20080907450

JR東日本長野車両センター(長ナノ)115系(廃車)の運用範囲は地味に広いと改めて感じました。

115系の後継として現在運行中の211系も含め、JR東日本長野支社所属の車内掲示用路線案内図がその全てを物語っており、

中央東線(立川~塩尻)
小海線(小淵沢~小諸)
北陸新幹線(前橋~糸魚川)
篠ノ井線(塩尻~篠ノ井
大糸線(松本~南小谷~糸魚川)
しなの鉄道(軽井沢~篠ノ井、豊野~妙高高原)
えちごトキメキ鉄道(妙高高原~直江津~糸魚川)
飯山線(豊野~越後川口)
飯田線(岡谷~飯田)
中央西線(塩尻~中津川)


の各駅が表記されているはずで、JR東日本のほかJR東海(中央西線・飯田線)、JR西日本(大糸線南小谷-糸魚川間)、しなの鉄道、えちごトキメキ鉄道までご丁寧に掲載しているとは壮観ものですね。都道府県では東京・神奈川・山梨・群馬・長野・岐阜・新潟の7つに及び、他ではなかなか見ることのないものと思われます。東京近郊区間(新宿~立川~松本間ほか)とキハ120の走るJR西日本の非電化路線が1枚の路線図に描かれているのも、興味深いですね。

長野支社115系の方向幕には、新宿・立川・八王子・前橋・飯田・天竜峡・中津川・妙高高原・直江津、そして旧・北陸本線(→えちごトキメキ鉄道)の能生までが入っていました。廃止された信越本線横川-軽井沢間を含め、東京都内の駅名から岐阜県のJR東海、さらにJR西日本北陸エリアの駅名までが含まれ、運用範囲がいかに広いのかを実感させます(そもそも長野県自体、南北に長く面積の大きい全国屈指の県)。

中央東線・篠ノ井線(塩尻~松本間)には、長野支社(長野色)のほか、八王子支社所属の山スカ色115系も走っていました。 かつて新宿発の夜行普通列車にもこの山スカ色115系が使用され、八ヶ岳・駒ヶ岳や上高地などへの登山客が多いことから「山男列車」して親しまれていました。

長野(信州)エリアには、このほかJR東海静岡区の湘南色115系が飯田線から快速【みすず】として、中央東線・篠ノ井線経由ではるばる長野駅まで乗り入れていました。国鉄時代の信州では、湘南色115系もごくありふれた存在だったが、JR東日本車が長野色に塗装変更したため、希少な存在になってしまいました。