列車


でしょう。

兵庫県と奈良県を結ぶJRの列車といえば、2019年おおさか東線新大阪開通前に運転されていた直通快速・【尼崎-奈良】(JR東西線・学研都市線・おおさか東線久宝寺・大和路線経由)を連想されることでしょう。この直通快速が設定される以前から、JR東西線~学研都市線(松井山手・木津)経由の奈良発着列車が早朝・深夜に都合2往復設定されています。兵庫県側の発着駅(宝塚・新三田・西明石・加古川・・・)は数年のダイヤ改正ごとに変わっているようですが。

今回紹介する区間快速は、そのうちの1往復。

列車種別は「区間快速」ですがJR神戸線内は各駅停車、いわゆる「C電」の仲間です。運用車両は207・321系(網干総合車両所明石支所所属)。上り奈良行きの前運用は普通【京都→西明石】というのも興味深いです。207・321系はおおさか東線経由の直通快速【新大阪-奈良】にも使用され、したがって奈良には学研都市線木津経由とおおさか東線久宝寺経由の2ルートで乗り入れることになります。いずれのルートも吹田総合車両所奈良支所で1泊するが、編成の向きが逆になるため当日と翌日の両者間の運用は切り離されています。

神戸三宮と奈良を結ぶ列車といえば、阪神・近鉄相互乗り入れの快速急行が終日運転されるが、JRもこの区間快速1往復だけが地味に設定されています。この区間快速は学研都市線の京田辺-祝園間にて近鉄京都線と並走します。

神戸と奈良を結ぶJRの列車としては、かつて臨時「ホリデー号」(JR神戸線・京都線・奈良線経由)が運転されていた時期もあり、最長で桜井線の桜井まで足を伸ばしていました。